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有給の天使(堕)  作者: 白告 枢
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有給の天使(堕)



モブA「突然ですが、私地味に困ってるんですよ」

モブD「奇遇だな。俺も最近困ってるんだ」

モブA「いや、私が困ってる原因のほとんどは貴方だからね?」

モブD「そんなこと言われたら、俺の困ってる原因だって、お前の小言だからな」

モブA「小言なんて言ってないですー」

モブD「自覚ないとか怖いわー」

モブA「何自分のことを棚に上げて話してるんですか!」

モブD「いや、棚に上げて話したつもりないですしおすし」

モブA「お寿司は関係ないでしょ!」

モブD「そう言う意味じゃねぇよ!」


モブD「ところで、お前の困りごとって詳しいところなんだよ?」

モブA「貴方が日本語を正しく使ってくれないって言うのが一番ですね」

モブD「あーはいはい。そう言うのいいから、他のいこ他の!」

モブA「他のでしたら、貴方がちゃんと話を聞いてくれなかったり、食べ方が悪かったり…etc」

モブD「俺ばっかりじゃん!」

モブA「そうですね」

モブD「なんなの?俺のこと好きなの?」

モブA「好きですよ?」

モブD「・・・いや、なしでしょ」

モブA「なしですか」

モブD「そもそも、俺たち男じゃん?」

モブA「私は女ですよ?」

モブD「え…まじで?」

モブA「まじです」

モブD「初知りだわー、ナイワー、引くわー!」

モブA「酷くないですか?」

モブD「酷くねぇし…」

モブA「泣きますよ?」

モブD「勝手に泣いてろ」

モブA「えーん、えーん」

モブD「それは泣き真似だろ!」

モブA「バレました?」

モブD「バレるわ!下手か!」

モブA「じゃあもういいです」

モブD「飽きたのか?」

モブA「えぇ、飽きました」


モブA「暇です」

モブD「おぉ、そうか」

モブA「何か面白いことしてください」

モブD「は?」

モブA「何か面白いことしてください」

モブD「やだよ」

モブA「何か面白いこtーー

モブD「あーわかった!やるから!」

モブA「楽しみです」

モブD「ここに"りんご"と"ペン"と"パイナップル"があるじゃろ?」

モブA「そのネタはダメです」

モブD「大丈夫。金ピカの衣装着てグラサンもかけるから♪」

モブA「完全にパクりじゃないですか!」

モブD「だめなの?」

モブA「だめな上に私はそのネタは嫌いです」

モブD「めんどいな、お前」

モブA「私の好みの問題です」

モブD「だいたい、なんで暇なの?」

モブA「働きすぎだと言われたので、上司から強制休暇を言い渡されました」

モブD「へー、そんなことあるんだ」

モブA「バランスが大事なので無闇矢鱈に働くと減給になります」

モブD「うへぇ…つまんない仕事だな」

モブA「なので、たまたま見つけた貴方とこうやって時間をつぶしています」

モブD「俺は暇つぶしの相手ですかそうですか」

モブA「何か問題でも?」

モブD「大いにあるね!」

モブA「例えば?」

モブD「俺がかわいそう」

モブA「却下」

モブD「ひどす!」

モブA「そんなことより、だいぶ日が落ちて着ましたね」

モブD「そんなこと!?今そんなことって言った!?」

モブA「私はそろそろ家に帰ります」

モブD「そっか。気をつけてな」

モブA「………あの」

モブD「どした?」

モブA「また、ここに来てもいいですか?」

モブD「俺のことが怖くないなら来たらいいさ」

モブA「やっぱり、悪魔だったんですね」

モブD「そう言うお前は天使だろ?」

モブA「正解です」

モブD「クイズかよ…」

モブA「正解した貴方には、また私と会う権利をあげましょう」

モブD「あぁそうかい。じゃあありがたくもらっとくよ」

モブA「そうですか。よかった…」

モブD「何がよかったんだ?」

モブA「なんでもありませんよ♪」

モブD「変なやつ」

モブA「では、またいつか」

モブD「おう」



モブD「………あれから、そろそろ一年になるのか」

モブD「まぁ、期待しちゃいなかったけどな」

モブA「一年ではなく、一週間ですよ」

モブD「…っ!!」

モブA「いやー、お待たせしました」

モブD「…抱きつくな。暑い」

モブA「おや、照れてるんですか?」

モブD「て、照れてないし…」

モブA「……ごめんなさい。寂しい思いをさせて」

モブD「……べ、別に…」

モブA「でも、もう大丈夫です」

モブD「何が?」

モブA「こんなに貴方に触れていたせいで、私は堕天してしまいました(棒)」

モブA「なので、ちゃんと責任取ってくださいよね?」

モブD「……ばか」




END

お久しぶりの白告です。

今回、このような話を最後まで閲覧いただきまして、誠にありがとうございます。

同時掲載の番外編も合わせてお読みください

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