Ep.33 浪藤吉藤吉浪連続殺害事件対策本部
藤吉浪と加奈子…
↓ふたりが逢い引きを行った深夜から遡る…
夕刻…
↓長い脚…
スタスタスタ…
↓ピンポ~ン…
「うん!はやったんだよねっ!!」
↑勾玉 眼多流↓
「これは随分と立派な洋館ではありませんか…」
↑うんっ
「ボクの家の別荘だからねっ、ボクの本家は狭いマンションなんだよっ!!」
↑それはそれは…
「凄い矛盾ですね~」←眼多流
↑そうなんだよねっ!!
「独り占めしちゃってるんだよねっ!!」
↑勾玉↓
「まあ…ウルサイ妹たちは毎日のように来てるんだけど……」
↑そうでしたか…
「それにしても…」
「荘厳な内装ですね~、言葉を失いそうです……」
↑眼多流 勾玉↓
「これはねっ、特別な情景の再現なんだよっ!!つまり…」
↓藤吉浪クンと加奈子さんとの三人で集まった、夢の部屋の情景なんだよねっ!!
「再現度パーフェクトに近いんだからっ!!」
↑サスガは勾玉さん…←眼多流↓
「アナタには美術では敵いませんよ…」
↑嬉しいんだよねっ!←勾玉」↓
「なんといっても恐れ多くも眼多流クンに勝っちゃうなんて…」
↑いえいえ、勝ち目がありません
「素晴らしい…」
↓部屋の奥まで到達
トライアングル……
「トライアングルですか…?勾玉さん」←眼多流
↑そうなんだよねっ←勾玉↓
「これぞ、ボクたちの絆だよっ!!眼多流クン、キミも第二のトライアングルで使うことになるからねっ!!ただし、ここは魔境だから、気をつけないとねっ!!」
↑何だか凄そうですね勾玉さん…
眼多流
↑そして… ↓勾玉
「この隣りがリビングなんだけど…」
↓ガチャ
「お~う……」←眼多流
↓広いリビングは仕切られて、その奥には緊急対策ルームが設置されていた
↓つまり…
「浪藤吉藤吉浪連続殺害事件対策本部だよねっ!!」←勾玉
↑
パソコンが増設されて三台、そしてテレビ、ラジオ、本棚、デスクなど資料には事欠かない…
↑これに…←勾玉↓
「キミの技術が加味されれば鬼に金棒だよねっ!!」
↓眼多流っち!←勾玉↑
「その呼び名は勘弁!」←眼多流
↑さてと…
「眼多流クン、やっちゃうんだよねっ!!」
↑ええ…
「私達にとってかけがえのない藤吉浪さんを守ります。勾玉さん…私とアナタは重要な役割を担いますね、密な協力を頼みます!そして…」
↓
「こんなに素晴らしい部屋を用意していただき、ありがとうございます…」
↓これは泊まり込みになりそうな気配だ……
↑眼多流クン! ←勾玉↓
「ベッドも用意済みだからねっ!!」
↓勾玉は別の部屋へ…
眼多流は早速仕事に掛かる……
↑
TV映像に異常はなかった…
↓・・・・・・
明け方に近い深夜…
↑オカシイ…←眼多流
「もう予告文が出ていてもおかしくはないというのに…」
↓第一の犯行は今日…
「!」
緊急ニュースです。今日深夜4時○○分頃、○○県○○市…
↑始まった…
尚、犯人は、全国の浪藤吉藤吉浪さんへ向けての予告文を残しております…
↑遂に…
「勾玉さん!遂に発表がありました」
↓ベッドに眠る勾玉…
「!」
↓むにゃむにゃ…
「本当かい?眼多流クン…」→眠いけどねっ!!
↑勾玉 眼多流↓
「ええ…遂に…」→メラメラ…
↓やるしかありませんよ勾玉さん…
「追跡!」
↑サスガは眼多流クン!体力も半端ないよねっ!!
「目覚ましに水をついで来るからねッ!!」
↓
遂に第一の事件が始まった……




