工事現場ってやっぱりDQN
普段は仕事については面白おかしく書くように努めているのですが、今日は腹に据えかねる出来事があったので書き散らかしました。
今日の昼間にすごーく嫌な思いをしてきて、眠剤を飲んでも眠れないし、ことの顛末から10時間たっても腹の虫がどうにも収まらないからこちらに書き散らかすことにした。
お客様と上司。
自分のほうで提出書類にミスというか書類の不備があった。しかも2か月も前。
仕事を放置するなんてもってのほかだから途中途中でその副所長様と連絡を取り合ってどうにか形にしようかと頑張っていた。
けど、相手が聞く耳を持たない状態だからどのような書類を用意してどういう体裁で提出するのかの説明もないし、こちらがそれに関するを質問してもまともな答えが返ってこない。感情的に
「早く出せ、いつ出すんだ、早くしてくれないと困るんだよ」
そんなことばかり言われて具体的な指示が何一つ出てこない。それじゃいろいろ工夫して仕事を進めようってのがモットーの俺だって身動き取れないよ。
正直、自分では話にならないと思ったので上司にその旨を伝えてその件を処理するようにお願いした。
「自分では相手にしてくれないし、まともな打ち合わせも話もできないから部長、お願いします」
と。 上司に話をしたからには決着がつくまでフォローしてもらえるものだとばかり思っていた。
そんな現場に、ここ1週間で残工事に入ろうかという話になって、自分が担当する流れになった。
言っておくが、自分は役所発注の工事の現場代理人(現場責任者)を務めていて、いよいよ完成段階だから図面も引かなくちゃいけないし面倒な書類だってたくさん作らなくちゃいけない。現場の写真だって見栄えよく整理して役所の完成検査に備えなくちゃいけない。
だからそんな別工事を担当する余裕なんてない。その上、現場は土木技術者が不足していて元請けの職員が張り付いて面倒を見てもらえる状況じゃなく、自分が現場に常駐して元請けから概略図をもらって俺は現地を調査しながら元請け職員と詳細部を詰めながら図面を書いて現場を作っていかなきゃならないっていう、半分監督をやる状況になるなということは前段階の打ち合わせで図面を見せてもらったときからわかっていた。ちらっと眼を通しただけの図面に改良すべき個所がいくつも見つかるんだもの。
注文する材料の数量を確定しようにも細かい部分の使用や配置が決まっていないのだ。雨水を流す配管の深さも決まっていない。仕上がり地盤の細かい高さも決まっていない。
それらを元請けではなく下請けの自分が図面と現場を見て精査して詳細案を作っていかなくちゃいけない。
しかも現場で一緒に仕事をする作業員は一緒の現場で仕事を進めたことがない。お互いに実力が未知数だ。それは元請けにとっても同じこと。
初めて一緒に仕事をする下請けの社員が書類一つ満足に出せない、さらにそいつ(俺)が連れてくる作業員の実力も未知数。信用して工事を任せようっていうほうが無理だろ。だから何度も聞かれた。
「本当にお前が工事を終わらせることができるの?」
正直なところ
「今の状況ではできません。私には現在抱えている仕事の都合もあって不可能だと思われます。あなた方からの信用・信頼がマイナスからスタートする以上、私には挽回する実力も能力もございません」
とよっぽど言ってやりたかったけど、きょうは喧嘩しに行ったわけじゃない。俺は土木だけど今回は建築担当の常務も一緒についてきてくれたしな。
そもそも、元請けの副所長は言葉こそ感情的なものが多分に含まれているけど、言っている内容は間違っていない。だからもう謝るしかない。
「返す言葉もございません」
「その件に関しては申し訳ありませんでした」
「はい」
「そうですね」
これらの言葉は自分がミスを犯したとき、あるいは自分の部下や協力業者の作業員がへまをしたときならばしょうがない。自分はある程度の責任者なんだ。どうせ安い頭だ、下のミスに関してはいくらでも謝ろうって気概は持っている。
だけど、
「上司の不手際とはいえ申し訳ありませんでした」
この言葉も言って謝ったけど、どうにも納得がいかない。
上司ってのは部下のフォローをしたり部下の不始末を謝罪するものなんじゃないのか?
なんで俺が上司のことでお客様に謝罪しなきゃならないんだ?
おまけに、現場の状況を確認するために現場内を調査していたら自社の職人にも
「ふざけた段取りしてげんばをこんらんさせてんじゃねーぞ、ふざけてんのかテメー」
なんて文句を言われる始末。
最初の測量だけという話で現場に行ったのに、材料・人間の段取りの不始末など都合が悪いことは全部俺にかぶさっている。理不尽極まりない。正直その職人のこと殺してやろうかと思ったぐらいだったけど、現場で職人をケンカを始めても仕事が止まるだけだから我慢して黙って言われるままにしておいた。
だいたい、そんな感じで乗り込む準備もできていない状況で人間と銃器だけ預けられて工事なんかできるわけねーだろ!
そんな状況で現場に入ったって
「お前ら何しに来たんだ」
「俺たち何しに来たんだろう」
「邪魔しに来てるんじゃねーよ」
ってなるのは火を見るよりも明らかだ。
俺はスーパーマンじゃない。役所の仕事っていうのは書類・図面は自分で作成して役所に提出するものだ。上司は
「現場に常駐して役所の書類をやっていたらいいだろう」
なんてことを簡単に言ってくれるが、元請けがそんなことを許してくれるわけはないだろうし他の職種で現場に入って汗をかいて大変な思いをしながら仕事をしている会社の仲間の目もある。
「あいつは現場に来てパソコンばかりいじって遊んでいる。何しに来たんだ」
と。
図面といったって大量生産している工業製品の図面じゃない。現場ごとにいろいろと違うからワンオフのオーダーメイドだ。現場ごとにほかの資料と齟齬がないかよくチェックして会社として恥ずかしくないものを提出しなくちゃいけない。
先にも書いた通り自分はスーパーマンじゃないから膨大かつ緻密な役所工事の竣工書類を作成しながら別の現場の測量をして現地に即した図面を書きながら現場の采配をとるなんて、無理。どっちかひとつで一人の人間のキャパをオーバーしかねないぐらいの仕事なんだ。
それを実際に働く人の都合もろくに聞かないで元請けに言われるまま安請け合いして、とばっちりは全部俺かい。ふざけんな。
こんな思いをすると
「やっぱり建設はクソだ」
とおもったりするけど、まだ辞めない。一定数のクソどもはいるけど、自分の頑張りを認めてくれる上層部はまだいるからね。もう少しだけ頑張ってみるよ。
工事現場はやっぱりDQN。だけど、今回の文章を読み返してみると、言葉遣いとか自分もDQNなんだなーってつくづく思うわ。現場以外の場所では大きな声を出したり汚い言葉を使わないように気を付けないと…。
この話を読んで
「あの現場のあいつのことかなあ」
と思ったら感想ではなくメッセージで教えてください。改変するか削除するか検討します。




