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呼び捨て!?いやだ!!



あの後、桜音はずっと私の周りをうろちょろしていた。それにムカついて怒ったけど。


でも何でだろ…楽しかった。久しぶりにあんな喚いた。




それからというもの、私はあの場所に行って本を読んだ。自販機で必ず紅茶を買って。


あいつもいた。毎回、話しかけてくる。最初は鬱陶しくて無視してたけど、いつの間にかついつい返事をしてしまっていた。



蒼波「なぁなぁ。体育祭、何出んの?」


体育祭の前日。桜音は聞いてきた。



私は一昨日のHRで皆が騒いで決めていたのを思い出した。私は運動が苦手だから、もちろん団席で見学。



星愛「関係ないでしょ。あんたには。」


そう素っ気なく返すと桜音はほっぺを膨らませて


蒼波「すぐそんな風に言うんだぁ〜。どーせなんにも出ないんだろ?俺、借り物競争と100m走に出るから応援してな?」


と言った。私は、はぁ…とため息をついた。



星愛「確かに出ないけど…誰があんたの応援なんか…。しかも、ほっぺを膨らませても、あんた可愛くないから。」


ちぇっと舌打ちした桜音は草むらに寝転んで私の顔を見た。少し悩んでから、悪戯っこの顔をした。


この顔はいつも何かをやらかす顔だ。この前は本を取られ、読んでないページを朗読された。


桜音はふふん..と鼻で笑って私を見た。



蒼波「100m走で俺が1位だったら俺のこと蒼波って呼べよな。星愛。」



星愛「はぁ!!????あんた、何言ってんの!!!だぁぁれぇぇぇが、あんたなんかの名前を呼ぶかぁぁ!!しかも、名前を呼ぶなぁぁ!!!」






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