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夕暮れひと景

作者: 黒楓

夕暮れ迫るビルの窓から

外を眺めている


遠くに見える山の中腹に鉄塔があって

赤い光が明滅する


ほんのさっきまでは

緑が削り取られた山肌を

あんなにも陽射しが目立たせていたのに

今は影の中


山間から伸びて来る道路に目をやれば


車の行き交いがせわしなく


気の早いヘッドライトも

増えてくる


その高架下を

右から走って来た電車が


スーッと速度を落としてひと息ついたので


駅はきっと

左の隅のビルの谷間に隠れているのだろう


ああ景色が……

少しずつ明度を落としていく


程無く

この窓も宵闇に染まるのだろう


そしたら窓は

鏡となるのだから


我が身が映し出される前に

逃げ出そう


ハハハ


みっともなく


窓の外へ


この身を晒していたくせにね

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― 新着の感想 ―
我が身が映し出される前に…… それ、痛いほどわかる気がします。読んでいて、自身が詩の世界へ迷い込み、客観的ではいられなくなる素晴らしい表現だと思います。
 喧騒の日中から陽の光が失われて行く刹那の時を  まるで死に行く太陽を惜しむように  色彩を滲ませる夕暮れ  ちょっとメランコリックになっちゃいますよね。  闇に溶けた窓ガラスに近付くと見えて来るのは…
うわっ! こういう詩、私も書いてみたいなーって思いました。 五輪真弓さんの「落日のテーマ」がピッタリと当てはまる感じで良いですね! 私、メッチャ夕日好きなので、この曲も大好きですし、この詩も大好きです…
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