つばつきのぼうし
掲載日:2025/07/16
帽子あんまりかぶりません。
ぼくは つばつきのぼうしをかぶるのが好き
キャップでもハットでも どっちだっていい
つばつきのぼうしをかぶったときだけ
ぼくにもちょっとした のきしたができるからだ
だって こんなぼくよりも
さらに ささいで たあいないものたちに
日陰や雨やどりの場所を
どうぞってしてやれるじゃないか
ふだんは意識してないし忘れがちだけど ぼくたちは
もっと でっかくて たいしたものたちの のきしたに
日陰や雨やどりの場所をもらってる
ぼくみたいな
ほんの ささいで たあいないものは
もっと でっかくて たいしたものたちみたいに
屋根をはったり 傘をさしたりまでは
してあげられないけど
ぼくよりも
さらに ささいで たあいないものたちのために
せめて ちいさな日陰や雨やどりの場所なら
なんとかつくってやれるみたいなんだ
そうゆうわけで
ぼくは つばつきのぼうしをかぶるのが好き
あっちで見かけた 髪型がすてきで
ぼうしなんかかぶってない おねえさんが
とがったハイヒールをはいて歩いてるのも
つまさきとかかとのすきまをあけて
のきしたをつくってるんじゃないのかな?
そう思うと なんか くすってする
そもそも、豹柄のテンガロンをひとつしかもってない。




