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私を寝取ってください!! ~衝撃の一言から始まるほのぼのラブコメ(?)~  作者: コケのこけし(またの名を偉大なる点P)
三谷君視点
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間話 居酒屋でのその後…

さて、本来はこのあと智咲視点が始まる予定なのですがまだ時間がかかるので

こちらを代わりに書いたのでぜひ読んでいってください

・賢人視点

勇人からのおめでたい報告が終わったあと、そのお祝いの席ということもあり少人数ながら盛り上がりを見せていた。

牧野先輩はだいぶ酔が回ったようで先程から四条先輩をポコポコと殴っている。

まぁ、四条先輩は嫌がってないからいいとする。

さて、勇人の方へ視点を向ける。勇人はいま立派な酔っ払いとなった小谷先輩にネチネチといろいろ根掘り葉掘り聞かれている。

それを四条先輩はしずかーに、穏やかな目で見ているが表情では隠せないほどに怖い雰囲気を漂わせている。

ここで一つとあることに気付いた。

勇人が座っていた席の前にはかなりの空いたジョッキやらグラスがあった。

そういえばあいつ、雰囲気にまけてかなりの量のんでたんだっけ...。

…いいことを思いついた。

思い立ったたら即行動の俺のモットーに従い、先程から小谷先輩の方を見てる岡里先輩に近づく。


「岡里先輩、少しいいですか?」


「はい、どうしましたか?山崎君」


いつもよりも力強く覇気のある声で返事をしてきて思わず怖気づいてしまった。


「あのですね、実は勇人なのですがもうそろそろ酒の限界が来て酔っ払うんですよ」


「たしかに先程からかなりの量を飲んでいましたからね。で、酔っ払うとなにかあるんですか?」


ヒェ、顔が、笑っていない。たしかに微笑んではいるのだが笑っていないように見える。

勇人、お前よくこの気配に気づかないでいるな...。


「実はですね、勇人は酔うと」


「酔うと?」


「めっちゃ甘えん坊になって本心をべらべら喋るんですよね」


「ほー、それで」


「それ、見たくないですか…?」



・智咲視点


先程から美優が勇人くんに対して色々と絡んでいますが、でも美優は私の親友の一人ですし心配する必要はありま、美優?その手はなんですか?

てか勇人くんもなんで拒否しないんですか?

あなた、私というものがいながらそんなことするんですか。

へー、手触っちゃうんですか。へー。

婚約者が目の前にいるのにそんなことするんですか。

そう思いながら勇人くんと美優の方を見ていると山崎君が一つ提案をしてきた。


「実はですね、勇人は酔うと」


「酔うと?」



「めっちゃ甘えん坊になって本心をべらべら喋るんですよね」


「ほー、それで」


「それ、見たくないですか…?」


…。どうしよう。すごく見たい。めちゃくちゃ甘えてほしい。

でも無理やり飲ませるのは…。

その時私の心の中に悪魔が現れた。

『おい、智咲。お前勇人の甘えん坊さんな姿みたいんだろ?たまには自分の欲望に忠実になれよ』

悪魔さん、わかりました!たまには自分の欲望に忠実になります!

『だめよ智咲!』

その時私の心の中に天使が現れた。

『だめよ智咲!無理やりお酒を飲まさせて相手を弱らせるのは最低な行為よ』

天使さん、やっぱりダメですよね…。わかりました。諦めます…。

『おい、このタイミングを逃したら二度と見れないかもしれないぞ。お前らも知っての通り勇人はいつも量を気にしながら酒を飲んでいるめちゃくちゃガードが硬すぎるやつだ』

『で、でも無理やり飲ませるのは…』

『でもな、将来の妻として酔っ払った時夫はどうなるかしっておいたほうがいいんじゃないか?』

おいおい、なんか悪魔が天使を説得仕出したんですけど!?

『そ、そうだけども…』

『天使、お前も本当は見たいんだろ…?甘えん坊になった勇人の姿をよ!』

『ええ、そうよ!私も見たいわ!』

え、天使が裏切って悪魔になったんですが?私の良心弱くないですか?

なに説得されてるんですか!?

『『ということだ。というわけで』』

顔を真剣にさせながら口を開く。


「ぜひお願いします」




・賢人視点

智咲先輩に悪魔的な提案をした後、数分先輩は黙ってしまった。

どうやらかなり迷っているらしい。

これはもう少しかかるかと思ったがすぐに答えがでたらしい。

急に真剣な顔となりこう答える。


「ぜひお願いします」


その言葉を聞きさっそく行動に移る。

まずは店員を呼び追加で生ビールを便で頼む。

つぎにまだ賢人に絡んでいる小谷先輩の注意を逸らすために先輩の好物である唐揚げを持っていく。

どうやら唐揚げの存在に気づいたらしい。

さすが食に対しては目がない人だ。

すぐに唐揚げを持っていき酒と一緒に食べ始めた。


「賢人、すまん助かった」


「いやいや、いいんだよ。それよりもこっちにきて飲み直そうぜ」


「いや、でもこれ以上は」


「岡里先輩がお酌してくれるんだぞ?いいのか?」


「え?まじ!じゃあ飲むわ」


そういい残すとウキウキ気分で岡里先輩のところへ向かっていった。

あとは俺が他の人抑えとくんで、お二人でごゆっくりどうぞ。と、心の中で思いながら勇人と岡里先輩の方を見る。




・智咲視点

山崎君の見事な策略により勇人くんが美優から離れこちらに向かってくる。


「勇人くん、飲み直しましょうか」


「ええ、そうしましょうか」


勇人くんのコップの中にビールを注ぎ込む。


「ささ、ぐいっといっちゃってください!」


「では、お言葉に甘えて」

コップに注いだビールを一気に飲み干す。


「ささ、どうぞどうぞ」


空いたコップにさらにビールを注ぎ込む。


「え、ちょっと先輩?」


「いや、今日はほら飲んでください」


勇人くんを見つめながらお願いする。


「は、はい。わかりました」


再びビールを飲み数分して空になる。

またその空いたコップにビールを注ぎ込む。

この動作を何回か繰り返すと、そのうちに段々と勇人くんの顔は赤くなっていき、

やがて、ビールを飲む手もとまり、


「智咲しゃん、もう飲めないですよ」


酔っ払いに仕上がった。


「あらあら、わかりましたよ」


ふふ、さてどんな甘えん坊さんになるんでしょうかね…?


「智咲しゃん、好きですー//」


そういうと倒れながら抱きついてきた。

え!?ちょっと!

自分でも顔が赤くなるのを感じる。


「ちょ、ちょっと勇人くん!?」


「智咲しゃん、ギューってしてギューって」


そう言い離れたかと思うと手を広げハグを要求してきた。


「え、ここでですか!?」


「ぼくのこと、きらいなんですか…?」


少し悲しい顔をしてながら言ってくる。卑怯だ。そんな顔しながら言われたらもう、するしかないじゃないですか…。


「そんなことありません!」


勇人くんの胸に飛び込む。


「智咲ってよんでもいいですか…?」


「もう、いいですよ」


「ありがとう。智咲、すごくいい匂いする//」


そう言いわれ思わず上の方を見る。勇人くんの鼻の位置にはちょうど私の頭があった。

どうやら髪の匂いが鼻に入ったらしい。


「え、あ!ちょ、ちょっと」


思わず離れる。


「やっぱり、嫌だったの…?」


うるうるの目にながらこちらを見てくる。


「だから、嫌いじゃないよ。勇人くん」


「じゃあ、膝枕して」


え?ええええええええ!

いや、したいけどしたいけどもいきなり!?

だってまだ婚約して数時間ですよ!


「どうしました?」


いかにも膝枕してほしそうな顔で私の赤くなった顔を除いてくる。

こうなったのは、私にも原因がある…。なら、


「勇人くん、わかりましたよ。ほら、きてください//」


正座をし、頭をおけるスペースを作る。


「わかりました」


頭を私の膝の上に乗せてきたかと思うとこちらを向き微笑む。


「智咲、ありがとう//」


見ていて心地よい笑顔だ。


「これくらいこの先いくらでもしてあげますよ//」


そう返事すると突然お腹に抱きついてきて


「智咲!だいすき!ありがとう!」


そう言ってきた。

その瞬間、私の中でなにかが外れる音がしたようなきがした。

無言で私のコップの中にビールを注ぎこみそれを飲み干す。

それを二回繰り返す。

ああ、私も酔っ払ってきたな。


「勇人くん、すこしこっちに来て//」


勇人くんの服の袖を掴み部屋からでる。


「ちょ、ちょっとまってくださいよ」


すこし困ったように勇人くんが言ってくる。

そんな声を無視し、廊下からも階段からも死角となっている角に勇人くんを押し込む。


「すこし目を瞑っていてください」


勇人くんが思いっきり目をつむるのを確認し、すこし背伸びをし自分の唇を勇人くんの唇に持っていき勇人くんの背中に手を持っていく。

私も目をつむり、勇人くんの唇に自分の唇を重ねる。

その状態を数分間しつづけ、唇を離し後ろを向き数歩歩き、振り返る。


「ふふ、さぁ戻りましょうか//」




・勇人視点

う、うーん…。

頭、痛い。そう思いながら閉ざされている目を開ける。

うん?なにかが光を遮っている…。

なにか2つの大きな、丘?いや山?

左を見る。…色々と乗っているテーブルが見える。

つぎに右側を見る。壁だ。いや、布地…?

段々と思考が追いつき、ここがどこなのかわかってきた。

ま、まさか…。

そのとき頭上から智咲さんの声がしてくる。

どうやら俺の予想はあっていたらしい。顔が赤くなっていくのを感じる。


「ふふ、勇人くん起きましたか//」


やはり、ここは智咲さんの膝の上だった。

記憶は、ビールを調子良く飲んでいたとこまでしかない。

智咲さんもやはり恥ずかしいのか、智咲さんも顔が赤い。


「智咲さん、いますぐここをどきますね」


焦りながら顔をどかそうとすると、なぜか智咲さんは俺の顔をつかんできて逃さないようにしてきた。


「え、あれ?智咲さん?どうして離してくれないんでしょうか…?」


恐る恐る智咲さんの方を振り返る。


「ふふ、今日はもう、離しませんよ?」


その時気付いた。智咲さんの顔が赤いのは照れているからだけじゃない。

これは、酔っ払っている…!


「もう、今日は離しませんからね」


そういい抱きついてくる。


「ち、智咲さん、はなしていただけませんかね…?」


少しの希望に掛け、お願いしてみるがだめだった。


「だめですよ。これから先勇人くんを離しませんからね」


そう言われドキッとする。どうやら、なにかまずいものに目覚めさせてしまったかもしれない…。

すると智咲さんが俺の耳に顔を近づけてきた。


「勇人くん、それにまた”智咲”って言ってくれても構いませんよ//」


おい、おいおい!酔っ払っている間、俺はいったいなにをしていたんだ…!?



作者(深夜テンション入り):グヘヘヘ。ここをこうして、こうしてと。グヘヘヘ


作者(ぐっすり睡眠をとったあと):(昨晩書いていた文を見る)

                …。なに書いてんだ、俺…。


最近なんかこんなこと多い…。

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