三谷視点 3
作者:よし、投稿できたな。確認してみよう。
確認中
作者:…。なっがすぎたわ。
ということで修正しました。
話の内容は変わっていません
次の日講義は午前中の一限しかとっていなかったので学校はほぼなかったようなものだった。
「勇人、これからどうするんだ?」
「そういう賢人はどうするんだ?」
「おれは一人映画でもいこうかなと」
「俺はこのあと用事があるからそっちにいかないといけないからそっちに行くわ」
賢人は少し無言になり色々と察したようだ。
「わかったじゃ、俺先に行くわ」
そういい賢人は自分の車にのり行ってしまった。
俺も行くとするか。
車に乗り駅前に向かう。
「斉藤さん、久しぶりです」
「おー三谷君このあいだぶりだね。今日はどうしたこんな時間に。学校じゃないのかい?」
「今日は学校午前だけなんです。それで今日きたのは実は相談がありましてですね…。」
相談ごとを話す。
「…えー!まじで?まじで!?そこまでやるの!?うわー!もう決意かためたんだ!」
「はい、もう決意しました」
「え、てかお金は大丈夫なの?」
「数年間ため続けてきた貯金を使えば大丈夫な、はずです」
「てか、この店にはそんな大層な物おいてないよ」
「はい、わかっています」
「ならどうして…?」
「いや、斎藤家のご息女さんの力をすこしばかり借りたいなーと思って」
「…知ってたの?」
すこし怖い顔でこちらを見てくる。
「いや、僕も少し前に小谷先輩に聞きまして」
「あー、美優から聞いたのか。まぁいいか。わかったよ。協力してあげる。店長―!すこし用事ができたのでちょっと店離れます!」
奥から店長らしき人のOKサインが見えた。
「ということで行こうか。といっても一つ上の階いくだけども…」
斉藤さんのあとについていき、上のジュエリーショップに向かう。
ジュエリーショップの店長らしき人と斎藤さんが事情をはなしている。
どうやら話がついたぽい。
「さて、話はついた。君の予算内で買えそうなものとなると、このあたりかな」
そういわれ特設されているコーナーを見る。
一つ、目に入ったものがある。
これがいい。裏の値札を見る。買えなくもない金額だ。
「これに決めました」
「お、これか。わかったよ。じゃあ包装するけどいつとりにくる?包装自体はすぐ終わるけど…」
「だったら包装終わるまで待ってます」
「おっけーだよ。あ、すこし割引してあげる。お祝い」
笑顔でそういいレジに向かっていった。
包装が終わる間ベンチに座り待つ。
待っている間時計を確認し電話をかける。
『もしもしおじさん、すこし頼みたいことがあるんだけど…』
電話を終える。
これで準備すべきことはすべておわった。
あとは明日の本番だけだ。
翌日、タイマーを掛けた時間よりも早く目が覚めてしまった。
シャワーを浴び朝食を食べ少し時間を潰したあと用意をして部屋をでる。
おっと、カバンに大事なものを入れ忘れていた。
昨日買いに行ったモノと誕生日プレゼントをカバンの奥にしまう。
予定の時間よりも少し早く集合場所についてしまった。
とりあえず車を駐車場に止め集合場所の駅前アオッサの一階でまつことにした。
ん?どうやら誰か早くきているらしい。
近づいて見るとそれは先輩の姿だった。
先輩は髪をポニーテールにまとめ上げ、ピンクのスニーカーにジーンズ、白のセーター、この間一緒に買物にいったとき買った黒のジルスチュアートアウターを着ていた。
「先輩!」
先輩がこちらを向き、俺のことに気付いた先輩はこちらに手を振ってくる。
「三谷くん、こんにちは!今日は運転お願いしますね」
「はい、頑張りますね」
雑談しながら待っていると他のメンバーも続々と到着し10分たつと全員が揃った。
「全員揃ったみたいなのでいきましょうか」
「中本、このあとこれでよかったよな」
「それであっている…」
この後ろ姿、完全に夫婦だな。
そんなことを思いながら駐車場に向かう。
「最初の目的地は三国神社ですからね」
「ああ中本、言われなくてもわかってる。それよりも後ろ。お前のダンナさんが待ってるぞ」
後ろの方を指差す。
「もう、からかわないでください!向こうがどう思ってるかはわからないですけど」
「まぁとりあえず先に行ってるわ」
そう言い終わり車に乗る。
「先輩、助手席で大丈夫でしたか?」
「はい、大丈夫です」
笑顔を見せてくる。
「よかった。それじゃあ行きますよ」
アクセルを踏む。
車が動き出す。
30分ぐらい車を走らせる。
潮の香りがしてきた。
目的地に近づいてきたようだった。
「到着しましたよ」
「ありがとうございます」
周りをみると他の人達は先についていたようで、車が停まっていた。
しかし、周囲に先輩たちはいない。
「周りに、だれもいないですね…」
「そうですね、一度電話掛けてみますね」
スマホを取り出し賢人に電話をかける。
『おう勇人ついたのか』
『そうだけど、お前らどこにいるんだ?』
『あ、遅かったから先いってることにしてる。お前ら2人でゆっくりこい』
そういって電話が切れた。
「先輩、どうやらみんな先にいったみたいですね」
「そうだったんですか。それじゃあ行きましょうか」
2人で神社まで歩く。
先程から先輩の方からいい匂いがしてくる。
でも、なにか気まずくてお互いだまったままでいる。
なにか喋りたいがうまく切り出せない。
そうこうしているうちに神社についてしまった。
「おう、ついたか」
賢人と小谷先輩が入り口でまっていて、それぞれ先輩は小谷先輩のところに、俺は賢人のところに近寄った。
「待ったか?」
「ある程度な。でも美人な先輩と一緒に入れてよかったわ。ありがとな。そっちはどうだった?」
話しながら歩きだす。
「いや、車の中で喋りすぎて疲れてなにも喋れなかった」
「このあと大丈夫か?」
「ああ、大丈夫。それとまだ話てなかったけど実はこのあとカクカクシカジカで…」
「ふーん、わかった。とりあえず小谷先輩にははなしとくわ。それと先輩達にはうまくごまかしとく」
「すまん、ずっと頼りっぱなしで」
「い、いや大丈夫だぜ」
若干顔が引きつっている。
「お前がこの間聞いた以外になにやったかは全部片付いたあとに詳しく聞くことにする」
そんなことを話ているうちに拝殿についた。
「お賽銭、お賽銭と…」
財布の中を見る。
中には五百円玉と五円玉が数枚。
このあとの成功を祈って五百円玉を賽銭箱に投げ入れる。
お参りも終わり社務所へ向かうと四条先輩達が待っていた。
「お、やっと来たか。それで合流したけどこのあとはどうするんだ?」
一年生たちに聞く。
「このあとは三国駅に方向へ行ってそのあとに旧森田銀行本店の方にいきます。
そしたらちょうどいい時間になるんで、とりあえず向かいましょうか」
次の予定を聞き、車の方へ戻り次の目的地近くの駐車場に車を向かわせる。
次回で一応三谷視点は終わりとなります。