ブサイクな僕が、毎日美人な女性に告白される日々。
僕は、今まで女性と付き合った事がない!
まあ、僕の見た目にも問題があるのだろう。
僕の家系は、家族みんなぽっちゃり体型で。
お父さんお母さん、僕の妹もぽっちゃりしているんだよ。
・・・だからなのか?
食欲も、他の子達と比べてよく食べるし!
いつまでも何か食べていられるぐらいに僕の口には何か?
いつも食べ物が入っていたと思う。
夜中のこってりマヨネーズ丼はたまらない!
それと、晩ご飯の残りの揚げ物やカップラーメンも一緒に食べるんだ!
___それが! 最高なんだよ!
___僕が、高校に入るまでは、、、?
僕の食生活は、いつもこんな感じだったから。
思春期でもあるのか? 顔にニキビがいっぱいできて。
僕のメガネは、年中くもるし!
真冬でも、僕だけ暑いから半袖だし!
【恋愛】には、無縁だった僕が、、、!?
高校に入って、好きな女の子が出来たんだよ。
___彼女の名前は、『猪崎 柚季』高校1年生で15歳だ。
僕は、彼女を初めて見た瞬間、体に電流が走ったんだよ。
【ビビっ】とね!
恋愛経験のない僕は、彼女に直ぐに告白したんだよ。
『___ねえ、猪崎さん! 君に話したい事があるんだけど?』
『・・・えぇ!? 何?』
『___僕は、君の事が好きなんだ! 僕と付き合ってください!』
___クラスの皆がいる教室で、僕は彼女に告白したんだよ。
当然だけど? 彼女からは、断られたのと、、、。
・・・それから、クラスの子達から嫌がらせもされるようになったんだ!
『___おいおい? 坂上! お前、何? クラスの皆の前で猪崎にコクっ
てんだよ! マジで! キモイ奴だな~猪崎だって! 困ってただろう?
それとも? お前、今まで好きな女の子とか? いなかったのか?』
『・・・えぇ!?』
『___マジかよ! やっぱり、キモイ奴だな~』
*
___僕は、これがキッカケで学校に行けなくなったんだよ。
僕のお父さんやお母さんは、僕の事を心配してか?
『___信哉が学校に行きたくないなら、行かなくていいんだよ!』
『___そうよ、信哉! パパの言う通りよ! 信哉が学校に行きたくな
ったら、行けばいいからね!』
『・・・う、うん、迷惑かけて、ごめん、』
『___そんなのいいのよ! ねえ~パパ!』
『___そうだ! そうだ! 家族なんだから、みんなで力を合わ
せて乗り越えて行こうな、信哉!』
『・・・う、うん。』
▼
___僕が、引きこもりになって1ヶ月が経った頃。
僕は、あるお店にフラッと入る事にしたんだ!
___看板には、“美人な女性から毎日、告白されるおまじない”と
書いてあったからだ!
【カランコロン】
『___はい! お客さんかな?』
『___あぁ、は、はい!』
___髪がもじゃもじゃのおじいさんがお店の奥から出てきて。
僕にそう言ったんだよ。
『___キミは、女の子にモテたいのか?』
『___はい! モテたいです!!!』
『アハハ~正直者だな! いいだろう~キミを女の子に毎日告白される
おまじないをしてやろう!』
『・・・えぇ!? お金は?』
『___料金は、500円でいいよ! どうする?』
『___やるよ! おじいさん、お願い!』
『___よし! 分かった、先ずは目を瞑って俺の手を握れ!』
『・・・う、うん。』
___その後。
おじいさんは、ぼそぼそと小声で何か言っていたんだ!
僕は、おじいさんが何を言っているのか? 聞き取れなかったんだけど?
3分ほど、ぼそぼそと言った後、僕の背中をおじいさんが叩いて!
【かーーーーーつ!】と言って終わったんだ。
・・・そして、おじいさんが僕にこう言った。
『___キミは、ラッキーな少年だな! これからのキミの人生!
美人な女性から毎日、告白される人生に変わるぞ! 良かったな!
これで、この店は閉店にするよ! ありがとう。』
『___えぇ!? この店? なくなるの?』
『___あぁ、そうだよ!』
『___ありがとう、おじいさん!』
『___いいんだよ! キミが最後の俺のお客さんだ!』
『___うん!』
▽
___まさか!? 次の日から、本当に美人な女性から毎日、告白される
ようになったんだ! 何処にいても、何をしてても、何時でも何回も違う
タイプの綺麗な女性から、僕は告白される!
*
___僕は、それに自信がついて!
引きこもって行けなかった、学校にも行けるようになったんだよ!
___毎日、女の子が引っ切り無しに僕は美人で可愛い女の子に
告白されるんだ!
・・・今まで、僕を揶揄っていたクラスの子達も僕に何も言わなくなったよ。
それどころか? 僕にどうやったら、あんな可愛い女の子から告白されるんだ
と僕と友達になりたいと言ってきたんだ!
___僕は、素直に彼らと友達になったんだよ!
今では、学校に行くのが楽しいし!
毎日、美人で可愛い女の子から告白されまくりで。
最高の日々を過ごしているよ。
___あの、おじいさんに感謝だな!
ありがとう、おじいさん!
最後までお読みいただきありがとうございます。