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come・me DS インシデント 第二部  作者: rianchef
第一章 幽霊屋敷に行こう!

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7/21

file.1-epilogue 幽霊屋敷との決別

あの事件から2週間…

結局幽霊屋敷は元々の老朽化もあって公費による取り壊しになった。そしてその後の俺達はというと…

童鏡(どうきょう)「いやー見せたかったね!本家の人間が頭下げる姿」

アリス「そういうのは品がないからやめさないご主人様」

テレス「まあ、あんだけ侮っておられた手前ではあるが…」

句崇刃(くたかば)「まぁ、一泡吹かせれたのはそれはそれで気持ちよかったんだろう。俺らから何かとやかく言うことでもないさ」

剣呑(つるの)「まあこういう時くらいは許されてもいい気はします」

俺達はスーリアさんが元の区に帰る前に事件解決後のお別れ会と称して集まっている

句崇刃(くたかば)「それで結局あの屋敷は取り壊しか…数箇所破壊しちまったが別に直せばまだいけそうな気もしたが」

童鏡(どうきょう)「それなんだけどね、どうやら元々からしてあの屋敷はいわくつきだったと思うよ」

剣呑(つるの)「なにかあったのですか?」

童鏡(どうきょう)「元々の証言の中に二人組の老夫婦を見たってのが結構あって調べてみたんだけどどうやらあの屋敷で自殺してるみたいでね…それで最初はその幽霊がいたみたいなんだけど逃げ出してきた禍狐(フクロス)が力の糧にするために食べたっぽい痕跡があってね、だから元々からしてそういうのを引き込む何かや現出させる力が宿ってしまったのかもとは思ってるよ」

句崇刃(くたかば)「なるほどな、公費で解体するのも正直消し去りたいものだっていうのなら納得だ」

剣呑(つるの)「まあでも…もう全て終わったこと、ですよね」

童鏡(どうきょう)「そうだね…これでしばらくはこういう事件も起きないといいね」

そうして夜近くまでお別れ会が弾み…

童鏡(どうきょう)「じゃあ!またね!いつかまた会えるといいな」

アリス「これからも頑張るのですよ」

テレス「お元気にお過ごしください」

そうしてスーリア達は元の研究所のある区に帰っていった

句崇刃(くたかば)「少し遅くなっちまったな、送ってくぜ」

剣呑(つるの)「あの…帰る前にどうしても一つ寄りたい所がありまして…」

〜そうして2人はその場所は歩いていく〜

句崇刃(くたかば)「一体どうしたと思ったが勝手知ったる場所だったな」

どうしても寄りたい場所というのは名織(なおり)組だった

名織(なおり)「あら、久しぶりね句崇刃(くたかば)君。それにお客さまも」

剣呑(つるの)「し、失礼します」

春咲(はるさき)「あれ?句崇刃(くたかば)君じゃない!?どうしたの?所長の方は上手くいってる?」

かだん「よう!相変わらず元気そうだな!」

からん「お久しぶりですぅ…」

句崇刃(くたかば)「ちょっと一緒に事件解決した子の送り迎え中でな、どうやらここに用があるようでついでに顔出ししにな…あとかだんはもうちょっと敬語を使えるようにな、ちょっとずつとはいえ支援してもらえるようになったんだからスポンサーにはちゃんと接しな」

かだん「え?その話した覚えなんてないのに…」

句崇刃(くたかば)「甘いな…探偵所長としてそのくらいのことはいつでも情報収集している」

剣呑(つるの)「流石です…」

春咲(はるさき)「いや…素直に心配してるって言ってもいいんじゃない?」

句崇刃(くたかば)「いや…バレてたか、心配するぐらいならいいだろ?」

春咲(はるさき)「私も名織(なおり)ちゃんもいるんだから早々に手を借りるつもりはないわよ」

相変わらずこの4人なら心配はなさそうだ

剣呑(つるの)「それで…夜鬼嶋(やとしま)さんはどちらに…?」

名織(なおり)「彼女なら今はまだ稽古場にいるかも…会いにいってくる?」

句崇刃(くたかば)「にしても知らなかったな…まさか妹弟子の一人だったなんてな」

剣呑(つるの)「私もまさか句崇刃(くたかば)さんが兄弟子にあたるなんて…」

句崇刃(くたかば)「まあ剣の手ほどきなんて何故か受けさせて貰えなかったしな…」

名織(なおり)「(言えない…まさか彼女が甘やかしすぎて危ないもの持たせられないなんて駄々こねてたなんて)」

〜そうして稽古場へ〜

剣呑(つるの)「お久しぶりです師匠」

夜鬼嶋(やとしま)「おや…お久しぶりですね剣呑(つるの)さん。それに句崇刃(くたかば)君」

句崇刃(くたかば)「久しぶりですね…どうですか修行の方は?」

夜鬼嶋(やとしま)「まだまだ恐れに打ち勝つには未熟なようです…師範代も一緒に立ち会ってくれているので焦らずにいきたいものです。」

句崇刃(くたかば)「良かった…事件当時よりは持ち直してるみたいだな」

夜鬼嶋(やとしま)「嬉しいことを言ってくれます。それで何か御用件でも?」

剣呑(つるの)「師匠、今一度私と立ち会ってくれ」

句崇刃(くたかば)「俺はその見物人ってことで」

夜鬼嶋(やとしま)「構いませんよ、一本取った方が勝ちでいいでしょうか?」

剣呑(つるの)「はい…よろしくお願いします!」

そうして2人は間合いを取って構える

句崇刃(くたかば)「俺が合図を出そう…よーい」

はじめ!

早速剣呑(つるの)は居合の構えを取る

夜鬼嶋(やとしま)「やはり教えた通りに居合の精度を高めていますか…立派なものです」

剣呑(つるの)「お喋りは致命的になりますよ…居合!速突(そっとつ)!」

居合の構えから剣を振るのではなく突きを繰り出す!

夜鬼嶋(やとしま)「早い…ですが!」

剣の刀身で受け流す!

剣呑(つるの)「見切られている…ならば!」

剣を戻し次の居合を構える

夜鬼嶋(やとしま)「この斬撃はどうしますか!」

早い速度で剣を振り抜き斬りかかろうとするが

剣呑(つるの)「居合!盾守(じゅんしゅ)!」

居合の剣の振り抜きで相手の剣に斬りかかられるのを防ぐ!

句崇刃(くたかば)「おっ…今のはすげえな居合を防御手段として使えている」

夜鬼嶋(やとしま)「流石…居合が出来の良過ぎる優等生なだけありますね」

剣呑(つるの)「(このまま戦っていても消耗はこちらのほうが早い…ならば!)」

呼吸を吐き大技への準備をする…

夜鬼嶋(やとしま)「なるほど…その一撃で終わらせるつもりですね、私も全霊で受け止めましょう。」

剣呑(つるの)「……ッ!いきます!」

居 合 ! 散 蓮 桜 華(せんれんおうか)

まるで花びらが舞い散るかのような勢いの風と共に強大な斬撃が放たれる!

句崇刃(くたかば)「さて…どうなる?」

夜鬼嶋(やとしま)「あの時よりも更に強くなっていますね…しかし私も師匠として負けるわけにはいきません!」

夜 鬼 の 斬 嶋(オーガ・レムナント)

2人の攻撃が当たり、しばらく硬直する…しかし

剣呑(つるの)「ウッ……ぐあっ!」

夜鬼嶋(やとしま)「……私の勝ちですね」

夜鬼嶋(やとしま)の剣が剣呑(つるの)の首筋の近くにあった

剣呑(つるの)「完敗です…またここに修行に来てもいいでしょうか?」

夜鬼嶋(やとしま)「いいですよ…私ももっといろんな人と手合わせしてあの力を制御できればと思っていますから…」

〜そうして試合後の片付けなどをしてから〜

剣呑(つるの)「今日はありがとうございました、句崇刃(くたかば)さんもお元気で」

句崇刃(くたかば)「あぁ…頑張れよ、応援してるぜ」

夜鬼嶋(やとしま)「私も応援していますよ」

剣呑(つるの)「お二人共…ありがとうございます、失礼しました。」

そうして剣呑(つるの)は道場から出ていった

夜鬼嶋(やとしま)「で?(じん)ちゃんはあの子とどこで知り合ったのかしら?」

句崇刃(くたかば)「たまたま事件が共同解決になっただけだよ…妹弟子だったのも今日初めて知った」

夜鬼嶋(やとしま)「ふーん❤️まあ私に嘘なんてつくわけないし許してあげちゃう!」

句崇刃(くたかば)「どうしたんだ別に嫉妬するようなことでもないだろ…」

夜鬼嶋(やとしま)「だってぇ〜」

句崇刃(くたかば)「……本当は心配なんだろ?あの力のことが」

夜鬼嶋(やとしま)「うん…私はあの戦いで致命傷を負ってからそれが終わるまで意識が無かった。いつかまた発現した時に乗っ取られないって保証はない。ほんとは怖いの君のことも他のみんなのことも忘れてしまうんじゃないかって」

句崇刃(くたかば)「そん時は最悪俺が体張ってなんとかするさ…だから今はまだ安心しててくれよ」

夜鬼嶋(やとしま)「ありがと…やっぱり君には敵わないな…」

しばし2人の間に沈黙が流れる…しかし

夜鬼嶋(やとしま)「じゃ、お言葉に甘えて」

いきなり膝枕を強行する夜鬼嶋(やとしま)

句崇刃(くたかば)「ちょっ!いきなりは誰かに見られたら…アッ!」

夜鬼嶋(やとしま)「いいじゃないですか〜こんな道場に滅多に人は来ませんよ」

句崇刃(くたかば)「ちょっと待って!話を聞いてくれ」

夜鬼嶋(やとしま)「聞きませーん〜あと30分はこうしてもらいますからね!」

句崇刃(くたかば)「だから見られてるって!忘れ物取りに来た妹弟子に!!」

夜鬼嶋(やとしま)「え゛っ」

そこにはちょっと驚いたような顔をした剣呑(つるの)が立っていた

剣呑(つるの)「師匠…まさか兄弟子の句崇刃(くたかば)さんにそんな甘ったるい声で膝枕してもらってるなんて…」

夜鬼嶋(やとしま)「あっあっいやこれは違うの!?」

剣呑(つるの)「師匠の弱み、握っちゃったかもですね」

そう言って少し笑った剣呑(つるの)が忘れ物を取ってまた道場から去っていった

句崇刃(くたかば)「初めて外部にバレちゃったな…」

夜鬼嶋(やとしま)「にゃ…にゃ…」

に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!

そうして叫び声を上げて夜が過ぎるのだった

それからこの弱みを盾に稽古に付き合わされたり、2人でよく出かけることになるのだが、それはまた別の話…


幽霊屋敷に行こう! 〜fin〜

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