file.1-final 厄災と顛末
前回のあらすじ…
グーレウスに連れられ、ここに居た女研究者であり発明家のスーリアに出会う。ここには実家の尻拭いのために頼まれてきていたらしく、そのまま禍狐の封印を一緒に行うことになった。各々準備をして就寝したが、夜中に肝試しの集団が来てしまった。そしてほぼフルパワーになってしまった禍狐と対峙し、覚悟を決め戦闘に入っていく…
句崇刃「急を要するとはいえ壁を大破壊してしまったな…」
グーレウス「エッ…コノパンチサレテタラハカイサレテタ…」
剣呑「流石です…被害が広がる前に食い止めましょう」
〜そうして展望テラスで3人(?)と禍狐が対峙する〜
禍狐は前よりも強い勢いで爪を立てて攻撃してくる!
句崇刃「っと、まだこのくらいなら俺は…」
剣呑「くっ………」
グーレウス「イターイ!」
句崇刃「流石に強くなってるな…早めに能力の解除に取り掛かるとしよう、鬼魂体、鬼の紋邪!」
体に鬼の紋が少し浮き出始めた
句崇刃「おっと!攻撃のしすぎで隙ができてるぜ!環鬼の拳!」
オーラのついた拳が禍狐にダメージを与える!鬼魂体の能力によって今は攻撃の当たらない状態の禍狐にもそれを無視してダメージが入る!
剣呑「これでまずは一回目ですか…一体何が無くなるのでしょうか」
そこへ通信を繋いでいるスーリアが喋る
童鏡「能力は最後に手に入れたものから無くなっていくよ…今は攻撃力の上昇がなくなったね」
句崇刃「それが無くなればまた3人でやりようがある…そっちは大丈夫か?」
童鏡「こっちは静かなものだよ、気にしないでそっちに集中していいよ」
句崇刃「そうか…とりあえず1回目はわからないのもあってくらってくれたが2回目からは警戒してくるだろうな」
禍狐は体制を立て直し、攻撃をしてくるが
剣呑「この前と同じくらい…これなら!」
グーレウス「コノテイドナラタオレナイヨ」
句崇刃「大丈夫そうだな…とりあえず殴ってみようか」
しかし禍狐は過敏に避ける
句崇刃「やっぱり避けるか……2人共!こいつの気を逸らしてくれないか!」
剣呑「了解した!」
グーレウス「マカセテ!」
そうして2人は対角線上に立ち狙いを絞らせないようにする
剣呑「確か日の光が弱点ではあるが…普通の光が通じないとは限らない!」
ポケットから懐中電灯を取り出し照射しようとすると嫌がるように懐中電灯を落とさせようとしてくる!
剣呑「やはり光そのものに耐性がない…しかし攻撃されながらでは光を当てるのは難しいな…」
グーレウス「ソレナラ!フタリトモメヲツブッテテ!」
句崇刃「何か手があるのか!任せてみるぜ!」
剣呑「お願いします!」
グーレウス「クラエ!バン・フラッシェアー!」
クソデカい光の発生により禍狐が行動を止める!
句崇刃「やるじゃねえか!これで2回目だ!流鬼の拳!」
更に句崇刃の拳が入り、2度目の弱体化が入る!
童鏡「やるね!この早さでもう2度目の弱体化ができるなんて。君たちに会えてよかった、次は……おっともう攻撃透過が切れるのかい?」
句崇刃「何!?」
童鏡「どうやら光の影響で弱体化幅がデカくなるみたいだね…そんなことは書かれてなかったと思うがチャンスみたいだね!」
禍狐が羽を生やして強大な風を起こす!
句崇刃「何!?羽なんて生えてなかったはず!?」
剣呑「くっ!なんて強風!」
グーレウス「アーレー!」
グーレウスが吹っ飛ばされてテラスから落ちてしまう!
句崇刃「くっ!アイツは大丈夫か!?」
童鏡「大丈夫!耐久性には自信があるから!でもしばらくは戦線復帰できそうにもない所に落ちちゃったね!こっちは今負傷者のとこについたよ、救助したらそっちの応援に行くから!」
句崇刃「あぁ!任せたぜ!どうやら攻撃が通るようになったからこっからは2人で攻め立てに行こうぜ!」
剣呑「任せてください、居合の真髄を少しでもヤツにあたえてみせます」
強風でも吹き飛ばない2人を見て風を止め、空中から投擲物を出したり、爪で攻撃を仕掛けてくる!
句崇刃「今度は空中か!また厄介なことしてきやがる!」
剣呑「攻撃自体は大したことないですがこのままでは句崇刃さんの拳を当てるのが難しいですね…」
句崇刃「とりあえずあの羽をなんとかしねえとな…なんか策があればだが…」
童鏡「ごめん…流石にもう少し時間がかかるね」
剣呑「私に任せてもらっても良いでしょうか?」
句崇刃「何か策があるのか?」
剣呑「かなり無茶な方法ではありますが居合の斬撃を飛ばして羽を斬り落とします」
句崇刃「それは…腕への負荷は大丈夫なのか?」
剣呑「正直まだまだ未熟な腕前ではありますが…これでも探偵です。事件解決のために腕を惜しむようなことはしたくありません!」
句崇刃「……いい探偵になれるぜ、きっと。わかった!でも後に引くような無茶だけはすんなよ!」
剣呑「ありがとうございます!頑張らせていただきます!」
禍狐は空中から攻撃を続けていく
句崇刃「っと!あんまりずっと空中にいられても困るな…っと!」
破壊した壁の破片に鬼魂体の力を込めて投げつける。それは全てが当たるわけではないものの少しずつダメージを与えていく!今度はそれを嫌がった禍狐が句崇刃の方に向き直る
剣呑「今!この一瞬に全てを込めて!」
居 合 ! 刃 空 の 慣 座 敷!!
剣呑が放つ空断の斬撃が右の羽を削り取り禍狐をまた地に堕とす!
句崇刃「凄えな…これは期待以上の探偵になれるな。これで3回目だ!錬鬼の拳!
更に禍狐に鬼魂体のパンチを加え、弱体化に成功する
童鏡「どうやらまたやってくれたみたいだね!どうやらアイツも思ったより疲弊してるみたいだ、強化されていた部分はこれで全部なくなったみたいだね、こっちももうすぐ負傷者を医療ロボに任せてそっちに向かえそうだよ!」
句崇刃「これで後は時間を稼げれば事件解決だ!もう少し頑張ってくれよ」
しかし禍狐がけたたましい叫び声を上げる!句崇刃は直ぐに耳を塞ぐ!
句崇刃「くっ…窮地に陥ってなりふり構わなくなってきたな…そっちは大丈…」
剣呑「……すみません、腕が上がらず耳を…」
そこまで言いかけたところで叫び声の影響が始まり、剣呑の目から正気が無くなる。そして要領を得ない動きでテラスの端に歩き出す
句崇刃「何!?この叫び声を聞いた相手を操れるのか!?不味い!このままではテラスから飛び降りを!」
すぐに止めようとするが当然禍狐は邪魔をする
句崇刃「クソッ…邪魔しやがるんじゃねえぜ!このクソ狐が!」
しかしダメージは与えているのにその身体を退かすことができずに剣呑から距離を取らされる
句崇刃「クッ…修行したとはいえ鬼魂体の消耗が完全に消せるわけじゃない…このままだとまずい…」
そして落ちそうになる剣呑を禍狐は蹴り落とそうとする…
句崇刃「やめろぉぉぉぉ!」
そうして…その蹴りが
当たることはなかった
テレス「どうやらギリギリではありますが!間に合ったようですね!」
アリス「まったく、殿方が女子1人救えないとは面目が潰れますわよ!」
そこに現れた2人の男女がそれぞれの役割を果たし剣呑を救出して、禍狐の攻撃を受け止め逆に追撃をする。
句崇刃「なんだ…?こんな奴らには会ってないはず…」
童鏡「ハァ…ハァ…間に合った。大丈夫かい!?」
句崇刃「これは…まさか、貴方の?」
童鏡「そうだよ、これが私の超常似力の鏡の中のアリスとテレスだよ。自分の近くにアリスとテレスを呼び出して行動させられる。」
句崇刃「なかなか凄い似力じゃないですか」
童鏡「まあ君のに比べたら大したこと…ないけどさ、それでもこの最終局面なら人手はあるに越したことはないからね!」
句崇刃「そうだな…俺も少し落ち着いた、早くこの災厄の獣を終わらせよう。それに煽られっぱなしってのも癪だ」
アリス「あら、意外と好戦的なのね」
テレス「軽口を叩いているのもいいですが、相手は待ってはくれませんよ」
童鏡「そうだね!アリスは剣呑ちゃんを頼むよ!私が封印するから、2人はもう少しアイツを弱らせて!」
テレス「任されましたご主人様」
句崇刃「任せときな、鬼の紋邪!命滅の鬼!」
発破をかけられた句崇刃は相手を討ち滅ぼさんとするオーラを放つ!
アリス「ちょ、ちょっと流石に言い過ぎかと思ってはいたけどそこまでやれとは」
テレス「なんと禍々しい気を抑え込み自分の力にしている…余程の手練れでございますね」
童鏡「ほんとすごいな君は…この区の有名人であることにも納得がいくよ。ほんとにここに来たのが君でよかった…」
禍狐はオーラに怯み逃げ腰になっている
句崇刃「おっと!逃げるんじゃねえよ!死鎌の鬼!」
爪を立てるような手の構えから放たれる黒い斬撃が禍狐の右足を消し飛ばす!足が一本無くなったのでバランスを崩し身動きが取りづらくなった!
アリス「えっ!?足…消えッ!?」
テレス「もはやこの世から消してしまうとは…」
禍狐は痛々しい声をあげて身を低くする
句崇刃「……やめてくださいってか?でもお前は一度も怖がる相手に情けをかけたことなんてねえだろ?罪を償う時だぜ!血染の罪!」
句崇刃が殴ったダメージの箇所が常に痛み続け更にドンドンと弱体化していく!
アリス「今度はスリップダメージですか…とことん相手を追い詰める技ですわね」
テレス「一応私もいるのですが…この惨状で必要ですかね?」
流石の禍狐も息も絶え絶えで最後の力を振り絞って暴れようとする
テレス「そのようなことはさせません!兎の草刺し!」
テレスの攻撃によりその行動を止めさせられる
アリス「よかったですわね、少しは見せどころありそうで」
テレス「そんなこと言ってる暇あるなら治療に集中しなさい…」
アリス「それはそうですわね!兎の癒歌」
歌の効果で剣呑の傷は回復する!
句崇刃「やるな2人とも!バケモノがよ!しっかり反省したか?ならこれを最後に喰らって大人しく封印されな!」
喀 血 の 削 鬼!
渾身の右ストレートを受けた場所から血液にも似た液体が放出され、ついに禍狐は動きを止める
句崇刃「スーリアさん!これなら封印いけそうか?」
童鏡「う、うん大丈夫だよ…てかなんならやりすぎ…」
テレス「このお方が正義の味方(?)で良かった…」
アリス「少々侮りすぎていたようですわね…」
童鏡「っと、そんなこと言ってる前に万が一復活しても困るし!封印術!罪の独白」
こうして暴れる禍狐はついに封印された
句崇刃「これで…終わったか」
剣呑「ん…私は何を」
童鏡「安心して、もう終わったよ」
グーレウス「ウーンヒドイメニアッタ」
アリス「あら?ポンコツロボットじゃない?」
テレス「言ってやるな、それなりに活躍はしただろう」
アリス「あら、自分のことをつつかれたくないから肩持つのね?」
テレス「ぐぬぬ…」
句崇刃「とりあえず今日は疲れたし帰るか…修繕費とか今は考えたくねえ」
剣呑「私も流石に疲れたのでお風呂に入りたいです…」
童鏡「とりあえず今日はお別れにしてまた今度会いましょ!」
そうして今日の朝に幽霊屋敷での事件では終わったのだった…
幽霊屋敷に行こう! エピローグに続く…
???「はぁ…なんとか食いついてくれて良かったけど今後はどうなるかな…こっちもそこまで時間があるわけじゃないしな…」




