file.2-3 奪われたのは
前回のあらすじ…
配信を始めハイエンミュラーの話も聞きつつついに一回目の襲撃の日が始まる。句崇刃達の元にきたのはキタラート・ダイアスートという怪盗だった。そして似力ダイス・ダイス・フォーメーションに2人は苦しめられるも句崇刃は透の流型を使い追い詰める。しかし最後のダイスは最悪の目を出し2人は鉄のコンテナに見舞われるものの、間一髪句崇刃が助けたことでキタラートはなんか従順になったのだった…
句崇刃「そっちはどうだった?」
ハイエンミュラー「あぁ…こっちにも1人来たよ、顔見知りの子がね…」
渡部「こっちは無事阻止しましたぞ!」
ハイエンミュラー「こっちも確保まではいかなかったけどものは盗られてないよ、というよりこっちは普通に牽制だけされて逃げられたからそもそも本命じゃなさそうだしね」
警備員「は、報告です!執務部屋が何者かにあられました!!」
ハイエンミュラー「何!?すぐに向かうよ、君たちはそっちに来た怪盗の子何故か懐いたみたいだから話聞いてみてくれ」
句崇刃「あぁ…わかった、それで何を話してくれるんだ?」
キタラート「そーだねぇ、私達は3人で組んで怪盗してるんだぁ」
渡部「チームということですかな?」
キタラート「まぁ…そうだね、それでウチのリーダー的な存在の子にどうやら狙いがあるみたいでね」
句崇刃「話さないってことはそれについては仲間にも話してないのか…」
キタラート「まぁねえ…元々あんまり会話が得意な子でもないしね…でもたまに何かを取り戻すって呟いていることはあるよ」
句崇刃「取り戻す…か、まだまだ広義的でわかりにくいな…」
キタラート「思ったより話せることなくてごめんねぇ…それぐらいあの子は誰にも気を許せないんだ。私達ですら大分特別扱いだしね」
句崇刃「わかった、別に嘘をついてるわけじゃなさそうだ。一旦ハイエンミュラーの執務部屋に行こう」
〜そうして3人で執務室へ〜
ハイエンミュラー「話は聞けたかい…なるほどそっちにいたのはダイアスート君だったか…」
キタラート「お久しぶりですね、ハイエンミュラー様」
句崇刃「話してもらうぜ、こいつらは一体なんなんのかを」
ハイエンミュラー「そうだね、僕の弟子の中でも特に優秀だった3人が今この博物館に来た。1人はさっき僕が対峙したラウンゼス・スペードラー、1人は今ここにいるキタラート・ダイアスート、そしてもう1人は今日は姿が見れなかったが…きっと一番優秀だったラフディアナ・ハートニカだろうな…」
キタラート「合ってるよ〜」
渡部「それで何か盗まれてしまったのですかな?」
ハイエンミュラー「僕が似力を手に入れてから初めて作った宝石だよ…それが盗まれたから流石に誰が盗んだかすぐわかった」
句崇刃「くっ…探偵としては手痛いミスだ。すまねえ」
ハイエンミュラー「いや、いいよ。この予告状から見ても大事なのはこの最後の語られないところにあるのは明白だ、これがなんなのか突き止めるのが一番だ」
句崇刃「で、こいつどうするんだ?」
キタラート「やーん!外に放り出すんですか?」
ハイエンミュラー「別に失敗したから見捨てるような奴らではないと思うからそのまま返してもいいけど、余計な手間増えるだけだし…しばらくこの博物館にいてくれ」
キタラート「はーい!」
〜そうして次の絵画の方の作戦と隠された謎について話し合う〜
渡部「そもそもそのラフディアナさんという方が盗みたいのは本当にものなのでしょうか?」
ハイエンミュラー「……確かに、最高級の宝石って名目で盗んだのは僕の最初の宝石だった。それは僕、もしくはディアナにとって価値があるとのだと言える…一般的な考えには囚われない方がいいだろうな」
句崇刃「そうなるとあの絵画の元には現れない可能性の方が大きそうか」
ハイエンミュラー「いや、あの絵画には警護にいってくれ。まだ2人いるから現れないとは限らないしあの絵は盗られるわけにはいかない…」
句崇刃「とりあえず俺たちであの絵画に、ハイエンミュラーは思い当たるところに行くのか?」
ハイエンミュラー「そうしよう、ダイアスート君はしばらく大人しくしててくれ」
キタラート「了解だワン」
句崇刃「おいなんかふざけ始めたぞこいつ」
ハイエンミュラー「そのよくない癖まだ治してないのかい?」
キタラート「ハイエンミュラー様から個性は大事って教わったワン」
ハイエンミュラー「それは盗みの技術の話なんだけどね…」
〜そうして一度目の襲撃を終えて次の襲撃に備える〜
句崇刃「で次はあの絵画の警護なんだが…前と違って配慮のために結構暗いとこにあるんだよな…」
渡部「秀羽は夜目が効くからいいんですが某達がどうするかですな…」
句崇刃「相手は怪盗なのもあって暗闇は流石に相手のフィールドだ、それに対応するかそれともそもそもそれを無くすか…」
ハイエンミュラー「うーん、流石に元から照明が少ない場所に照明増やすのは流石にすぐにはねぇ…」
句崇刃「そういやどんなやつなのか教えてくれねえのか?」
ハイエンミュラー「それもそうだねぇ、まずスペードラー君はトランプの遊びを使った似力を使ってくるよ。それに合わせて飛び道具とかも多いかな、その分近づけばそんな脅威でもないよ。ディアナの方は…正直まだ会ってないからわからないな、元は似力持ってるような子じゃなかったし大人しめの子でね。もしかしたら次の襲撃の時に会うかもしれないからそん時はできるだけ情報持ち帰ってくるよ」
句崇刃「一応聞いておくがダイアも知らないんだよな?」
キタラート「うん…教えてくれないね、本当は仲間として知りたいところではあるけど…」
句崇刃「とりあえず今できそうなことは頑張ってその状態で待つとするか」
〜そうして次の日はまた博物館内で配信をして〜
句崇刃「きたな、襲撃の日」
渡部「とりあえず某達はあの絵画の元へ…」
〜そうして絵画の元に着くと既にラウンゼスがいた〜
ラウンゼス「待っていたぞ…悪いが邪魔されては困るのでな」
そういうといきなり3本のクナイを投げてくる
句崇刃「随分なご挨拶だな?」
渡部「全くです、貴方も捕縛させてもらいましょう」
ラウンゼス「そういうわけにはいかない…アイツのためにもな!」
そういうとラウンゼスはトランプを取り出す
句崇刃「ッ!来るか!」
ラウンゼス「くらえ!ピック・トゥ・シュヴァレス!」
句崇刃「くっ、巧妙に絵柄を見せないように投げてきやがる…」
ラウンゼス「どうだ!少しずつ動きが鈍くなってきたか?」
句崇刃「何!?ばら撒かれたトランプの中の同じ数字と同じ色のカードが集まってきて…負荷を与えてくる!このような遊びは……ぶたのしっぽか!」
ラウンゼス「ご明察の通りだ、早く手を打たなければ負けてしまうぞ?」
句崇刃「ぶたのしっぽでは自分の持ち札は…中央に捨てるしかない!しかし同じ色や数字ではまた俺のとこに戻ってくる…」
句崇刃は集中し全てのカードの柄を覚える…
ラウンゼス「よそ見ばかりではいかんな!」
ラウンゼスがナイフを投げるが句崇刃はものすごいスピードでそれを避けつつトランプを色と数字が重ならないように重ねなおす!
ラウンゼス「なるほど…ダイヤ→スペード→ハート→クローバーの順にしたか…なかなかやるな」
そういうとトランプはラウンゼスの手元に戻っていく
句崇刃「次は何が来る!」
ラウンゼスはおもむろに束の中から一枚のカードを取り出す
ラウンゼス「これはスペードの6だ、本当か?」
句崇刃「次はダウトか……」
ラウンゼス「さあどうだ?合っていると思うか?」
句崇刃「……合っていると宣言する!」
ラウンゼス「……正解だ、まさか一発目で乗り切られるとはな…」
句崇刃「(トランプの遊び方はかなり多い、ずっと付き合っているわけにもいかない)」
ラウンゼス「次は…大富豪だ!」
そういうと床にトランプをばら撒く
句崇刃「大富豪か…そっち半分がそっちの手札か?」
ラウンゼス「いいや?落ちてるもの全てが両者の手札だ!」
句崇刃「強い手札はさっさと拾えってことか!」
ラウンゼス「させぬ!」
そうしてラウンゼスと句崇刃は床のトランプを拾いつつ大富豪を繰り広げる…そして
句崇刃「スペードの1…これで終わりだ」
ラウンゼス「……残念だったな、スペードの2だ!さっきばら撒いた時に一枚だけ足の裏に落としておいた!これで私の勝ちだぁ!」
句崇刃「………残念だ」
ラウンゼス「さあ!負けの罰を受けろ……何?なんで何も起こらない」
句崇刃「まだトランプにはもう一枚カードがある、だろ?」
そういうと秀羽が一枚のカードを咥えて寄ってくる、その絵柄は…ジョーカー
ラウンゼス「何!?いつの間に!」
句崇刃「悪いが…1人で戦ってるんじゃないんでね」
渡部「キッチリ最強の札を確保しましたぞ」
ラウンゼス「さっきからどこに行ったと思ったら……まさかダウトのときも!!」
句崇刃「悪いがカンニングさせて貰ったぜ、そしてお前の似力はジョーカーで勝てば強制終了させられる!!ハイエンミュラーから聞いた通りだ!」
ラウンゼス「くっ…負けたか、にしてもよく隠していたジョーカーを見つけたな」
渡部「生憎とうちの秀羽は優秀なのでね」
句崇刃「こっちは終わったぜ、そっちは?」
ハイエンミュラー「やられた…今度は考えすぎたみたいだ」
句崇刃「そうか…とりあえず一回そっちに怪盗連れてくからその最後の盗みについて一度深く話し合おう」
一回目の襲撃で盗まれたのはハイエンミュラーが似力で作った宝石だった。その後キタラートからチームを組んでいること、更にハイエンミュラーからその3人が最も優秀な弟子達だったと聞く。そして少し考え直して二回目の襲撃の日になり、絵画の元にはもうひとりの怪盗、ラウンゼス・スペードラーが現れた。その似力ピック・トゥ・シュヴァレスによりトランプの遊びによる攻撃を仕掛けられるが、渡部との連携プレイによって勝利を得る。しかし2つ目の宝も盗まれてしまったのだった…
file.2-4に続く…
???「ここにも来なかった……あの方はやっぱりもう怪盗としての人生は捨ててしまったのかしら…」




