3限目 放課後の時間
渚は時間を3/1にできる至って普通の高校1年生
優衣は渚の隣の席で時間を3倍にできてしまう同級生!
そんな二人のほのぼのとした?日常のお話です
「今日の授業はここまでです!」
やっと!一日が終わった!
うぅ、、、今日も辛かった...
遅刻はするわ、国語は怒られるわ、英語は難しすぎるわ、大変だった
うん!よく頑張った俺!今日は家に帰ってのんびりとしよう!
「小テスト70点以下は補習ですよ〜」
え???今なんて言った?
「先生!もう一回言ってくださ〜い」
「え〜、桜木さん、白銀さん、月城さん、冬原さんの以上四名はこの後補修なので残っておくように!」
ウソだろ...
〜数分後〜
「はい!今から補修を始めます!」
「おねがいしま〜す...」
みんなやっぱり落ち込んでるようだった、僕が一番驚いたのはあの冬原さんが補習になっていたことだった
いつもテストでは上位10位には入っているあの冬原さんがどうしてここに?
「渚くんはいつも補習になってるの?」
「えっ、なんでそんな急に、、、」
「いや、授業終わりによく名前聞くからさ、あれってもしかして補習だったのかなぁって」
女子の声聞くだけでこの補習中は癒しになるから時間を1/3にして長く聞こう!
そう思い1/3にする
「なぁぁぎぃぃさぁぁくぅぅんんん、、、どぉぉかぁぁしぃぃたぁぁのぉぉ???」
う、耳が痛い、あのかわいい女子の声も1/3にするとこんな声になるのか...
そう思い解除した
「そうだけど、冬原さんこそ珍しいね、風邪でも引いた?」
「私この単元苦手なんだよね...」
やっぱりか、そうじゃないといつも成績優秀な冬原さんが補習ってありえないもんな
「じゃあ僕が教えようか?」
とは言ってみたものの補習になるくらいだから当然教えれるような頭脳は持ち合わせてはいない
「渚くんも補習じゃん」
笑って流されたもののちょっとプライドにも触れたのでつい言ってしまった
「言ったな?じゃあ次のテストの総合僕が勝ったら謝ってよ」
なんで言ったんだ...
時間を巻き戻したい
ただ僕ができるのは周りを1/3にするだけたった3分でいい、なんなら30秒でもいい、時間が戻って欲しい
ただそう思いながら過ごした
「は〜い!じゃあ確認テストしますよ〜これで50点取れなかったらまた今度追加で補習ですよ〜」
は!我に返ると目の前にテスト用紙があった、そうボ〜っとしていたから補習を全然聞いていなかった
終わった〜
そう思い残りの数分を過ごしテストを渡す
「白銀さん、月城さん、冬原さん合格ですから補習は終わりです!桜木くんは40点だったのでまた今度補習です!家で勉強してきてください!」
そう言われ落胆しながら家に帰る、
「これでテスト勝てなかったらすごくバカにされるやつだよな〜!」