【6】あらすじ『野を行く旅風人』
◍ 野を行く旅風人…… 逃げるわけじゃないなら
堅気になりたい親分 + 父ちゃんと呼ばれたい住所不定無職
◍ 本当の俺・私が、理想・現実・周囲の期待と違いすぎる編……
( 蔓萄橋一家と、お妙一家の騒動 )
◍ テーマ…… “周囲、自分が望む理想とのギャップ”
自己肯定・価値観・個性
一般論・世間体
◍ 時間軸…… 《 秋:十一月上旬(異界) 》
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【 あらすじ 】
逃げるわけじゃないなら――……。それぞれに問われる信用。
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自分の力の暴走により、人間を危険にさらした事実にさいなまれ続けてきた一件に、前向きな進展を経て、飛叉弥との確執にも融点を迎えた皐月。
そろそろ隊長として頭角が現われてくる…………はずだが、地方任務から帰る途中、路銀を落として袋叩きに合う――!?
仕方なく、一同総出で大道芸をくりひろげ、金を集めていたところに、一人のオッサン浮浪人・貫が現れ、弟子入りを申し込んできた。
「――て、わけだから」
「どういう事だよ。また変なもん拾っちまいやがって……」
快諾した皐月。
不審に思った嘉壱が、貫を導く彼に同行した先で見たのは、相変わらずにぎやかな貧乏大家族・お妙一家の姿だった。
五年前、沢山の子どもを抱えていながら、妻の収入頼りの自分が情けなくなって家出したという素性から、貫がお妙の息子・逸人らの父親であると気付いたため、李彌殷に連れ帰ってきたのだと明かす皐月。
そんな彼に、飛叉弥から追加任務が与えられる―――。
*
「一日でもいい…ッ! とにかく堅気になりてぇんだよ!」
酒楼を兼ねた遊興施設・泰縁を大当たりさせ、資金業も兼ねている湛砂からの急な相談。なんでも、用心棒を兼ねて、自分の務めを担ってくれる人物を探しているとか。
「皐月の旦那ッ、あんたの評判は聞き及んる!」
お妙の若い燕……イコール、逸人らの新しい父親になるかと噂されている皐月は、貫が戻ってきたことによる諸々の好転を期待しつつ、一方で、蔓萄橋一家の親分代行を務めるという、評判悪化必至の厄介事を背負うことに……。
*
その頃、萌神荘には不穏な報せが。
「どうした、青丸」
「いやぁ、なに。ただ念のために、一つご忠告申し上げておこうかと思いやしてね……」
黒同舟幹部・左蓮と近しい関係だった飛叉弥を、不信の目で見てきた人々―― “セイカ” の団体活動が活発化しているとのこと。
現に、華瓊楽奎王・睿溪は、花人の信頼性を揺るがす陰で、自分の暗殺をもくろむ謀反人の存在を示唆する……。
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〔 参考資料 〕
【 枕草子・64段 清少納言 】
薄① | 日本服飾史 (iz2.or.jp)
【 万葉集・第10巻 2270番歌 】
万葉の植物 おもひぐさを詠んだ歌 (sakura.ne.jp)




