登場人物
※)前回と違いのない基本情報部分は省略しております。
※)【新】は新登場のキャラです。
◆須藤皐月
霊応がまったくないこと示す黒眼だが、
実は制御できないほどの甚大な力を秘めており、
飛叉弥をはじめとする関係者幹部らと、
時おり密談を交わす自称十七歳学生。
花人であることを頑なに否定中。
その正体は…?
◆蓮壬彪将飛叉弥〈はすみ・ひゅうじょう・ひさや〉/飛蓮
破滅と再生を司る紫眼の万将で、皐月と瓜二つ。
皐月に呪術と戦闘訓練を命じる。
◆菖淵史雄勇〈しょうえん・しゆう・いさみ〉/菖雲
皐月を巡って続発する問題を注視。
◆桜源嶺薫子〈おうげん・りょう・かおるこ〉/芳桜
皐月の身辺を探り始める。
◆桐峰柴〈きりみね・しば〉/桐騨
皐月の血液から正体を探り、萼の機密にたどり着いて…?
◆菊嶋嘉壱〈きくしま・かいち〉/菊羽越
何かと世話を焼くうち、
皐月に対する印象が変わり、
友好的な態度を取るように。
◆真椿芽満帆〈まつばき・めい・みつほ〉/椿奈美湾
本性を隠している皐月を猛烈に警戒。
一方で仲間同士の対立を防ごうと気を配る。
◆喜梨啓丁〈きなし・けいてい〉/梨琥
仲間思いのうえ、
飛叉弥の人柄を慕っており、
皐月を敵視。
感情的になり…?
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◆玉百合姫(環玉)
飛叉弥らが主と呼ぶ女性。
父は萼の花人を従える現花神子。
母は暗君に代わって若干十二歳にして新たな王道を示し、
竜氏と謳われた前代の花神子。
姫君の立場ながら、
華瓊楽では進んでひとの役に立とうと心がけ、
家政婦同然に飛叉弥らを支える。
皐月の正体を知っており、華瓊楽での動向を見守る。
【新】◆五十鈴
飛叉弥の妻と噂されたりするが、
実際には玉百合姫の侍女で、
それ以上でもそれ以下でもない。
家事が苦手で飛叉弥にあきれられる毎日だが、
彼の力になろうと奮闘、精神修行中。
その経歴とは……?
【新】◆阮睿溪〈グエン・えいけい〉
東扶桑出身のさすらい剣士、武尊〈ほたか〉と名乗る謎の男。
しつこく酒楼に誘うため、
飛叉弥には “暇人飲み師” と馬鹿にされ、
皐月からは “ウザいおじさん” 呼ばわりされる。
その正体は……。
◆白神狼・燦寿太仙老〈はくしんろう・さんじゅ・たいぜんろう〉
普段は寺院の境内や朝市で花や果物を売っているが、
先祖のルーツは神代にまで遡る古の民・白神狼の現長。
華瓊楽奎王に求められ、
代々歴史の編纂に関わってきた生き字引。
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【新】◆死蛇九(澑火)
灼射神族の末裔で、天外宮火守神堂司だった。
華瓊楽の治水技術そのものと崇められていた
立渦神族の末裔――沙羽良神堂主を手にかけた罪人だが、
無実を主張し、自ら絶海の孤島にて毒蛇を用いた神判を要求、逃亡した。
その後、大旱魃の裏でいざす貝を利用し、
国土の不毛化を謀った黒同舟の指導者。
◆蓮尉晏やづさ〈れんじょう・あん・やづさ〉/左蓮(自称)
飛叉弥の元同士。
萼の花人として授けられた「蓮晏」の花銘を捨て、
華瓊楽を砂漠化の危機におとしいれた組織・黒同舟に与して以来、
なぜか「左蓮」と名乗っている。
【新】◆宋愷
黒同舟の一人。
かつて、麻薬中毒者を信者にしていた久世安教の宗主で、
朱地雲王国の元医者。
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【新】◆逸人
貧乏大家族の十歳長男。
小柄だがしっかり者。
【新】◆妙季
逸人の母。
皐月は愛称として「お妙さん」と呼ぶ。
子どもたちを酌婦による稼ぎで養う。
珞名は妙馥。
【新】◆郭智津香
腕のいい女医だが、どうやら曰くつき。
日夜、怪しい研究に没頭。
飛叉弥とは何かと貸し借りのある仲……である様子。
◆ひいな
茶万村村長の孫娘。十歳。
父親と似た雰囲気をかもす皐月を慕う。
◆千春
ひいなの母。
病弱ながら、果樹園を一人で切り盛りする。
皐月は愛称として「千春さん」と呼ぶ。
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【新】◆須藤玄静
文明社会の最先端にある魔天で、
皐月を育てた老人。
萌芽神社の境内にある蓮池に浮いていた皐月(当時五歳)を助け、
人間でないと知りながら生活を共にしてきた。
【新】◆辻村茉都莉
十六歳になる玄静の孫娘。
皐月の正体にこだわらず、なにかと世話を焼く。
小柄でかわいらしいが、空手家の父の影響か、
超がつくほどの格闘技オタク。
武道は争いを止めるためにあるという持論から、
喧嘩を見かけると自ら乗り込んでいく正義感の塊。
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◆青丸
皐月の子分になった木ネズミ。
朝顔の語源 “浅青” から
「浅青丸」という厳つい名前をもらい、
「青丸」と呼んでもらうことに。
朝顔から作る色水で染めたような青い毛色が特徴。
◆蕣
皐月の子分になった木ネズミ。
朝顔などの花を意味する“蕣”という響きを気に入り、
「蕣」と呼んでもらうことに。
朝顔から作る色水で染めたようなサーモンピンクの毛色が特徴。
【新】◆雅委・礼寧
燦寿に仕えている白神狼。
普段は山岳民族の格好をした人間。




