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払雲花伝〈ある花人たちの物語〉【呼び水版】  作者: 讀翁久乃
【塵】のダイジェスト&一場面先読み:華瓊楽国編
22/78

【1】あらすじ『暁雲は黎瞳明の帳』

◍ 暁雲は黎瞳明れいめいとばり

◍ “明か時” を告げる者? 現る

◍ 何にも知らないくせにぃぃぃーーーっっッッ‼ と叫びたくなる編

(何も知らない割にこざかしい主人公)

◍ “同類なかま” って何。再会・再開

◍ 夏:五月(異界)


【 あらすじ 】



 知らない街の大火災という、妙な夢を見るようになったある日、異界国・華瓊楽カヌラで目が覚めた男子高校生・皐月は、自分と瓜二つの青年・飛叉弥(ひさや)のもとへ導かれ、八年前に華瓊楽を襲った “人為的大旱魃(だいかんばつ)” の深刻さを語られる。


 同時に「お前は、俺たちと同じ夜覇王樹神(セレイアス・ランサ)の血を引く夜叉――通称 “花人(はなびと)” だ」と断言されたが、「ただの迷い人」「無関係」を主張し、仲間であることを頑なに認めず。


 飛叉弥は、旱魃(かんばつ)を引き起こした首謀者組織・黒同舟(こくどうしゅう)の壊滅を指揮する立場にあり、真の救世主となってもらうべく、皐月を召喚したと打ち明けるが、皐月は常人以外の何ものでもないことを示す “黒眼(こくがん)” で……?



 飛叉弥の部下ら(対黒同舟花連=薫子・勇・柴・嘉壱・満帆・啓)は、弱小妖魔の退治を強要し、皐月に最低限の戦闘能力があることだけでも証明してもらおうとするが、正体や能力が不明以前に論外ッ!(性格に難ありっッ!!)で、新隊長としてはおろか、仲間としても認められる気がしないと反感を強める。



   *



「愚かな者たち――」


 花には手がない。それは、抵抗することができないことを意味している。

 この戦いから抜けだす術を、彼らは知らないわけじゃない。だが、花には足がない。そこで生きていくしかないのだ。一言の物言いも許されされず、風に乗って降りたった大地が、例えどんなに荒く険しい岩山の上だったとしても――。



 彼らはただ、耐えるのみ――……。


「なぁ、飛叉弥――」


 彼に酷似している少年・皐月をおびきだすため、都に火を放つ黒ずくめの女(黒同舟幹部・やづさ)。

 彼女の小脇には、皐月を飛叉弥のもとまで案内した少女・ひいなが、気を失った状態で抱えられていた。



   *



 弱小妖魔も退治できなかった皐月だが、ひいなとの別れぎわに、彼女の後をつけていく怪しい影をとらえていたため、安否を確認しようと一人都へ。

 まさか、やづさがひいなを使って自分をおびきだそうとしているとは知らず、突如として広まった火災に呑まれてしまうが、実は花人の自覚あり――……?

 




◆ ◇ ◆




〔参考資料〕


【塵積版】の【登場人物】に記載。



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