馬肉
「俺、馬好きだから馬肉食べれない」と言う人がいる。
しょうがない話だと思う。
昔、屠殺場の近くに住んでいたお年寄りで「川が家畜の血の色に染まるのを見てから肉が食べれない」という方がいる。
生理的に無理で食べれない物があるのは誰しも同じだ。
私にとって「レーズンを食べる」という事と「ゴキブリの卵を食べる」という事は同義であるのと同じだ。
「何で食べれないんだよ」と言われても食べれないものはしょうがない。
だが「馬肉を食べている」人を非難するなら話は変わってくる。
売られた喧嘩は買わねばなるまい。
研究馬というサラブレッドがいる。
競走馬を引退した後、大学の獣医学部に研究馬は来る。
・・・で、研究馬は獣医の卵達に解剖される。
まあ、要は「殺される」訳だ。
身も蓋もない言い方をしてしまえば「競馬するヤツのせいで研究馬は命を落とした」と言う訳だ。
ハッキリ言う。
獣医を目指すようなヤツは皆、動物好きだ。
解剖する、殺す動物に対して感情がない訳じゃない。
解剖するために大量に繁殖させているビーグルの改良品種を散歩させているのが獣医の卵達だ。
一つの命が百の命を救うと信じて、心の中で手を合わせているのだ。
「お前、本当に馬好きなのか?
競馬が好きなだけじゃないのか?
数字が走っているようなもんじゃないのか?
お前みたいに競馬をやるヤツのせいでサラブレッドは今日も解剖されているんだぞ?
せめて食ってやれよ?
知ってるか?
サラブレッドって脂肪がなくて食用には向かないんだぞ?
食用の馬肉はサラブレッドを食ってる訳じゃない。
食用の牛や豚を食ってるのとかわりない。
綺麗事抜かしてるんじゃねー!
テメーのしてる事は馬を殺している事なんだよ!」
実際そこまで思ってませんよ。
売られた喧嘩を買っただけです。