いつもの日常
読むのは簡単なのに書くのは難しいですね。いろいろと矛盾した文章や変な言い回しになっている文もあると思いますが報告してもらえれば修正します。
「「「ーーーなら、ーーーやくーーー!ーーーーーおーーさーにーーーー!」」」
「たーーすーーーーてーーーくーーーい」
『ピピピッピピピッ』
「んうっ?」
目覚まし時計の音で起こされた。時間はいつも通りだな。
「んーー!」
伸びをしながらベッドから起き上がるとなにかがもぞもぞしながらベッドから出てきた。
「にゃあ~」
「おはよう、シロ。というかまたベッドにもぐりこんだな?悪いやつめ!うりうり」
「うにゃあ~」
シロを抱っこして撫でてあげる。可愛いなぁ。懐かしい夢を見ていた気がするけど内容が思い出せないな。まあいいか。夢なんてそんなもんだろう。
「朝御飯の支度をするか。姉ちゃんは…酒でつぶれてそうだな…」
「そうにゃ」
「ん?今しゃべった?気のせいか?」
「にゃー?」
シロを撫でながら朝御飯の支度をするために着替えて1階に下りて行った。
俺の名前は西城蓮、普通の学生だ。普通というにはちょっといろいろと経験しすぎな気がするけどな。趣味は工作やゲーム、後は本を読むことだな。最近のお気に入りは異世界ものだ。銃を作って無双していたりハーレムを作ってたり羨ましいわ。はぁ…現実逃避はこれくらいにするか。
「うわぁ…やっぱりこうなってたか」
テーブルの周りに瓶が散乱していてソファーには下着姿の女性が寝転がっていた。
この貞子みたいな状態になっているのは西城夏樹、俺の姉ちゃんでこんなんでも一応、看護師だ。色々とストレスが溜まるのはわかるんだけど下着姿で寝るのは勘弁してほしい。もう慣れたけど。
「あ~~~もう、朝~~?」
「もう朝だよ。朝御飯作るから顔を洗ってきなよ。兄貴は…庭か」
外から筋肉向上! 筋肉向上! と声が聞こえてくる。
「あっちは大丈夫そうだな。さっさと朝御飯を用意してくるか」
メニューは目玉焼きとベーコンでいいかな。後はトーストを用意してと……。食パンをトースターにセットして朝食の用意が終わってから兄貴がいる庭に向かった。
「兄貴、おはよう」
「おう、蓮か! おはよう!」
40キロはあるダンベルを持って筋トレをしている男は西城剛、俺の兄貴だ。職業は自衛隊だからなのかいつも朝から筋肉を鍛えていて俺も強制的に鍛えられてる。まあ、体力がつくからいいんだが内容がどんどんきつくなっていくのはどうにかならないのかな。ちなみに重度の軍オタだ。銃の仕組みとか潜水艦とかのことを止めなかったら3時間くらい延々としゃべり続けるレベルだ。俺も人のことは言えないけどね。
「朝御飯できてるよ」
「おお! ありがとう。さっそく朝食にするか」
庭から戻ってくると姉ちゃんが着替えてスーツ姿でシャキッとしている。さっきまでベロベロになってたとは思えない。いつ見てもこの変身は謎だ。この切り替えの早さは見習いたいわ。
3人で食卓について手を合わせる。
「「「「いただきます(にゃー)」」」」
「うむ、今日も肉があっていいな」
「あんたいつもそれね」
「兄貴が肉って言わなくなったら世界の終わりだよ」
「それもそうね」
「別にいいじゃないか。ところで今日の予定は?」
家では朝に自分たちの予定を確認するのが習慣だ。
「いつも通り学校だね。ああでも委員会で遅くなりそうだよ」
「あたしは夜勤があるから晩御飯はいらない」
「俺は前に言った通り筋肉オフ会に行ってくるから帰りは明日だな」
本当にその会は何なんだよ。しかも筋肉にオンラインとかあるのかよおい。
「わかった。2人とも気を付けてね」
「「それはこっちのセリフなんだがな(けどね)」」
「わ、わかってるよ」
「「「「ごちそうさまでした(にゃ)」」」」
「じゃあ、蓮、始めるか」
「あいよ」
まだ、時間に余裕があるのでこれから朝のトレーニングを始めるためにラフな格好で庭に出ていた。姉ちゃんとシロは見学するために縁側で座って眺めていた。
「あんたたち飽きないわね~」
「にゃ、にゃにゃにゃあー」
「体を動かすのは気持ちいいぞ!」
「姉ちゃんもすればいいのに」
「遠慮しとく」
入念に準備運動をしてから兄貴に模擬戦を挑む。しっかりと体を伸ばしておかないと怪我をするからな。
「軽く体を慣らしてからやるか」
「了解」
ふっ、はっ、とうっ、せいっ。
かなり速く繰り出されるパンチを受け流す。威力がないように見えるけどまともに受けるとめちゃくちゃ痛い。だから基本的に回避できない攻撃は衝撃を逃がすしかない。
「いい感じだな。よし、ペースを上げていくぞ」
「ちょっ!」
パンチがストレートからアッパー。深く踏み込んできてからの蹴りと手数が増えていく。受け流すことができない攻撃はガードして受けるしかない。絶対に受けてはいけない攻撃は回避する。受けると怯んだすきに投げ技をかけられるからだ。本当に容赦ない。だけどこっちもやられてばかりじゃない。兄貴の隙をついてカウンターを入れる。でも、それも読まれて逆にカウンターを入れられることもあるから気を付けないといけない。
「ぬおおお! あぶねえ!」
「よく避けたな。じゃあ次はこれだ」
フッと軽く体を押されて体勢を崩される。
「ととっ!? ってやば!」
そのまま踏み込まれて腰の下あたりに手を添えてすくいあげられる。そして俺の視界はぐるっと回ったがなんとか受け身をとることができた。
「よし、ここまでだ! すごいじゃないか。これならもっと厳しくしてもよさそうだな」
「勘弁してくれぇ~…」
芝生の上に寝転がっていたが兄貴が手を伸ばしてきたのでその手を取って起き上がって背中に付いた草や土を払い落す。
「後は筋トレをして終わりだな」
後は筋トレと有酸素運動をして終わった。最初の頃は筋肉痛で苦しんでいたけどもう慣れてしまったから痛みが襲ってくることはなくなっていた。
「よし、今日はここまで」
「今日もありがとうございました」
この後はシャワーを浴びて学校に行く準備をする。
「2人ともはい」
姉ちゃんがタオルと飲み物を持ってきてくれた。こういうところはよく気が付くよな。
「ありがとう姉ちゃん」
「おっ、ありがとう。夏樹」
「2人とも朝早くからよくやるわねえ。蓮も体を壊さないようにほどほどにね」
「はいよー。そろそろ準備してくるよ。先にシャワー浴びていいかな?」
「いいぞ~。俺も入りたいから速く頼む」
汗まみれは気持ち悪いからすぐにお風呂場に向かう。
「強くなったわねぇ」
「そうだな。最初に比べればかなり強くなっている」
「もう少し子供らしくしてもいいのにね」
「仕方ないさ。あんなことがあれば誰でも子供らしくなくなるだろ」
「そうね…今はただ見守っていましょうか」
「それがいい。さて、俺達も準備するか」
シャワーを浴び終わってから鞄に教科書と朝御飯と一緒に作ってあったお弁当を入れて準備を終えるとかまってかまってとシロが頭をすりすりしてきた。そんな可愛いシロを撫でながら兄貴達に声をかけた。
「姉ちゃんたち準備できたー?」
「ふにゃ~」
「「大丈夫よー(だー)」」
「「「いってきまーす」」」
「にゃってらっにゃい」
3人同時に家を出てシロに見送りされる。てか、やっぱりしゃべってないか?
途中で兄貴達と別れてから学校に向かっていると後ろから急にどつかれた。痛いなと思い五つ振り向くとそこには腐れ縁の男が笑いながら俺の隣に並んでくる。
「よう。おはよう蓮」
「おはよう、宗司」
この爽やかなイケメンの名前は沖田宗司。俺の親友というか幼稚園からの幼馴染だ。腐れ縁とも言うな。そしていつも通りくだらない話をしながら歩き始めた。
「今日も夏樹さんは奇麗だったな」
「そうか? 俺はいつも通りだと思うんだけど」
「ばっか! いつもより体のラインが浮き出て化粧は薄めだったぞ! お前の目は節穴か!」
「どこみてんだおい。てかなんでそんな違いが分かるんだよ」
「チッチッチッ、女性マイスターの俺にかかれば造作もないさ。スリーサイズもきっちりわかるぜ!」
「それがなければお前って結構モテると思うんだけどなぁ…」
と、こんな感じに少し変態紳士なところがあるやつだ。こいつのエピソードに女子から告白されたがバストを後〇cm上げてDカップにしてこいと正確に言い当ててビンタされたらしい。かなりイケメンなのに本当にもったいないと思う。
「ま、俺のことはこれくらいでいいだろ。お前のほうはどうだ? 野原さんを捜索してんのか?」
「ほんと察しがいいな。まだ、見つけてないよ」
「お前も大変だな。あんなそっけない態度をとられたら普通は諦めるだろ」
「ほっておけないんだ…いつかフッと消えてしまいそうで怖いんだよ」
「お前まだ引きずってんのか。まあ、こればっかりは仕方ないか」
「まあな。そう簡単に忘れられない」
俺の過去にいろいろとあったからこそなんだが今は語るまでのことじゃないだろう。
ちょっと微妙な空気を換えるためか宗司が別の話題を振ってきた。
「そういや今日のニュース見たか?」
「いや、見てないよ。どんなニュース?」
「過去にあった全世界一斉盗難の捜査が打ち切りになったんだってよ」
「あー、新兵器の設計図から食べ物、生活用品全種類を指紋や髪も一切残さずに盗み出したやつか」
「そうそれだよ。本当に不思議だよな。全世界でほぼ同時に盗み出してんだもんな。噂じゃあ大規模な組織が一斉に盗み出したとも言われてるな」
あの事件は確かに衝撃的だったらしいな。確か11歳くらいの時だったか。俺は覚えてないけどな。
「ん? おい、あれは野原さんだろ。あの長い髪に着痩せしている体のラインは間違いない」
「背中しか見えてないのにどうやって判断したんだお前…」
「俺の魔眼から逃れることはできぬ!」
「どこで身に着けたそんなの!」
「修行の賜物よ。お前もできるだろ?」
「一応できるけどやらないよ。てか体型の把握はやめてやれよ」
女子が一番気にしているデリケートなことだろうにさ。さてと、さっき言った女の子は野原桜、俺の幼馴染で大体胸あたりの長さの黒髪で髪型は三つ編みにしている。普段は伏目がちだが容姿を整えたら明るく優し気な雰囲気を出しそうな顔をしている。だけど、自信がないのかわからないが眼鏡をかけて顔を隠しているためちょっと根暗なイメージになってしまっていた。
「普段からきっちりしておけばいいだけの話じゃねえか。おっと少し急ごうぜ」
「そうだな。急ぐか」
早足に歩いて教室に到着した。野原さんはもう席についている。そこに例の奴らも登校してきた。野原さんはビクッとしていた。大丈夫かな…
「おっはよ~」
あいつは水谷結菜、俺が一番警戒している奴だ。理由はこいつがいじめの主犯格だからだ。なんでいじめているのかはわからないが、見た目によらずかなりズル賢い。
教師に気づかれずにいじめをして過ごしているからだ。やり口もかなり巧妙だ。その知恵を勉強に回せよ。見た目は軽い女っぽく肩くらいまである髪を茶髪に染めている。髪型は朝にしっかりセットしているのか軽くウエーブがかかっていて目元はちょっときつめだ。正直俺は苦手だ。
「お、おはよう…」
「そうそう野原さん、ーーーまでーーくれる?ーーーーどうなるかーーーよね?」
またか…女子のいじめは陰湿だ。これで手を出せばどんどんエスカレートしてしまう。一度手を出したことがあってその時もエスカレートしてしまったため俺から何かすることができない。俺は一体どうすればいいんだろう。
「蓮、昼休みに体育館裏だ」
「ありがとう、恩に着るよ」
こういうところがあるから本当にいいやつだ。
「後でジュースでも奢れよ」
前言撤回、おのれ覚えとれよ。
「わかったよ…」
いろいろと葛藤しながらも授業が始まった。