初っぱなから異世界スタート!? 2
この大陸アイルノードには5つの都市がある。
まず初めにメニスタ。ここは魔物を何か有効活用出来ないかと研究している都市らしいが、
あんな魔物どう有効活用しようとしているのだろうか…
二つ目にマライブ。ここは先ほど俺が使っていた魔法をあらゆることに使い生活を豊かにしようと研究している所らしい。
三つめはソライブ。よくある剣や槍、鎧などを主に生産している所で色々な金属や魔物の皮など使いアクセサリーなども作っているそうだ。
四つ目はメライブ。機械や車などの部品を作っている。特にロボット開発に力を入れているらしい。
最後にキブス。今まで挙げた都市の主な流通をしている所でいわば都市自体が大きな郵便局の仕事を担っているそうだ。
とまぁこんな所か。地図を見ながら自分の居場所を確認する。どうも、この大陸には山は一つしかなく都市もそれぞれ分かりやすいところにあるみたいだ。
マライブは西の海の近くに。ソライブは大きな山の麓に。メライブは東の平原に。メニスタは南の小さな草原地帯に。キブスは大きな山の頂上にあるとのことだ。
神様「という所だったかな?あー説明だる…」
咲「…それ本当なのか?」
神様「なんだ?神様を疑うのか?信仰心のない奴め」
咲「寝ながら菓子食ってマンガ読んでいるやつなんか信じられるかっ!!そもそもみたいーとか、らしいーとか、全部情報が曖昧じゃねぇか!」
こんな奴が世界を動かしていたなんて信じられねぇ…
神様「大体情報は合ってるから気にするな。それよりも、せっかくお望みの能力というのに全てといわずそんなものしか選ばないのな。」
咲「良いだろ別に。」
神様「色々言いたいことはあるが、面倒くせぇから一つだけ」
気怠そうに話す神様だが、真剣な口調で一言俺に言い放つ。
神様「一歩間違えるとお前は世界を破滅に追い込むからな」
そう言い終えると俺の足元に黒く大きな穴が出現する。
神様「まぁ、滅ぼさねぇよう頑張れよ。あ、それと―」
何か言っていたようだがここで俺の意識は途絶えた。
神様「あーあ、やっちゃった。ま、大丈夫か。さて、マンガの続きっと…」