狂詩曲を奏でたくて
らぷそでぃーー。僕の心に何かあるんだ。らぷそでぃーー。って。
僕は何か特別に考えてるとかじゃないはずなんだけどなぁ……でもあるんだ。
こうやってさ、意味のわからんらぷそでぃーーを心の中に想い続けているよ。
何のためにかわからないけど、僕の心はらぷそでぃーーを奏でたくて。
今は死体の山の中心に。
死体って赤くて、ベチャベチャでさ、くるってる感じがたまらないんだよね。
だからさ、君も怯えてないでさ、一緒にやるかい?
この心の狂騒を満たすには、やっぱりらぷそでぃーーがいると思うんだよね。
君は僕と一緒に奏でる側に回るといいと思うんだ。これが。
たったひとりの生き残りが、実はそのままらぷそでぃーーに取り込まれたなんてさ、実にくるってゆかいだよ。ほんとに。
だからやらないかい? いやならそのまま逃がしてあげるよ。
あれだよ、勘違いしないでね?
僕の心をみんなに伝える役をやるんだよ。うん。
みじめな生き残り、みたいな感じにさ。うん、いいとおもう。
やっぱり君は生かそうかな。
そっちの方がなんかいい感じにおもえてきたから。
じゃあばいばい、さようなら。
早く逃げなよ。
早くしないと意味ないじゃん。
ああ、ようやく逃げる気になった。
うんうんそれがいい。ほんとに。
……ああ逃げたね。逃げた。
これでまあた楽しくなるかも。
これでらぷそでぃーーに近づいたかも。
これで――――
ああ、いやいいやめんどくさい。
今日もいつものあれかいて寝よう。
おやすみせかい。
我ハ我侭ノ為二在リ 何人モ覆スコト能ワズ
此度ノ曲ハ狂詩曲
何人モ此レ二服従スベシ
凡テハ我ガ御心ノ侭