~雲雨と星泉~①
この作品はボーイズラブ作品でございます。
ボーイズラブが苦手な方は他の小説もご用意してありますのでそちらをお読みください。
僕は今学校の近くにあるプラネタリウムに来て星を見ている……何故かと言うと、
昔からの幼馴染の瑞樹涙に告白し『お前の事は親友としてしか見れない』と言われ振られたその失恋の心を癒すために学校が終わり電車を乗り継ぎ2時間かけ田舎にあるたった一つのプラネタリウムに訪れた。
「星って………癒されるなぁ…。」
と一人呟きながら天井に映る星を見上げていると、後ろの映写ドームの扉が片方開き雲雨以外誰もいない映写ドームに一人の自分と同じぐらいの男が入ってきた。
「………………ペガサス・オリオン・はくちょう座それに今日は滅多に見れない死兆星だって輝いてる。」
その独り言に雲雨はおかしくて口をはさんだ。
「死兆星は見えちゃまずいやつでしょ?それに漫画の世界でしょ?」
「いいや。ここのプラネタリウムはたまに死兆星が現れるんだよ!だが、某漫画とは違い死期を予知するものではなく幸運の証とされているんだぜっ。」
とその男は自慢しながらゆっくり雲雨の隣に座った。
「ふ~ん。それにしては……そういう幸せの噂が飛び交ってるにもかかわらず人少なくないですか?」
「そりゃ、噂なんかなってないしなぁ!!俺だけのMYパワースポットだよ!!」
と自分を指差したこの自信過剰なバカに会うのは二度とごめんだとこの時思った雲雨だったが、この時はまだ気が付かなかった自分がこの男に『会いたくない』と願えば願うほどこの男に出会う不思議な巡り会いを持っていると………。
「で、あんた名前は?」
「オレぇ?星の泉と書いて星泉【せい】糸原星泉だ!君は?」
「俺は………そ…園崎。園崎雲雨雲に雨と書いて【くう】だよ。」
「すごーい!!雲から恵みの雨が降り注ぐような幸せのイメージで君の両親はつけたんだね!!」
名前の理由に苦笑いしながら何故そんな理由が即座に出てくるのか不思議に思いながら星泉を見つめてため息をつき天井を見上げた。
「なんでオレ見てため息つくのさぁ~ひどぉ~い!!」
「………………静かにしてくれ。癒されたいんだょ……。」
「オレが癒しましょうか?おきゃくさぁ~ん?!」
「……………………黙れ。」
こうして雲雨と星泉の最初の出会いの一日は終わった。