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Ozの魔法使いと剣士と脚本家と  作者: めがね
1章 始まり - 覚醒からコントロールまで
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俺とozと大切なことと

 アリカのやつ・・・

 調子に乗りやがって・・・楽しんでる場合か?

 しかし、普通にかわいい。正体を知らなければ、一目で付き合いたいと思うレベルだ。

 そんなやつが腕を組んできたら・・・思い出すだけで妙な気分。

 仕事に身が入らなそうだ・・・




 とまぁ、ちょいちょい誘惑して来るアリカはほおっておいて、少し俺たちについて話しておこうと思う。


 その前に、

『この物語はフィクションです。登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。また、下ネタ、グロ系の表現が使われる場合があります。もし、ご覧のみなさまで気分の悪くなる方がいらっしゃいましたら、ブラウザの戻るボタンをクリックしてください』




 お決まりのセリフを言ったところで、まずは自己紹介だな。

 俺はナイト。名前がナイトだ。職業は剣士。騎士になりたかったが、その職業はなかった。

 んでもう一人がアリカ。職業は格闘家。名前が女っぽいのはアレだが、本人がいいなら俺は気にしない。

 しかしまぁアリカが女になるなんて、名前の魔力ってやつを信じてしまうな。マジで笑えねぇwwwwwww




 おっと。話がそれた。次は世界について。

 ここはオンラインゲームOz(オズ)の仮想空間。

 人口爆発によって地球上に居住空間がなくなった今、ゲーム世界を永住の地とする人が急増し、それに合わせて各国がOzを国政の一部として部分的に買収。それからは全世界はOzOSによって管理され、人々は現実と同じように仕事、生活をするようになっていった。


 肉体は電子情報に変換されゲーム内で思い通りの動きをすることができるし、現実と同じように痛みはある(もちろん死にはしないレベルに設定されているが)。食事だって排泄だって何でもできる。すべてが現実と同様。それがOz社長の目指したこの世界ってなわけだ。

 つまりは現実と全く同じと言ってもいい。異世界という言葉がしっくりくる気がする。

 でも所詮はオンラインゲーム。サーバーは現実世界にある。サーバーが壊れたら世界は崩壊するわけだが、そうならないようにメンテナンスはするし、バックアップも数百機ほどある。もしもすべてのサーバーが内部から破壊されても、マザーがエラー修復を行うし、外部は各サーバーの自己修復でなんとかなる。


 なんでそんなに詳しいかって?

 あまり大きな声では言えないが、俺、運営側の人間なんだ。もちろん一緒に行動してるアリカもだ。

 ほとんど無職みたいなものだけどな。


 昔は、テストプレイとか散々やらされてたんだけど、社長が亡くなった今は観測されたバグを潰して回るだけだ。

 ゲームシステムは社長が勝手に設定してたから、俺たちは内部データの最深部にアクセスすらできない。

 おっと、この話はナイショだぞ。これがばれたら、世界の混乱を招いちまう。

 まぁばれたところで、やすやすと突破されるようなセキュリティシステムじゃないから、びっくりするほど深刻な問題ではない。




 いろいろとずれたが、自己紹介が済んだ所で、今回の事件について少し整理してみようか。


 アリカの話だと、違和感を感じて目を覚ましたら、女になってた。ということらしい。

 本人は全く原因がわからないらしい。もちろん一緒にいた俺も心当たりはない。


 運営サイドとしては、なぜ性別が変わったか。現実の肉体に影響があるのか。それらについて調べ、今後このようなことが起こらないようにすることが、当面の課題か。




 とりあえず仕事を終えたら本部にもどるとしよう。

 なにかしらの手は打てるはずだ。

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