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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
冥界編
80/110

80話

いつの間にか80話


PVも7,000超えて一万も夢じゃないなと思います

読者の方々ありがとございます。


飛影の屋敷


珍しく全員揃った時のことである


【探偵編】


基本的にテレビを見ながら食事を屋敷の主である飛影は許可しない(常識外れのくせにそういう所は厳しい)


そのため、リビングにあるデカイテレビをソファに座りながら全員で見ていた時である


探偵もののドラマで完全な密室殺人を見事な推理で犯人を当てた場面の時である


「やっぱりこういうの現実で起きたら、推理して解決なんて無理ですよね~」


優希が少し不満げに切り出す


「それ私も思うぜ!!」


リアリティーを追求すれば確かに人一人殺すのに計画を練るなんてあり得ない


しかも動機がそんな動機でいいのか


と思うほどこのドラマは内容が薄かった


火月もその意見に賛成する


「そうかもね、基本的に一本道だしそれ以外の選択肢が無いように作られてるから私も推理できるし詰まらないわ」


天才である杏も同意件である


しかし、それ以外の一定以上の実力をもつ者と椿はそれを肯定しない


「…俺逆にフィクションじゃなきゃつまらないんだけど…」


言いにくそうな飛影


しかし他の者達も頷く


「え~なんでですか!!??」


優希が不満そうにブーイングする


「いやさ…だってリアルに起きたら一瞬で解決だぜ」


飛影の言葉に頷く強者達


「ちょっとやってみてください!!ドラマみたいな感じで」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


「きゃぁぁぁ!!」


「どうしたんだ!!?」


「あ……あれ…」


「ひっ……死んでる」


「何が起きたんだ!!?」


「ここの鍵は内側からしかかけれない…そして窓もなく鍵がかかっていた」


「密室殺人!!?」


「じ……自殺じゃないのか?」


「あの死に方で自殺は無理だ」


「絶海の孤島…私達以外に人はいない」


「犯人はこの中にいるってことか」


という設定のドラマで探偵が推理して解決する物語である


そこに飛影がいる場合


「あ~…犯人お前じゃん」


『うぇ?』


「昨日の22時06分にここで殺気感じたし……」


「変なこと言ってないで証拠は!!?」


「あ?うっせぇなただの人間ごときが口答えすんなよ…死ね」


終了


死体発見から五分以内に解決である


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


「って感じだ」


ある一定の強者なら誰でも名探偵である


椿はできないが、それを知っているためフィクションの方が面白みがあるのだ


『あ~』


ノンフィクション派の三人は納得してしまう


「シーレイならもっと凄い」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


「お前……人…殺す…安眠……妨害…殺す」


事件の前に終了


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


「超名探偵じゃん!!すっげぇ!!」


火月に尊敬されたシーレイはうとうとと舟を漕いでいた


「解決策は全部犯人を殺すのね」


呆れている杏


殺気を感じただけで証拠は無い


しいていうならば殺気を感じたことが証拠であるが立証はできない


犯人=殺


の欠陥探偵の出来上がりである


「細かいことは気にしちゃだめだ!!」


ウハハと笑う飛影


「まぁ断言できるけど…逆の場合は絶対に見つからないわね」


お腹減ったら食べちゃうし


とリーべ


たとえ名探偵と呼ばれる存在がいても最先端の科学技術を使用しても常識外に常識が通じる筈がない


「……何となく予想できますが、ちょっと例としてやるとどうなるんですか?」


「じゃあ飛影の場合」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


《炎舞・無炎》


「え!!?いきなり姿がきえたぞ!!」


「か…神隠しってやつか!!?」


「やだここ何かいるの!!?」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


神隠しとして事件が終わる


「やっぱりですか…」


納得する優希


「基本的に私達の場合は心霊現象とか超常現象になるのよ」


常識で測る常人が非常識を理解することはできない


故の諦め、立証できないので神隠しなどで迷宮入りである


常識で測ってはいけないと改めて三人は認識した


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


学校での出来事


飛影の気紛れである


【野球編】


「そうだ…野球をしよう」


放課後唐突に飛影は言い出した


リタは飛影の唐突に慣れてきたため特に反応なく立ち上がって準備をする


「はぃ?」


彗は思わず聞き返す


「身体を動かそう!!」


飛影は首根っこを掴み引きずってグラウンドへと歩みを進める


「強制かよ!!」


彗に選択肢は存在していなかった


そして途中でリタが秋野も同じように拉致していた


そしてグラウンドの隅


メンバーは


飛影とリタ

ダドマとギルギア

彗と秋野


の六人である


「おいメンバー」

「これ野球ですか?戦争ですか?」


なぜ六人中四人も世界が滅ぼせるレベルの者がいるのか


秋野は不思議で不思議でしょうがない


「とりあえずてきとうに三三でいいべ」


「そうだな…めんどいから男女で分けるか」


と野球はやりたいが面倒は嫌いな飛影とダドマの話し合いでチームが決定する


ピッチャー、飛影、リタ

キャッチャー、ダドマ、ギルギア

審判、彗、秋野


「うぉっしゃぁ!!」


飛影は肩を回しやる気充分である


一番手はギルギア


「ふん…」


初っぱなからホームラン予告


「上等だコラ!!」


「こい…」


殺気と殺気がぶつかり合う


飛影は振りかぶって一投目


大気に亀裂が走る


「あ!!?」


ダドマが気付いた時には遅かった


この時の飛影達は制限が無い


全力投球


そしてギルギアも全力でコースを捉えてバットを振るう


衝撃波が発生する


ダドマとリタは瞬時に魔法を構築し衝撃波を打ち消す


第一投目


結果はボールとバット共に摩擦で炎上消滅


『ちっ!!』


飛影とギルギアは同時に舌打ちすると予備のバットとボールを手にする


第二投目


飛影は振りかぶり


ギルギアは構える


『ストォォォォォォップゥゥ!!!!』


続きをしようとする二人を全力で止める四人


「馬鹿かお前ら!!」


「滅ぼすつもりですか!!?」


「ってか打てねえよ!!」


「普通に私が殺されます!!」


ダドマ、リタ、彗、秋野の全力の叫び


しかも放課後とはいえ僅かに人が残っている


そんな中で全力はアホすぎる


「ちっ!!」


「しょうがないのう」


話し合うこと10分後


彗と秋野レベルの実力まで抑えることで全員が納得した


気を取り直し第一投目から開始


今度はホームラン予告ではなくバットは飛影の方を指していた


「……おら死ね!!」


「貴様が死ね!!」


ど真ん中からのフォーク


スピードは180キロ

落差は30センチ


ギルギアはそれをぎりぎりに捉えてファール


「へっ!!」


「餓鬼が…」


再びにらみ会う二人


ようやくまともになったとリタとダドマは安堵している


(普通じゃないって!!!!?おかしいから!!)


そんな中で常識外しか感じない秋野


彗はすでに思考停止していた


そして第二投目


「おら死ね!!」


「貴様が死ね!!」


《炎舞・陽炎》


ニヤリと飛影は笑う


ど真ん中直球


ギルギアは真芯で捉えてからぶる


全然別納コースをボールは通った


「空振りー」


飛影は物凄い良い笑顔だった


「……」


熱で光を屈折させ蜃気楼を作った


ギルギアは頬がひきつってバットを握りしめ破壊する


第三投目


「おら!!」


《グラビティ・圧》


飛影が投球すると同時にギルギアは魔法を発動


ボールは三メートルほど進み地面に直角に落下


陥没


「鼻くそみたいなボールじゃな」


今度はギルギアが蔑むような笑顔である


雲行きが怪しくなってきた


それは周りの四人が同時に直感したことである


『……』


直感すると同時に飛影とギルギアは睨み合う


ただならぬ雰囲気というよりももう手遅れだった


『…死ね!!!!!!』


《炎舞》

《風華》

《グラビティ》


魔力を解放


「さすがに、」

「まずいですね」


《天変地異》

《神の翼》

《キュリクレイ》


飛影達を止めるためにリタとダドマも魔力を解放


「あ~俺今日までの命か~」

「私ももうちょっと長生き…」


既に人生諦めた彗


それに同意件の秋野


「……はっ!!?」


しかしあることに気付いた


(これって…生きた場所は違えど死ぬときは一緒っていう悲劇のカップルみたいな展開だ!!……しかも隣にいるのは安倍川先輩だ!!これは死んでも許す!!)


と脳内花畑な秋野


今日も平和なハチャメチャな日であった




まぁ日常茶飯事のアホ話でした。


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