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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
43/110

準決勝

う~む…執筆遅れてきてますねorz


というよりも

いつのまにか

ユニーク2500

PV23000突破してました。


本当に感謝感激です。

ありがとうございます



[準決勝第一試合!リーべ選手と静紅選手の試合です!!!!!!!]


[面白そうな戦いだね]


今回は飛影がいないため、代わりにラインが解説役になった


「ふふふ!ようやく戦えるわ!!!!!!」


物凄くハイテンションなリーべ


理由はただ一つ


戦いができるからである


リーべは運が良いのか悪いのか、絶対強者級とここまで戦うことがなかった。


絶対強者級でないと戦いにならないのである


そして待ちに待った絶対強者級との戦い


「あらあら」


それを微笑みながら見ている静紅


双方とも準決勝であるが緊張感はまるでなし


[オッズはこのようになっております]


静紅2.3倍


リーべ2.4倍


ほぼ互角である


若干アンジェレネを負かした静紅の方が上である


[さぁ!!それでは開始です!!!!!]


笑いながら魔力を解放するリーべ


先手必勝と静紅へと接近するリーべ


吸血鬼のリーべにとって接近戦は有利にことを運べる


「参ったわ」


両手を上げて降参する静紅


「へぶ!!!」


その場で脚を引っ掻けて思いきり転ぶリーべ


[へ?]


[は?]


『え?』


会場中が唖然となる


誰もが自分の耳を疑った


信じられないという表情でリーべは起き上がる


「…今なんていったのかしら?」


「降参よ。勝ち目が無いもの」


変わらず微笑んでいる静紅


わなわなと震えるのはリーべであった


「だってあれよね?飛影君より再生力あるのでしょ?」


「そうだけど…」


飛影はリーべから血を分けてもらい吸血鬼としての力を手に入れた


しかし、それはほんのリーべの一部である


吸血鬼としての性能はリーべの方が格上である


無限とまではいかないがそれに近い再生力


接近戦でしかも素手でしか戦わない静紅では相性が悪い


「でも戦いよ?血沸き肉踊らない!?」


リーべも飛影と同じ戦闘狂の部類である


「無駄な戦いで情報を晒したくないし、それに勝ち目が少ない戦いは嫌なのよ」


盗賊として一番大事なのは命を護ることである


もし盗めなくても命があれば次に挑戦できる


無茶をして失敗するのはバカである


ダドマと同じで命をかけた本気の殺し合いなら逃げることはないが今回はただの試合である


戦いたいのは同じだが割りにあわない


「えっと…本当に降参なの?」


物凄く悲しそうな表情のリーべ


「誰がどう言おうと降参よ」


[うわ~試合終了~]


ラインがなんとか我に返り試合終了を告げる


[…静紅選手の棄権によりリーべ選手の勝利です]


ブーイングすら起こらずに準決勝第一試合が終了する


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


しかし、第一試合よりも大きな衝撃が第二試合に起こることになる


[さて…続きまして準決勝第二試合!!!アユリ選手と木春選手の戦いです]


今回は闘技場が大破すること無く30分後には次の試合が開始することができた


気合い十分なアユリと仮面をつけた少女が闘技場で対峙する


「ちょっとすいません!!」


オッズを発表しようかと考えていた実況から秋野がマイクを奪う


[…なにやってるんですか?椿さん]


『へ?』


困惑を見せたのは飛影の知り合い全員である


一つの疑問として本当に椿なのかという困惑


そしてもう一つが何故そう判断したかの疑問である


「う~なんでわかったの?」


木春は仮面を外すとそこには椿がいた


秋野が気付いた訳ではなく秋野のコートのフードにいる飛影が気付いたのである


「あら?椿さんって戦えましたか?」


アユリの中では椿は一般人レベルだと思っていたのだ


「一応はね」


あははと笑う椿


「そうだったの」


今思えば確かに普通の人間が飛影の近くにいるはずがないと考えを改める


「けど…棄権した方がいいわよ?怪我じゃすまないこともあるかもしれないし」


手加減が苦手なアユリ


椿を想っての言葉である


「あ~たぶん大丈夫…だと思う、そろそろ発散させなきゃパンクしちゃうし」


「?」


最後の言葉がアユリは理解できなかった


「まぁ私は飛影と戦ったら絶対勝っちゃうから安心して」


花のように微笑む


知らぬ間にオッズが発表される


アユリ1.2倍


木春19.4倍


「な!」


[とりあえず試合開始~]


アユリの驚愕を置いて試合が開始される


様子見で一度距離をとるアユリ


《魔氷・アイシクルレイン》


様子見で氷柱の雨を降らす


椿はそれに対して氷柱に向かって手を上げるだけである


《炎舞・地翔炎刃》


氷柱のような黒炎が発生し氷を全て溶かしきる


「な!!」


それは見間違えることがない


飛影の魔法である


「よし!調子が良い!!」


いくら様子見で手加減した攻撃とはいえ絶対強者級の魔法である


絶対強者級でなければ防ぐことは叶わない


《風華・竜巻》


渦巻く風がドリルのようにアユリへと放たれる


「っ!」


《魔氷・壁》


その攻撃はアユリの氷の壁により防がれ相殺する


(間違いなく飛影様の魔法だ!)


『…』


驚愕しているのはアユリだけでなく飛影と黒鋼以外は全員驚愕していた


《炎舞・ランス》


椿の背後に黒炎で構成された槍が無数に現れる


《魔氷・絶対防御》


アユリの周囲を氷が包み込む


入念に魔力が込められた氷は黒炎を全て防ぎきる


「…一つ質問だけど」


「なに?」


「なんで無炎を使わないの?」


飛影の炎舞最強の魔法


光すら焼くそれはアユリの最硬を誇る氷でも防ぐのは難しい


「だって使えないもん、あの炎は飛影が使わなきゃ制御できないから」


「あらそう?少し安心ね」


「その代わりなんだけど…私接近戦弱いからちょっと次の一撃に全てをかけるけど受けてくれる?」


微笑む椿


意図はどうであれそれは最硬の自分への挑戦だと受け取ったアユリ


魔力を全解放


「いいわよ…ただ覚悟はしなさいよ…」


「ありがとう!」


椿も魔力を解放


その総量は魔王の誰よりも高い


(…!)


椿は強大すぎる魔力を右手に集中させる


《風華・炎舞・風刃炎陣》


超圧縮された風と黒炎が混ざらせる


《魔氷・最硬を冠するモノ》


そしてアユリも魔法を構築し終わる


「こんのぉ!!!!」


椿は右腕を全力で振るう


同時に黒炎が纏った鎌鼬が射出


貫通力を重視した刃


巨大すぎる刃


相対するアユリは目の前に極小の氷を造り出す


大きさが違いすぎる


受けきれるはずもないが


アユリの本気の魔法である


アユリの氷と椿の炎の鎌鼬が激突


「殖えなさい!」


アユリが指をパチンと鳴らす


瞬間、爆発した華のように増殖拡大を始めるアユリの氷


巨大な氷と巨大な炎の鎌鼬が激突し合う


だが激突している最中にも氷は増殖拡大を繰り返している


攻撃が消えるのは時間の問題でアユリの氷は椿の攻撃を完全に防ぎきった


「あ~さすが最硬…やっぱり無理だったか~」


そこまで落胆した表情ではない椿


「降参します」


やりたいことはやった


椿的には大満足である


なにがしたかったのか?という疑問など多数あるアユリ


「…まぁいいけど、あとで飛影様の魔法が使えることの説明が欲しいわね」


一つ溜め息を吐く


「トーナメントが終わったらね」


今は話せないという意味


アユリは再び溜め息をつきながらも頷いて承諾する


[試合終了!!!アユリ選手の勝利です!!!]


準決勝がまさかの両方とも棄権ということで釈然としない実況だが仕事は仕事である


[二日後に決勝を始めます!!!なお決勝戦は大変混雑が予想されます。各々対応してください]


あと3話くらいでトーナメント編終了です


残りはリーべと、アユリ


おそらく予想していた方はいないのではないかと思います。

この二人のどちらを勝たすかは決めてはいるんですけど…キャラ暴走するんでわからないですね~




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