表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
36/110

ダドマVSアンジェレネ

更新遅いですスイマセン


お気に入りがあと1件で20件になります~

逆に19人の方、見てくださっている方ありがとうございます

[本日最後の試合!!ダドマ選手とアンジェレネ選手です!!!!]


修理するのが面倒となりリングはいらないという判断であるため、半径500m全て土の地面に変わっていた


対峙しているのは


ダドマとアンジェレネ


ダドマは人間形態に緑の龍の尻尾が生えている


アンジェレネは神の翼を出していて


両者共に準備万端である


[さぁ両者のオッズはこちらになります!!!]


もはや慣れているのか絶対強者級の試合では観客席から実況をしている天使


オッズが画面に表示される


ダドマ2.8倍


アンジェレネ2.3倍


[おぉ~と!!アンジェレネ選手の方がオッズが低いです!!!]


原因としては先日のテレビでの飛影の発言である


魔王が認める優勝候補


そのため、アンジェレネの方が勝つと予想されている


「ほ~う」


少しカチンときているダドマ


頬をつり上げ笑っている


「ぎゃああああああ!!!ダドマさんがキレてますよ!!?私死んじゃうじゃないですかぁ!!」


顔面蒼白


遺書でも書こうかと思っているアンジェレネ


[頑張れアンジェレネ]


飛影の励まし


「は~い!!頑張りまぁす」


一瞬で元気を取り戻すアンジェレネ


単純思考である


[それでは試合開始!!!!]


火蓋が切って落とされた


一瞬で意識を切り替え空中からダガーを二本取りだし構えるアンジェレネ


対するダドマは手を前に突き出すだけ


《天変地異・無限一手》


全魔力


魔王の底無しともいえる全魔力を手に集中


およそ1億トン


まずは肩慣らしと1億トン程の水を圧縮し放つ


直径5メートル


壁かとも感じてしまうほどの水の帯を超圧縮し超高速で放つ


原理はウォーターカッター水を圧縮し高速で放つことでダイヤでさえ切り裂くと言われるウォーターカッターの純粋強化版


かすっただけでその部位周辺は弾けとぶ圧力の塊


(う~わ~喰らったら痛い所じゃないですね~)


アンジェレネは全力で横に羽ばたく


一直線の攻撃なので避けるのは容易い


そのままダドマに接近


だがダドマは構えもせずに再び手を向ける


《天変地異・無限二手》

《方舟》


再び同じように全魔力が込められた巨大ウォーターカッターを放つ


上空に飛翔することでそれを回避


しかしアンジェレネの進行方向


最初の一本目の攻撃が降ってきていた


方舟で移動させた攻撃


下手に曲げないことで勢いはそのままである


「ぎゃあああ!!!」


急停止


急後退


全力で避ける


「ふははは!!」


テンションMAXダドマ


通常なら一手で終わるからである


《天変地異・無限三手&四手》


今度は両手を使い2本放つ


合計4本


「む…無茶苦茶です!!!!ありえないです!!!」


かすったら死亡する一撃が四本


ダドマ自身大雑把なためまだアンジェレネなら避けられる


だが


攻撃もできず受けているだけ


魔力が無限のダドマ


解放していて身体強化をしているアンジェレネ


長期戦は不利である


「鬼ぃ!!悪魔ぁ!!」


方舟で一発残らずあらゆる角度から攻撃が続く


リタのような光速ではないアンジェレネは近付くことはほぼ不可能


「残念だが一つもあてはまらんな!!!」


鬼は飛影やリーべ

悪魔はアユリでダドマは龍なのだ


屁理屈といえば屁理屈である


《天変地異・殺戮水落下》


上空


半径500mの結界


その全てを覆いつくすような水が出現される


「ひゃっは!!落ちろ!!」


総合計1000億トンはくだらない水が堕ちてくる


「ふざっけてますよ!!!」


避けているのが精一杯


上空からの水は受け止めることはできない


もちろん4本の極太ウォーターカッターも止んでいるわけがない


「おら死ね!!」


「あ~も~使う気なかったのにぃ!!!」


それが遺言であると観客は思ってしまうほど絶体絶命な状況


《アンビリルワールド》


全ての攻撃が直撃する直前


アンジェレネの姿がこの世から


この世界から消える


[きたきたきたきたきたぁ!!!!!チート2号!!]


面白いバトルに飛影もアドレナリン大放出中


その顔は俺もやりたい俺もやりたいとまるで外見相応のような子供のキラキラした眼と笑顔であった


「お!」


さらにダドマは笑顔になる


降ってくる水とウォーターカッターを魔法を解除させ消滅させる


アンジェレネの攻撃は完全に集中しなければ避けることは不可能


僅かな音や魔力の変化にも対応できなければならない


ダドマが集中し始める


「だからチートじゃないですよ飛影さん!」


そんな中結界を隔てていながらだが飛影の目の前にパッと現れプリプリと怒っているアンジェレネ


《天変地異・水刀》


「はっ!!?」


強烈な魔力と殺意に反応


《アンビリルワールド》


一瞬で魔法を構築し再びアンジェレネの姿はこの世界から消える


ズパ!っと水でできた刀がアンジェレネがいた空間を裂いた


いや刀というのは表現が違う


常にウォーターカッターのように超圧縮で構成されているその水の刀は刃がギザギザになっている


水の超圧縮されたウォーターカッターのチェーンソーである


超圧縮しているため刃渡り1メートル程に見えてもダドマの意思次第で500m程度なら刃を伸ばせる


全魔力が込められているそれは恐ろしく威力が高い


どのくらいの威力かといえば


「あっ手が無い」


ただの魔力である結界と攻撃という指向性を持たせた魔法


同じ全魔力を込めたものでも威力の桁が違う


つまり、結界を切り裂いて飛影の手首を切り裂くほどである


「おぉ~わり~わり~加減間違えた」


ダドマは大雑把であり


全魔力を込めているので調整は苦手なのだ


そのため目測を誤った


「ほっほう~」


再びダドマは結界を張り直す


「あっ手が無」の時点で飛影の手首は再生したが飛影のこめかみはピクピクと痙攣していた


「よっしゃ!!ぶち殺す!!」


一瞬で臨戦態勢に移る飛影


『ストォっっっっっっっっっップ!!!!』


大会中の横槍は即失格である


慌てて止めに入る絶対強者級達


当然ながら完全臨戦態勢である飛影を止めるのには彗でも秋野でもエリアでもセリエでも火月でも不可能


実力に差がありすぎる


それを知っている火月以外は止めに入っている者に頑張れとエールを送るだけである


火月は椿によって確保という名の保護をしている


「あんにゃろ~いつかぶち殺す」


さすがに暴れられないと判断した飛影は大人しく諦める


「さて…」


ダドマは気を取り直し周囲を警戒する


アンジェレネの姿はない


(…しんどいな)


狩るものと狩られるもの


さっきまでと立場が逆転する


ダドマは魔力は無限でも体力は有限である


得意なレンジは中距離~遠距離


接近戦のアホみたいな体力は持っていない


「えい」


「っ!!」


能天気な掛け声をあげながらアンジェレネは出現


ダドマが反応した頃には両手のダガーでクロスに斬りかかっていた


咄嗟に腕を盾にする


ギリギリ間に合い防御に成功


パキリと何かが折れる音


ダドマの腕は防御した際に龍化したため、服の内側は輝く緑の鱗で覆われている


ギルギアの鎧とも言われるほどの硬度を持つ鱗に比べれば硬くはない


しかし龍の鱗である


ダガー程度で傷がつくわけがない


「わ~お、この武器でも駄目ですか」


「ってか痛ぇ」


ぱきりと欠けたのはダガーではなくダドマの鱗であった


アンジェレネの所持している武器はただの武器ではない


神の武器である


だから外見はただの切れ味が良さそうなダガーであるがダドマの鱗くらいなら折ることが可能である


「ん~なにか良い武器なかったですかね~」


ダガーを一通り眺めて傷がないか確認するアンジェレネ


その隙にダドマは水刀で斬りかかるが


《アンビリルワールド》


一瞬速くアンジェレネは創造した世界へと移動する


「っち!!」


ダドマは舌打ちをする


捕まえるのがかなり辛いのである


一撃当たれば確実に倒せるのだがその一撃が遠い


「ふっふっふ~ダドマさん!!覚悟ですよ!!」


再び現れたアンジェレネ


その手にはダガーではなくかなりボロボロに汚れて何も斬れそうにもないなまくらのような大剣


アンジェレネの背丈ほどの大きさをアンジェレネは片手で持っている


「あ?なんだそりゃ?」


物凄く嫌な気配がその大剣から発せられる


ニコニコと笑い宝物を見せびらかすかのように振り回す


「これはですね~オグァロイゾっていう剣です。通常時はなんも斬れないなまくらなんですけど…別名龍殺しの剣です!」


オグァロイゾ


神の武器の一つ


その威力は龍族の前で発揮する


「…あ~まじかよ」


ダドマはかなりの億単位の年齢である


そして龍であるダドマにとってオグァロイゾはアンジェレネよりも恐ろしさを知っている


かなり諦めたような表情である


「天敵すぎるわ」


《天変地異・とりあえず試射》


やる気を根本から切り裂かれたようなダドマは恐ろしく適当なネーミングで全魔力を放出して放つ


高速ではなくへにょへにょという効果音が似合うようなゆっくり具合で水の塊がアンジェレネに放たれた


「えい!」


それに対してアンジェレネも軽く振り斬る


ダドマの全魔力を込めたやる気のない一撃は一瞬で消滅した


「あぁ…やっぱダメ?」


まるでその事をわかっていたようなダドマは大して驚かず納得した表情である


「そうですよ~」


オグァロイゾ


龍殺しのこの剣は龍という種族を根絶するためにあるといっていい


龍の存在を無に帰すのがこの剣最大のそして唯一の能力である


なにも斬れない剣だが龍が触れた箇所は消滅する


「やっぱお前持ってたか」


お手上げとばかりに魔力を抑える


「まぁそれが私の役割ですから」


アンジェレネもそれを見て魔力を抑えて剣を自分の世界へと送る


「ちっ!!わぁったよ降参降参大降参!!ガチの殺し合いだったら諦める気はねえが、喧嘩のうっかりで死ぬほど俺は馬鹿じゃねえ」


両手を上げるダドマ

大きなため息をつく


[決まったぁぁ!!!!なんとダドマ選手の降参ということでアンジェレネ選手の勝利です!!!!]


「いっえ~い!!!」


ガッツポーズ


「さすがアンジェレネ…ド腐れチート2号の名は伊達じゃない」


「チートじゃないですよ~!!」


チートすぎワロタ


最初ダドマに勝たそうと思ったんですけどね~


なんかこの結果に…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ