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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
35/110

シーレイVSアユリ

バトルっす

[2回戦第3試合!!!シーレイ選手VSアユリ選手の試合です!!両者共に絶対強者級!!どちらが勝つのでしょうか!?オッズはこちら]


シーレイ2.3倍


アユリ2.5倍


[ややシーレイ選手が有利ですね。どうでしょうか?解説の飛影選手]


飛影は2回戦の第1試合だったため、すでに3回戦に進んでいる


暇だったのもあり飛影は解説役になったのである


[そうだなぁ~アユリは読めても避けられない広範囲の攻撃とかがあるからシーレイ的には辛いかな~でもアユリも速度がめっちゃ速いわけじゃないから厳しいと思う。まぁどっちもどっち]


アユリは準備万端


シーレイも眠そうであるが魔力は解放していて準備はできていた


[それでは試合開始です!!!!]


「いくわよ?」


「…いいよ」


《魔氷・ソード》


氷を創造する


剣の形をとり構える


対するシーレイは無手で構えもとっていない


[対策はできてるな~シーレイの魔法は触れたものの動きを遅くするものだから、剣に触れられても剣を捨てれば遅さは消える]


[なるほど]


対峙しているが攻められないのはアユリの方である


未来確知を持つシーレイの得意技はカウンター


下手に攻めるとダメージはでかい


「ちなみにシーレイさんの未来確知はどっちが勝つってわかってる?」


アユリの問いにシーレイは空を見上げて何かを考えているような動作をする


「…私…負ける…確率…高い…」


「そうなんだ」


少し安心するアユリ


一つ深呼吸をして戦いの精神に持っていく


《魔氷・フィールド》


魔法を構築する一瞬前にシーレイは飛び上がり魔法ではない本来の神の翼で空中に浮く


次の瞬間世界が凍りつく


半径500m


全ての地面が氷に覆われる


「…」


シーレイは無言で手を上げる


一瞬光が集まり巨大な鍵が現れる


[あれは?]


[神の武器、特徴はない。ただの硬い武器]


刃もついていない巨大なハンマーのような鍵


シーレイは振りかぶり全力でそれをアユリに投げつける


《魔氷・盾》


アユリは動かずにコース上に氷を構築


氷と鍵は相殺し


氷は粉砕


鍵は弾かれる


「…ん~」


弾かれることも弾かれた先もわかっているシーレイは一直線に移動


接近しながら鍵をキャッチしアユリを叩き潰すために振り下ろす


だらけきっているシーレイの攻撃


しかし身体を鞭のようにしならせ放つ攻撃はかなりの力となる


「ぐっ!!」


《魔氷・自動攻撃》


《スロウス》


剣で受け止めると同時に地面の氷がシーレイへと襲いかかる


剣は折れずにシーレイの攻撃を受けきった


しかし身体の動きが僅かに遅くなる


シーレイは氷柱のように迫る攻撃を軽々と避けて再び羽ばたいて接近


《魔氷・拳》


すぐさま剣をシーレイに向けて投げ捨て拳に氷を纏わせる


ドでかい武器を担いでいるシーレイには今は手数がない


《魔氷・星空氷華》


空中


空中を星のように氷の球体が出現する


シーレイは襲ってくる剣を撃ち落とそうと構え


《魔氷・領域》


一瞬で羽ばたいてその場から離れる


剣が爆発したかのように氷が鋭く全方位に伸びる


それと同時に空中に漂う氷も次々と空を侵食していく


その間を縫って避けられないものは粉砕しながらシーレイがアユリに接近


最後の薄い氷を粉砕するために鍵を全力で投擲し粉砕


できた隙間


隙間を抜けた瞬間アユリが笑う


「とった!!」


《魔氷・槍》


それを待っていたアユリ


出てくる場所がわかるように氷を伸ばして誘導


空中に浮いている氷の球体


3つ


すべて槍となりシーレイへと放たれる


さらに背後からも氷柱が襲いかかる


《スロウス》


絶体絶命の中シーレイが行った行動はただ一つ


投擲


キラリと光る小さな氷を周囲にばら蒔く


氷はシーレイが砕いたものであろう


「え…?」


遅くなった


シーレイの背後から襲い掛かる氷柱


放った槍の速度が遅すぎる


速度を失っている


速度がたかだか10km/h程である


そしてようやく何が起きたか理解した


「まっずい!!」


シーレイは砕いた氷に魔力を込めて触れることで速度を持たせないでいた


そしてばら蒔いた


ばら蒔いた瞬間にスロウスを発動し速度を無くした


くっついていたらくっついたものですら遅くする


アユリは魔法を解除できない


魔法を解除しても氷という個体は残る


一瞬で状況を判断し空中に氷を足場として作成


ばら蒔いた氷が地面に触れた途端にアユリの動きも遅くなるためである


それすらも確知していたシーレイはすでにアユリの目の前にいた


「っ!」


《魔氷・絶対防御》


《スロウス》


乱打戦


シーレイが狙っていた戦いである


氷がアユリの付近を漂いシーレイの攻撃を防いでいく


互いに打ち合う


アユリは拳に氷を纏って当てたら射出を繰り返す


シーレイは氷に触れながらも少ないながらも確実にアユリに拳を当てる


徐々に徐々にアユリの動きが遅くなりシーレイが優勢になっていく


「~っ」


《魔氷・相刃》


シーレイを離そうとギロチンのような巨大な氷の刃を上下から放つ


一瞬早く後退しそれを回避する


僅かな乱打戦


その間にシーレイは38回触れた


《魔氷・アイスタイム》


世界が凍った


避けられない一撃


「ようやく溜まったわ」


ふるふると頭を振る


闘技場半径500mの空間


すべてが氷で包まれた


アユリの切り札の一つ


全てを凍結させた


無事なのはアユリの周囲50cm


ギリギリアユリのみが生き永らえる空間だけである


シーレイは避けられないと察していてボケッと突っ立ったまま氷漬けになっていた


腕力での脱出はもはや不可能


氷が周囲をうめつくし


かつ


閉鎖的な空間


かつ


アユリの魔力が空中を漂っている時限定の切り札


「あぁ~これ使うつもりなかったのに」


絶対強者級は基本的に切り札をいくつも用意している


そして切り札をあまり使わないで戦う


理由は簡単で対策されるからである


ラインの場合は幻想魔境が切り札であり主力である


ド腐れチート言われる要因として対策がないことがあげられる


38回シーレイに触れられ再び乱打戦になった瞬間にアユリの敗けは確定していた


そのために切り札を使用したのである


[…試合終了だ。あれは抜けられん]


唖然としている実況


ハッと我にかえる


[試合終了!!!!!!!勝者アユリ選手!!氷で周囲を埋めつくしシーレイ選手は身動きが取れません!!!!]


「ダドマ結界解除、アユリ魔法解除」


「あいよ~」


「はい!」


飛影が肩を回し魔力を練る


ダドマが結界を解きアユリが魔法を解除する


アユリの魔法が解けた氷はただの氷である


《炎舞・瞬間解凍(黒炎)》


飛影が氷に手を当てる


一瞬


ほんの刹那の間に氷が消滅した


蒸気すら発さずにである


氷で生き埋め状態から解放されたシーレイは一度羽ばたいて着地


翼を引っ込める


「ありがとう飛影様」


「…ありがと」


切り札を使用したが氷の処理に困っていたアユリ


少し考え足らずなのがたまに傷である


[さぁ!!壮絶な試合が終了しました!!!!!勝者は天界の我らが魔王補佐アユリ選手です!!!]


『うぉおおおおおお!!!!』


熱狂と共に野太い黄色い声援がアユリに捧げられる


場所が天界であるため

アユリが可愛いこと


これらが重なり大量にファンが観客としているのである


「…負けた」


無表情でだるそうにしているシーレイが見せる少し落ち込んだ表情


「けっこう危なかったわ」


二人とも損傷はあまりない


押せ押せの性格ではないことも深く影響しているが


シーレイに攻撃が当たらないのとシーレイの攻撃が動きを遅くするために乱打でダメージは度外視しているためであった


「また、戦いましょ」


「…いいよ…次…広い…場所…戦う」


いくら攻撃や動きが読めても避けられる隙間がなければどうしようもないのだ


「わかったわ」


花のように微笑んで再戦を約束する





文章の数があまりかせげないです。


シーレイ敗退っす

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