表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
33/110

飛影VSマリエッタ

更新が遅いでした申し訳です

[さぁ!!!白熱の第一試合でした!!!!次は魔王VS対絶対強者級の戦いとなります!!!!]


リタとラインの戦いで跡形もなく吹き飛んだ闘技場


魔王のマル秘技術で僅か3分で闘技場は修復された


そして闘技場には飛影とマリエッタが対峙している


自信は満々のマリエッタ


どこかぼけ~としている飛影


[さてとりあえずオッズを発表する前に巻き込まれたくないので観客席に避難しようかと思います]


マリエッタの魔法の威力は目の前で見た実況


死ぬかと思った瞬間でありもう二度と体験したくはなかった


そして魔王の近くという絶対に安全な場所へと退避する


[さぁ!!飛影選手とマリエッタ選手!!!オッズはこのようになっています]


飛影1.2倍

マリエッタ8.7倍


当然のように飛影が勝つと思われている


[さぁ準備は整いましたか!!?]


「バッチリ!!!」


全身に魔力を巡らせ準備は万端のマリエッタ


飛影の性格に似せているため、強者と戦うのにも笑顔である


「ん~いいぞ~」


それに対して飛影は軽く準備体操して魔力を解放させる


のびのびとした態度


[それでは…始め!!!!!!!]


「先手必勝!!!」


開始の合図と共にマリエッタは両手の指を飛影に向ける


《爆拳・千弾》


爆発の力が込められた赤い小さな球体


無数の攻撃となり飛影へと襲いかかる


「…」


《風華・壁》


飛影は瞬き一つすること無く風華を発動


圧縮された風の壁が飛影の眼前に出現しマリエッタの攻撃をすべて防ぎきる


「さすが…ね!!!」


《爆拳・なんかでっかい爆発》


量より質


爆発の力が込められた巨大な紅い光球


一つの爆発に威力を集中させる


《風華・なんか壁》


適当なネーミングセンスの攻撃同士が衝突


風が光球を包み込み消滅させる


「…つよっ!!」


《爆拳・接触起爆》


飛び道具ではダメージを与えられないとマリエッタは魔法を発動


全身から赤い光が揺らめいていた


脚を地面に叩きつける


同時に爆発が起こり勢いを利用して飛影へと接近


《炎舞・蜃気楼》


飛影の顔面に拳が突き刺さる



熱による光の屈折で見せていただけ


拳はそのまますり抜ける


「わぉ!!!」


勢いはそのままマリエッタは驚きながらも背後からの攻撃の気配を感じとる


右拳を爆発させ無理矢理振り向き裏拳を放つ


「おっと」


軽くしゃがむことで回避する飛影


しかし飛影はどこか上の空である


「…飛影は本気なの?」


本気には全く見えない飛影


さすがにマリエッタも疑問を感じてしまう


「ん~とだな。先日の試合と今の感覚で言うならマリエッタはまだ絶対強者級ではないことがわかった。けっこう実力差がある」


喋りながらも飛影はマリエッタの猛攻を回避している


「な…に…をぉおぉ!!!!」


《爆拳・大爆発》


右手が更に赤く光る


「それに相性が最悪だ」


《風華・掌握》


拳を避けても爆発に巻き込まれる


そんな一撃


しかし、起爆しない


「っっへ?」


マリエッタは確かに爆発はさせたつもりであった


だが、爆発は起きない


「爆発ってのはぶっちゃけると空気の振動だ。つまり空気をその振動以上の力で固定すれば爆発しない。しかも魔法の爆発だからな~」


風華によって闘技場内の空気は飛影の意思のままである


「っくぅ!!」


爆発は諦めそのまま飛影を全力で殴る


魔法を使わなくともウィリアムの魔法の強化付きの力とほぼ同等の一撃


それをあっさりと飛影は受け止める


「ぐっぎぃ!!!!」


マリエッタが全力で押すが飛影は涼しい表情でいるにも関わらずびくともしない


逆にマリエッタの足が徐々に後退する


「倒すのは簡単だけど…ちょっと杏のためにデータをやるよ。さっきまでシミュレートしてたし」


《風華・飄風(ひょう)


マリエッタの攻撃を受け止めていた右手


逆のフリーであった左手に風が集まる


そして飛影が手を向けた


それだけの動作で圧縮された暴風がマリエッタに襲いかかる


紙切れのように吹き飛ぶマリエッタ


激突先は闘技場の壁


身動き一つ取れないで風で身体が千切れそうになるほどの痛みが襲う


《風華・エアクッション》


激突する直前に空気のクッションがマリエッタを優しく包み込む


「え?」


勝ち確であった


激突すれば戦えないほどの損傷を受ける筈であった


「ちょ~っとデータ集めに協力してやる」


杏を見てニヤリと笑う


「真似っこだからモドキにしかならんが参考にはなるだろ」


ぼ~としてしまうマリエッタ


「よく見てろよ~まずはリタだ」


《炎舞・風華・リタモドキ》


風と炎が飛影を包む


瞬間マリエッタの背後に飛影がいた


炎によるジェット噴射と

風の追い風


二つが合わさっている


マリエッタが反応する前に飛影は蹴りを放ち吹き飛ばす


「リタはもっと速いぞ」


《風華・ギルギアモドキ》


速すぎて身動き取れずに吹き飛んでいる途中のマリエッタ


「が!!!!」


いきなり力のベクトルが変化


上から何かに押し付けられるように圧力が掛かり地面に押し潰される


「あいつのはもっと重い」


《炎舞・ラインモドキ》


風を集めて仮重力にして圧力をかけていたのを止める


マリエッタが立ち上がる


同時に右腕に軽い痛みがはしる


「な!!?」


マリエッタの右腕がなくなっていた


「ラインだったら今ので右腕吹き飛んでる」


飛影は炎舞を解除


蜃気楼の応用で視覚的に右腕を隠したのである


「ん~とダドマは不可能だし、静紅もアンジェレネもアユリも無理だからな~」


飛影の吸血鬼としての翼が生え両手の爪が伸びる


「魔法無しだけどリーべモドキ」


飛影は少し手を上げる


「…ぁ」


嫌な予感


というよりも本能


人間に近い思考を持たせられているマリエッタ


壊れるではなく死への恐怖心が働いて身体が勝手に横に跳躍した


次の瞬間


飛影が腕を振り下ろしマリエッタが数瞬前までいた場所が抉れた


「リーべはもっと切れ味良いぞ」


《風華・シーレイモドキ》


飛影は接近して拳を放つ


「くぅ!!」


ギリギリ身体を回転させ避けるマリエッタ


一撃目は避けたはずだが同時に突きだしていた飛影の手が避けることをわかっていたように避けた先へと置いてあった


1タッチ


殴っているわけでもなくただ頬に触れた


異変はすぐに現れる


カウンターとして蹴り返すマリエッタ


僅かに動きが遅くなっていた


2タッチ


飛影は軽々と避け再び今度はマリエッタの頭に触れる


「身体が…」


動きがさらに遅くなった


「シーレイはもっと理不尽なくらい攻撃当てるからな~」


風の抵抗で身体の動きを遅くしていた


飛影は攻撃を思った方向に避けさせるようにしていたので未来を読んだかのような動きができたが


シーレイの場合はファーストアタックから軽く当ててくる


スロウスは触れれば触れるほど遅くなるため、今以上に身体の動きは遅くなる


「さて…最後に俺か~自信はあるぞ~」


飛影は肩を回す


攻撃力最強


飛影は闘技場の中心にいるため、マリエッタは壁際まで全速で後退


「よいしょ」


地面を殴り付ける


爆発的に地面が陥没


リングの欠片や土がマリエッタへと襲いかかる


「ふざけ!!?」


自分の魔法付きの威力と同等以上


《爆拳・大爆発》


襲いかかるリングの欠片を殴り爆発させる


衝撃同士のぶつかり合い


と同時にマリエッタの足場が陥没し態勢が崩れる


「俺のかち~」


首元には飛影の爪が伸びていた


「降参!!無理!!」


圧倒的な実力差を見せられた


マリエッタには降参しか選択肢が無かった


[試合終了!!!!圧倒的です!!飛影選手の勝利!!!]


「…あいつにはホント驚かされるな…」


想像力


魔法は想像して創造する


魔法を使う上で必要な技術である


ダドマが溜め息を吐く


飛影は天才という言葉を嫌うがダドマにとって飛影も充分天才である


「ほんとチートだらけだ」


自身のことは棚に上げているダドマである



次は誰と誰にしましょうか~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ