表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
31/110

予選二日目

文章って難しいです

予選二日目


そこそこな強さを持つものが頭角を表し予選も順調に進んでいる


絶対強者級の飛影達は当然既にトーナメント進出していた


そして、飛影が一番楽しみにしていた最後の予選


杏作の全自動殺戮破壊魔科学兵器の人形凡庸戦闘AI搭載のロボットK022が参加する


杏は飛影が天才としか表現できないほどの天才である


その最新兵器が参加するのだ


飛影のテンションはかなり高い


「杏…自信は?」


「あるわ!!ふっふっふ!天才の私を舐めないことねヒエー」


自信満々である


[さぁ!!最後の予選となりました!!最後だけあって面白い選手がそろっています!絶対強者級に近い悪魔ウィリアム!人間最強の女セラ!そしてあの魔王飛影に天才と称される最強頭脳が開発した兵器がいます!!この中から二人しかトーナメントに進出できません!!]


最後の予選だがだからこそ予想がしづらいものである


「?」


飛影は選手を見渡すがどこにも兵器がいない


「K022は?」


「ん~?ゼッケンNo.47よ」


飛影は47番を探す


それは一瞬で見つけることができたが飛影の想像とはまるで違っていた


飛影の想像では表現できないような物凄いものかと思っていたが47番は


K022は少女であった


「わぁお」


一目でもなくじっくり見てもわからない程の完成度


紫色の髪背中までのびている長い髪

頭にはリボンをつけていて

服の上に大きなマントを羽織っている


顔の造形は整っていて可愛い顔である


外見年齢は16歳程


[さてオッズはこちら!!]


ウィリアム 1.4倍

セラ 3.0倍

K022 4.7倍


やはり機械では勝てないだろうとの観客の予想である


「それでは予選を開始します!!」


そして予選が開始される


開始と同時にウィリアムやセラが雑魚と言ってもいい参加者を蹴散らしている


しかしK022は身動き一つとらない


「ん?K022動いてないぞ」


「…待機モードを解くの忘れてたわ」


待機モード


エネルギー消費が激しいため充電のために使うモードである


K022は魔力で動いている


待機モードでは空気中に含まれる魔力で充電を行っているのである


そして杏が持っている端末を弄り待機モードから戦闘モードへと移行する


「あ~はっはっはっは~!!!!!!!」


文字通りスイッチが入ったように笑い声をあげるK022


標的を探して周りを見渡すがすでにウィリアムとセラしか残っていない


「へ~貴方達面白そうね」


ニヤリと笑うK022


「喋ったぁぁ!!?」


最初の笑い声は気のせいかと思った飛影だが二度目では気のせいにできない


「当たり前よ。人形だから喋ったり表情変えたりするのは当然じゃない。性格とかはヒエーに似せてるわ」



まるでなんでもないように説明する杏


きちんとした意思を持ち喋ったり感情があり性格まで設定されている


まるで本当の人間のように


「セラって言ったか?お前にトーナメント進出の席は譲る。だから、俺にこいつと戦わせろ」


ウィリアムの提案


実年齢5万歳


絶対強者級に近い男の悪魔ウィリアムの提案である


「こいつじゃないわよ!私はマリエッタよ!!」


いきなり名乗るKO22もといマリエッタ


実年齢0歳


天才の兵器


「K022が名前じゃないのか?」


「一応そのつもりだったんだけど…勝手に名前作ったわね」


制作者の意図を完全無視する自立性


「いいわよ。楽だし」


セラは提案を受け邪魔にならないようにと壁際まで移動する


[面白いことになりました!!!!ウィリアム選手とマリエッタ選手の一騎討ちです勝った方がトーナメント進出!負ければ予選落ちです!!]


「うっしゃああああ!!!」


マリエッタは腕をぶんぶんと回してやる気充分である


対するウィリアムも魔力を解放しやる気充分


ウィリアムは身長180cm


外見は悪魔らしく角が生えている以外は普通の青年である


「そういえばアンタは絶対強者級?」


ふとマリエッタが疑問に思う


「それに一番近いと言われている」


準備運動として首を回しながらその問いに答える


「え…まじ」


その瞬間マリエッタのやる気が下がった


「マスターが長ったらしい全自動殺戮破壊魔科学兵器の人形凡庸戦闘AI搭載のロボットなんて名称つけてるけど簡単に言えば」


少し溜める


ますます機械らしくない


そしてどことなく飛影に似ている


「私は対絶対強者級の兵器よ」


マリエッタがウィリアムに一瞬で接近


「っ!!?」


ウィリアムが反応する前にマリエッタは顔面を鷲掴みにする


すでに手に魔力が集中していた。


《爆拳》


振りほどくよりも速くマリエッタの手が爆発する


爆発を直撃したウィリアムは吹き飛びながらも態勢を立て直しマリエッタを睨み付ける


マリエッタ自身は無傷である


「…魔法か?」


飛影は目の前の光景が信じられなかった


その傾向は強ければ強いほど驚きがでかい


「当然よ!絶対強者級と戦うなら魔法は必須でしょ?」


当たり前のような杏


言っていることは当たり前である


しかし機械で魔法を構築するのは異質である


飛影が唯一認める天才は伊達ではなかった


「おぉぁあ!!」


《巨大化》


ウィリアムは魔法を発動


腕が巨大化する


10回りも巨大化した腕で全力でマリエッタに拳を放つ


ただ巨大化するのではなく、当然力も増長する


マリエッタはそれを避けようとはせずに構える


「っちい!」


両手を使いウィリアムの拳を受け止める


力と力のぶつかり合い


「んぎぎぎぎぎぎ!!!!!!」


僅かに足が後退するマリエッタ


「ふざけんなぁ!!!!!」


全力の一撃を魔法無しで受け止められているのである


《巨大化》


ウィリアムは再び魔法を発動


脚を巨大化させ無理矢理マリエッタを吹き飛ばす


[空高く吹き飛んだぁ!!!]


「っ痛~」


ただ吹き飛ばされただけでダメージは無い


空中にいて身動きが取れないマリエッタをウィリアムが追撃する


「やっばい!!」


巨大化した腕でマリエッタを握りしめ地面へと思いきり叩きつける


隕石のような勢いで地面へと叩きつけられたマリエッタ


半径50m程のクレーターができあがる


止めとばかりにクレーターの中心に更に巨大化させた拳を打ち込む


粉塵が舞う


[これは決まったかぁぁぁ!!!?あまりにも鮮やかすぎて実況を忘れてしまいました!!!これは逆に生きているかの判断が必要そうで]


《爆拳》


実況を遮り爆発が起きる


[…す]


粉塵が吹き飛びクレーターの中心にはマリエッタが立っている


「超痛い!!!」


服がぼろぼろ所々血がでている


「血!!?ってか痛覚!?」


ロボットかと本当に疑ってしまう飛影


「ギミックをこだわりすぎたのと、戦闘には痛覚は必要でしょ?」


こだわって血を流せるものなのか?という飛影の疑問


「痛覚なんて電気信号だから損傷にあった電気信号流してるだけだし」


だけだという杏


「…」


珍しく絶句する飛影


杏は絶対強者級ではない


ただの天才である


知能や知識があらゆる意味でぶっ飛んでいるのである



損傷を確かめるように体を動かす


「あ~もうイラつくなぁ!!」


攻撃を受けたことがショックなのか不機嫌そうにしている


ウィリアムは完全に舐められている


《巨大化》


全身を巨大化させてマリエッタを破壊しようとする


「どーん!!!」


《爆拳》


巨大途中でマリエッタが接近


全長10mと中途半端に巨大化したウィリアム


その顔面を殴り同時に爆発


「っが!」


怯んだウィリアム


一瞬だけだがその一瞬は大きすぎる


《爆拳・脚》


空中で爆発を起こしその反動で再び接近


勢いが足された蹴りが放たれ同時に爆発


「的がでかいって素敵よね~」


《爆拳・鎖》


紅い鎖がウィリアムの体を捕縛する


絶対強者級と遜色無い魔力が解放


《爆拳・大爆発》


マリエッタの拳が紅く光を放つ


「…人の夢って書いて儚いと読むわ。あんたは絶対強者級にはなれないのよ。儚かったわね、あんた!!」


腹に拳が打ち込まれる


直撃した瞬間


空気が振動


大爆発が起きる


連鎖するように鎖が小規模な爆発を起きる


《爆拳・エンド》


「散りなさい」


光がウィリアムを覆いつくし全身が爆発


爆風と爆音が周囲に拡散する


[すさまじいいぃいい!!!!攻守一転巨大なウィリアム選手を手玉にとるかのようでした!!!!というよりも私が無事な理由がさっぱりです!!!]


周囲のことを全く考えていないマリエッタ


爆風は実況までも襲ったがなんと無傷である


それは飛影が風華で守っただけである


爆風による粉塵がおさまった頃には元のサイズに戻って気絶しているウィリアムの姿と


ガッツポーズしているマリエッタの姿があった


[予選終了ぉ!!!最後の予選を勝ち抜いたのはマリエッタ選手とセラ選手です。明日はトーナメントの詳細と7試合を予定しています!!!]




いよいよ前哨戦終了


次はトーナメントです

爆発の表現がわからないです


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ