罰ゲーム風景
誤字脱字あったらすいません
4階から飛び降りたの飛影だが、無傷で着地して
罰ゲーム通りに教室へ向かっている
飛び降りた先がグラウンドで
しかも体育の授業中だったので生徒達の視線が飛影に集まる
飛影はこの東高では良い意味でも悪い意味でも浮いている
良い意味では
飛影と同じクラスではない生徒から、カッコいい!など言われている
悪い意味では
うるさい
授業の邪魔
モラルがない
などなど
若干悪い意味が多いかもしれないが、有名である
飛影はそんなこと気にせず視線だけを向けて観察し、興味がなくなったかのように視線を戻す
飛影のこの行動
何をしているか?と聞かれれば飛影はこう答えるだろう
「え?面白いのいるか探してる」
飛影は本当に平凡や普通を嫌っている
逆に非凡や異常を好いていて自分から関与する
平凡と非凡
普通と異常
それだけを見ている
平凡や普通な人ならその存在を自分の頭から消す
非凡や異常な人ならその存在を受け入れ関与しにいく
そしてそんな飛影は最初の一年生の教室に辿り着く
教室のドアを勢いよく開け放つ
ガンと大きい音をたてた際
視線が飛影に集中する
「メルケッドソリアーン!!」
そしてドアを閉める
静寂がクラスに広がった
飛影の今の言葉
全く意味はない
本当に思い浮かんだだけであるまるで羞恥心などないように飛影は次の教室へ
同じようにドアを強く開け放つ
「なんも浮かばねぇぇぇ!!」
そして閉める
アホの所業である
そんな感じが続き二年の教室へと向かう
「秋野ぉぉ!!好きだぁぁぁ!!」
再びドアを開け放ち浮かんだ言葉は何故か名指し入りの告白
「いきなりなんですか!?」
ドアを閉めようとした飛影へとツッコミが入る
「予想通りのツッコミだ!!」
ドアを閉めるのを止めツッコミを入れた少女に親指を立てる飛影
ツッコミを入れた少女
名前は秋野
名字は佐藤
黒髪でサラサラした髪が肩下まで伸びている可愛いよりも美しいの形容詞が似合う少女
身長は158cm
本人は普通の人間と言っているが飛影に話しかけられるということは異常者という何よりの証拠である
「また罰ゲームですか?」
もはや飛影の突拍子の無い行動に呆れつつ溜め息を吐きながらも慣れているのか予測は的中している
「おう!!」
「先輩…とりあえず授業中です」
一年生の誰もが出来なかったツッコミを二年生の秋野はする
「関係ない!!」
我関せずと元気がいい即答
「そりゃそうですよね!!先輩は三年ですもんね!!」
秋野も立ち上がり飛影とボケとツッコミを繰り返す
「お前ら二人ともでてけ!!」
遂に教師の堪忍袋の尾がキレて怒鳴り散らす
ビクゥ!!
と体が震える秋野
教師の声にではない
秋野は恐る恐ると飛影を見る
(うわぁ…)
再び飛影から表情が消えている
「こ」
表情の口が動いた瞬間の秋野の反応は迅速であった
教室の窓際
飛影から5メートルは離れていたにも関わらず
飛び跳ねるように飛影に接近して口を塞ぎ振り上げている腕を掴んだ
「よぉし!!飛影先輩遊びに行きましょぉぉ!!」
一瞬で無表情になっていた飛影は
生き生きとした笑顔に戻る
「よし行くか!!罰ゲームの続きに」
わしゃわしゃと秋野の髪をなでドアを閉める
「当然私はしませんよ」
「…え?強制だぞ」
秋野の言葉に何を言ってるんだか
と飛影は即答する
Uターンしようとした秋野の頭をしっかりと掴み引きずっていく
「内容知らないですけど絶対嫌です!!嫌ですってばぁぁぁぁぁぁぁぁァァァア」
この時秋野の脳内にはドナドナが流れていた
まだほのぼのですね~