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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
最強決定トーナメント編
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最強決定トーナメント前日

10000アクセス超えてました


本当にありがとうございます

会議から6日後


つまりそれは最強決定トーナメント前日である


準備期間はたったの1週間であるが全ての準備が完了しているのは魔王だからであろう


そして飛影の屋敷に住んでいるものが全員揃っていた


食堂を囲み和気あいあいと話しているメンバー


「とりあえずメンバー紹介」


知らない火月のために飛影は立ち上がる


「まずは黒鋼」


褐色の少年が立ち上がる


「飛影の右腕の黒鋼くろがねよろしく火月」


無表情のまま頭を僅かに下げる


「次は…静紅」


悪戯遊戯イタズラユウギの静紅よ。よろしくね~」


ほんわかした雰囲気で立ち上がりニコニコと火月に手を振る


静紅

通り名は悪戯遊戯

世界すら跨ぐ盗賊でその実力は絶対強者級

狙われた物は国を滅ぼしても手に入れる


身長は160cm

黒髪で所々毛先が曲がっているのが特徴で年齢は不明

外見は18歳ほどである


緩やかに着物を着ていて黒髪とよく似合っている


悪戯遊戯とは静紅にとっては悪戯レベルでも国が滅ぼされると可愛い通り名ではなく恐怖の意味がある


「へぶっ!!」


再び椅子に座ろうとした静紅は着物の裾を踏んで椅子を巻き込み転けた


静紅を一言で表すのならアホである


「…」


呆然としている火月


「次は、アンジェレネ」


「はーい!!!」


飛影の呼び掛けに手を上げて勢い良く立ち上がる


「神の宝物庫とか創造神とか言われてまっす!!!!アンジェレネ!!よろしくぅ!!」


どことなく馬鹿っぽさが滲み出ている少女


少し暗い金髪で可愛い笑顔

外見年齢は17歳ほど


実年齢は1455歳


二つ名が神々しいのは神だからである


発育はそこそこ良く出るとこは控えめにでていて、出ないところは全くでていない


何故かデカイTシャツだけ着ている


アンジェレネは馬鹿だが絶対強者級である


よいしょお!と元気良く叔母さんのように座るアンジェレネ


「次は」


飛影が名前を呼ぶ前に立ち上がる少女


「シーレイ…」


眠そうに瞼を擦っている


小動物のような可愛さが溢れている身長は150cmと小柄で

外見年齢は14歳程度


実年齢は780歳


二つ名は未来確知


その名の通り未来を予測ではなく確定する


シーレイも神である


「ふぁ」


大きい欠伸をして再び席に座る


「んで最後が杏子」


「ん?あぁヒエーの妹ね。よろしく~私は杏でいいわ」


(きょう)


種族はただの人間である


アメリカ人と日本人のハーフである


正式な名前は杏・フランブレジ・レガシー


飛影が唯一認める天才


飛影は天才という言葉は嫌いであるが杏を表す言葉はそれしかない


と言わせたほどである


僅か14歳にして既に大学を卒業している天才


兵器の開発が得意で魔法と科学を融合させた機械ですら開発している


「たぶん同い年だから杏でいいわ。カゲツ」


ニコニコと人懐っこい笑みを浮かべている


金髪のカールした髪


ダボダボの白衣を着ているシーレイと同じくらいの身長で


ブルーアイが特徴である


杏は飛影と似ていて普通の人間はどうでもいいと思っている


だが飛影の連れは全員どこか普通ではないことを理解しているため人懐っこいのである


「…おうよろしくな杏」


あまりにも個性的すぎるメンバーに驚きながらも火月は頭を下げる


「これが俺の家族達だ!」


飛影、椿、リタ、優希、リーベ、火月と合わせ合計10人(?)


これが飛影の屋敷に住んでいるものである


飛影は全員家族のように思っている


「さて…一通り紹介が終わったな~んじゃ俺はちょっと最後の確認で会議してくる」


満足気に頷いた飛影は食堂からゆらりとでていく


バタンとドアが閉まる音が食堂に響く


静まる食堂


「さて…それではお聞きしましょうか、この中でトーナメントに参加する人は?」


リタが《キュリクレイ》を発動し空中に文字を投影する


「は~い」


元気良く上げるアンジェレネ


その他も手を上げ


椿、黒鋼、火月、優希以外が手を上げる


リタは参加するメンバーを一瞥し名前を光で書き列ねていく


「黒鋼さんは参加しないので?」


いつもなら手を上げる黒鋼


大人しくお茶を啜っていた


「ん?今回はメンバーがメンバーだから僕は飛影の武器に専念するよ」


黒鋼は絶対強者級とまではいかないが飛影の右腕を名乗るだけあり強さは充分である


正体は意思ある刀


魔刀である


能力の一つで意思を持っていて


違う能力の一つで変形することができる


今の姿も人形に変形したものだ


いつもなら参加したいのであるが、今回は絶対強者級が集まりすぎているため飛影の武器として参加する黒鋼


「了解です。杏さんも参加するので?」


手を上げている杏


彼女は天才だが腕っぷしは並み以下である


リタの問いに首を振る杏


「私じゃなくて全自動殺戮破壊魔科学兵器の人形凡庸戦闘AI搭載のロボットK022を出すわ」


「なんかすげ~」


何やら仰々しい名前が出てきてしまう


火月は名前だけで驚いてしまう


しかし火月を除いて無反応


周りは杏の兵器について知っていたからである


杏は天才で兵器の発明家である


飛影曰く一人で科学力を50年は遥かに進んでいるとのことである


Kは杏のKである


その22のNO.


かなり強いことは必須である


「了解です。さて…皆さん既に周知でありますが、今回の優勝賞品はなんでも願い事を叶えるものです。どんな願いか少し暴露しません?」


微笑むリタ


(リタちゃんが飛影に似てきてる!!)


ただ一人椿だけが時々飛影がやる笑みに似ていたことをわかってしまう


なにか面白いことを考えた時の笑みにそっくりであった


「ふ~ん、いいわねそれ…面白そうじゃない」


昼間だというのにワインを飲んでいるリーベ


誰もツッコミは入れないがリーベの意見に賛成であった


「それではまず私は飛影の補佐を生涯続けることです」


言い放つリタ


「は~いリタちゃん!!私は優希ちゃんのスイーツ1年食べ放題の権利です!!」


「飛影…枕…3年」


「私は飛影君の持ってるお宝で欲しいのがあるのよね~」


「あっ同じ~ヒエーの持ってる素材が欲しいのよね~」


次々と願い事を宣言するメンバー


リタは聖徳太子並みの働きで次々に願い事を表示させる


リタ 生涯補佐

アン スイーツ1年

シーレイ 飛影を枕3年

静紅 飛影のお宝

杏 飛影の持ってる素材


リタとシーレイはアンジェレネも含め仲が良く


一言しか喋らず接続詞を使わないシーレイの言うことも理解でき


アンジェレネのことをアンとアダ名で呼ぶ仲である


「あれ?リーベさんは?」


この中で唯一願い事を告げていないリーベ


リタがリーベを見ると不敵に笑っていた


「私?私は単純よ…飛影を1年独占する権利よ」


クククと笑うリーベ


食堂の空気が凍る


それを見ていた黒鋼は心の中で高らかに宣言する


(lady fight!!!!!!)


仁義無き戦いが始まる


「はぁ!!!!!!!?」


リーベの先制攻撃にいち早く反応したのがアンジェレネである


「あら?聞こえなかった?飛影を1年独占するだけよ」


「ふざけ!それはやっちゃいけないって!!!!」


青筋が額に浮き出るアンジェレネ


だが可愛さは健在であることが凄まじいものである


「別にいいじゃない…補佐は生涯って言ってるのだからたったの1年くらい」


彼女ら異常者からすれば1年などたったの1年なのである


「で…でもダメです!許せません」


たった1年されど1年

許されるものではない


ここにいる全員が飛影に大小あるが恩や好意を持っている


リタは飛影を尊敬している

黒鋼は飛影の親友である

椿は飛影がいるから存在することができる

火月と優希は飛影のお陰で家族ができて優希は飛影に多大な恩と好意を寄せていて

アンジェレネは飛影大好きっ子で

シーレイは飛影は炎の魔法使いなため常に微弱ながらも春の暖かさを出していて枕に最適で

静紅も飛影に救われて多大な恩を感じている

杏は飛影がいたから生きた

リーベもいろいろあり飛影に惚れている


飛影を独占するのは暗黙の了解で禁止されているのである


その暗黙の了解を破ったリーベ


しかし暗黙の了解ができたのも周りが怖いからである


それを考えるとリーベは宣言したため、凄まじいの一言である


その後微笑み合いながらトーナメントの前哨戦が始まった


拳での戦いではなく


口での戦いであった


その戦いは飛影が戻ってくるまで続き勝者は誰もいなかった









次はキャラと魔法紹介です~


微妙にハーレム気味になってしまったorz


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