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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
日常編
25/110

特別入学3日目

バトルとふざけって難しいです

三日目


更に汚い状態で飛影の机が発見された


「おぉ!!またしてもか」


あまりの汚さに彗でさえ匙を投げた


飛影は逆にここまでやるのは凄いなぁと思っている


リタとエリアはもちろん


『…』


リタはヒクヒクと頬が痙攣し血管が浮き出ていて


エリアは目が赤く《廻眼》を構築し終わっていた


「う~んまた机持ってこようかなぁ~」


飛影がキョロキョロと見渡しある異変に気付く


「…ロッカー…」


遊び道具の宝庫であったロッカーが粉砕され中のものもグチャグチャになっている


「…リタ」


冷たい飛影の声


(あ…これヤバい!!)


彗が危険を察知する


(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!)


彗の全本能


殺し合いを体験したことがある彗の命の危機


その時以上に警報が鳴り響いている


「なんですか?」


言葉では聞いているがリタの手には金鎚が握られている


「…俺が許す」


(ヤバい!!…死ぬ!)


僅かでも動くことができない


絶対的な圧力


「殺せぶ!!」


飛影が吹き飛ぶ


死を覚悟した彗を女神が救った


「ひ~えい?」


彗からすれば女神

飛影からすれば悪魔の登場


「…つっ…椿…」


飛影の表情が一瞬で青ざめる


リタもエリアもキョトンとしている


飛影をドロップキックで吹き飛ばした椿は微笑みながら飛影へと近づく


「飛影?」


「はい‥遊び道具が無くなってカチンときました」


正座である


「ちなみに犯人は?」


飛影の机とロッカーを見て何事か判断する椿


飛影を止めれたのは偶然であった


たまたま近くを歩いて飛影の殺気を感じて走ってきたのだ


「犯人?」


立ち上がり机と椅子

そしてロッカーを注視する


魔力というのは誰もが持っている


隠蔽しない限りよく注意して見れば指紋のようにうっすらと魔力は見れる


エリアは知らないことで


リタは頭に血が上り忘れていた


「んっと‥犯人は4人かな…ダメだ疲れる」


魔力の種類の特定はできたが今の飛影ではそれが限界である


「私が見ますよ」


リタは一歩前にでて注視する


制限がない彼女は一瞬で特定が完了した


「懺悔する時間も与えず殺します」


リタはクラスの生徒を見る


犯人の特定は終わった


「自己完結するな!!」


今のリタの思考はサーチ&デストロイ


サーチが終了しデストロイしようとしたところで飛影に頭を叩かれる


「えっとそれとそれとそれとそれです」


リタは普通の人間にもまともに話すが


飛影の敵に人間に例えることはしない


モノ扱いである


指さされた生徒4人


男2人

女2人

の仲良しグループであったと彗は思い出す


「裁判でもするか?」


「魔女狩り時代の裁判ならやりたいですね」


飛影の冗談にリタはまじめに答える


確実に死刑にしたいリタ


特定された4人は慌てていて


他の生徒達も飛影のことは嫌いな者が多いがやりすぎ感があり引いて軽蔑の眼差しで見ていた


「っていうよりも飛影。けっこう使ってるけど大丈夫?」


ぼそりと椿が魔力やらなんやら使いまくっていることを心配する


「多分大丈夫だろ」


脳天気な飛影


もしもの際は記憶を消せばという判断である


「死刑か極刑どっちにしましょうか?」


「それ同じだぞ」


飛影のツッコミ


死刑も極刑も意味は同じである


「知ってますよ」


そんなことは知っているリタ


その上でどちらの刑に処するかの判断を仰いだのだ


リタ絶好調である


エリアは逆に犯人が見つかったため落ち着いている


その目は飛影の手によって目隠しされていた


理由は簡単で


《廻眼》の赤い目を隠しているからである


「いや待て!!こんな時の教師だっての」


「どうしたこの騒ぎは?」


今更ながら教師が来た


飛影としては納得いかないが椿がいる今好き勝手はできない


「しゃぁねえ彗頼んだ」


溜め息をつきながら飛影は地べたに座る


「え?おれ!!!?」


意味がわからない彗


「リタの役目だろ!!?」


「リタ切れてるからダメ」


表面上はにっこりと笑っている


あくまでも表面上だけであるが


「くそ」


飛影がまともなことを言っているので何か釈然としない


「飛影…何か銃声と悲鳴が」


魔王補佐として制限がかかっていないリタの耳に銃声と一般の生徒の悲鳴が入る


「んあ?」


距離が離れているのか飛影達の耳には聞こえない


だが飛影は校内放送用のスピーカのスイッチをいれる


それと同時


「動くな!!」


教室に3人の男達が侵入し飛影達に銃口を向ける


「おれこういうの妄想の世界だと思ったけど」


ぽつりと呟いた彗


誰しも一度は想像した授業中にテロリストが侵入してきた


生徒達が教師と一緒に悲鳴を上げて窓際へと下がっていくのに対し


飛影もリタも彗も椿もエリアも動じていない


「んで?なんのよう?」


本当にどうでもよさそうな飛影


飛影の額に二つの銃口が向けられる


「このクラスに王女がいるはずだ大人しく渡せば生かしてやる」


「あぁ俺」


王女という言葉に飛影は反応した


考える時間すら持たず即答する


「嘘をつくな」


飛影に向けられる銃口が3つに増えた


「いや~これは困った。んじゃあいつ」


飛影は先程の犯人4人の茶色に髪を染めている女を指差す


少し悩むテロリスト


明らかに日本人ではないテロリスト


髪を染めているので東洋人との見分けがつかないらしい


その間に飛影はじっくりとテロリストの装備を確認する


(ナイフに銃にトランシーバーにマスク…毒ガスかな?あとは手榴弾かな?科学武器はわっかんね。防弾チョッキもきてるな~人数は~)


ちらりとリタに目配せ


112


リタは一瞬だけ《キュリクレイ》を発動

数字を空に描き一瞬で消す


(無駄に多いな~)


「嘘をつくな!あの女は目が黒い。東洋人だ」


「え~ほんとなのに~、第一どうやって王女がいるってわかったんだ?そいつの国は?知らないんだったら否定できないだろぉ?」


エリアのことは東校だけが知っていることで他言でしか噂は流れない


真実を知っているのは極僅か


完全におちょくっている飛影


気配だけでプロだと判断する飛影


プロは大体大量虐殺か芸術性を求める


教室に入ってすぐさま皆殺しにしないことから


飛影は温厚で殺るときは殺るテロリストと判断


大量に人を殺している同属の臭いがしている


相手もそれがわかっているのか飛影からは絶対に注意を逸らさない


「一つだけ言っておこう…我等の情報網を舐めるな。欧州だと調べはついている」


「…じゃあこのクラスにはいないぞ」


飛影としては欧州ってどこ?レベルである


原因はこのクラスの生徒のSNSサイトからである


なので当然国の名前はわからない


〈あ~あ~〉


校内用のスピーカーから声が発せられる


〈生きてっか~?〉


どこまでも気楽そうな声


この学校の理事長であり魔王のダドマである


「生きてんぞ~」


銃口を突きつけられてもお気楽な飛影


飛影が入れたスイッチはスピーカーについているマイクのスイッチである


〈ん~と多分お前のとこにもいるやつら、なんでも日本語で紅い狼ってテロリストらしいぞ。数は112人で…あぁさっき二人消えた、何度も王族を拐っていることからかなりのプロ集団だ〉


「大体知ってる」


理事長室のマイクからこの放送は行える


〈おっと…〉


銃声がスピーカーから発せられ悲鳴だけが響く


〈あぁ108人になった。まぁいいか、んで飛影。殺して良いぞ〉


直ぐにダドマは話を続ける


時間にして3秒


飛影の目の前にいるテロリストの一人がトランシーバーで連絡をとりはじめ動揺が感じ取れる


「いいのか~?理事長だろ?」


〈あぁ?弱いもんはいつか死ぬんだよ…校内よろしく、校外は俺がやる。あぁ死体処理はあとでやるから好きにしろ、誰に喧嘩売ったかわからせろ〉


一応は飛影は客人である


そのためダドマの許可無しではあまり好き勝手できない


だが今その許可が降りた


「はは!!あはははは!!!」


一閃


飛影は隠し持っていたナイフで一人の喉を切り裂く


「きさ…!!」


トランシーバーで連絡をとっていた男の喉笛にナイフを投擲


ついでに銃を殴り銃口を上に上げる


最初の一人目が倒れる間際に飛影はナイフを奪い最後の一人の喉を切り裂く


教室が鮮血で染まり悲鳴と絶叫が木霊する


「あと105人か…リタ~エリアと椿と彗と秋野頼んだ~多分中学は大丈夫だ」


〈さて…〉


『パーティの始まりだ!!』


実に楽しそうな飛影とダドマの声が被る


飛影は投げたナイフを回収し走って廊下へと飛び出す


「どうします?」


リタは戦う気満々である


あとで記憶を操作すればなんてことはない


「…私もやります」


鮮血で染まった教室


エリアもやる気十分である


王女といっても飛影の娘

王女として暗殺されそうになることも多々ある


飛影は守るには守るが殺る覚悟がなければ人は戦えないことを知っている


今回も自分のせいで起きたことだと思っているので自分の尻拭いは自分で拭かなければならないと飛影に教わっている


彗は首を振る

彗は殺しあい経験者だが自ら率先して人を殺すことで

人を殺すことに慣れたくないのである


戦闘員ではない椿も当然首を横に振る


「それでは行ってきます」


「失礼します」


リタは窓から飛び降りエリアは廊下へと飛び出す


「もって10分ってところだな」


「そうだね」


冷静にテロリスト達の寿命を予測する彗と椿


魔王の近くには騒動が起こることが多く、このぐらいは珍しいことは珍しいが驚きはしない


>>>>>>>>>>>>>>>>>>


「はははは!!!!!!!!!!」


飛影は笑いながら駆ける


テロリストを見つけた瞬間殺しに行く


プロといっても所詮は魔力を扱えない雑魚である


文字通り桁が違う


戦いにすらならない一方的な虐殺である


だが今参戦しているメンバーの中で飛影が一番制限があるため弱い


油断は一切していない


廊下で見つけたら即座に教室に入る


廊下という限られた空間

そんなところでサブマシンガンやライフルを避けられるわけがない


「ひゃは!」


5人が廊下に並列に並んでおり、飛影を見つけた瞬間乱射する


飛影はそれを見て笑いながら教室のドアを吹き飛ばして教室へと飛び込む


中には生徒達と飛影に向けて銃を構えているテロリスト3人


(まっず)


飛影の予想では誰かに当たって動揺してくれると予想していたが


まさかの誰にも当たっていない


しかも飛び込んだため着地の態勢が悪い


(これは死んだな)


さすがにプロである

仲間の死んだ状況をきちんと理解してそれに対しての策を練る


飛影は今は精々反則級レベル

充分に策を練れば殺すことはできる


鼬の最後っぺに飛影はナイフを投げる

一人は殺せるだろうと判断した


「てい!!!」


引き金を引く直前机が一人のテロリストに直撃


そしてもう一人がドロップキックが直撃し吹き飛ぶ


残った一人喉笛にナイフが突き刺さりながらも


飛影に向けて銃を撃つ


放たれた1発の弾丸は飛影の腹に直撃する


「っ!!」


皮を裂き肉を貫通し内蔵を破壊して貫通する


だが、飛影はそのまま喉笛のナイフを切り裂きながら回収


机が直撃したテロリストの腕を切り落とし


吹き飛んだテロリストに蹴りを放ち頭蓋を粉砕する


「助かった秋野、もう愛してるわ~」


本当に死んだと思っていた飛影


秋野のクラスではなかったら死んでいたのは飛影である


「いやいや~無事で良かったです」


安堵した微笑みを見せる


会話しながらも飛影は腕を切り落としたテロリストを殺してから装備を奪い手榴弾を取り出し廊下に投げる


ちょうどのタイミングで廊下にいた5人が入ってきて爆発で吹き飛ぶ


「あ~疲れた~」


よっこいしょとおっさんのように座り込む


〈状況報告~俺38人全身粉砕〉


ダドマの声がスピーカーから発せられる


〈36人でバラバラです〉


続いてリタ


「13人喉切り裂いた。腹撃たれて10分休憩」


〈っち!!!13人じゃ頭蓋粉砕〉


飛影と同じ数だったので不機嫌さが滲み出ているギルギア


〈えっと11人です全身捻れてます〉


全員が全員異常な状況報告


「あれ?あと一人は?」


計算すると111人


あと一人足らない


〈あぁリーダー格で今グラウンドだ〉


〈我が行く。あやつよりも勝たねば気がすまん〉


ピクリと休憩しようとしていた飛影の耳が動いた


「やっぱ俺が行く」


「重傷者がなに言ってるんですか!!!?」


つい先程10分休憩すると言った飛影は立ち上がる


秋野が無理矢理止めようとするが飛影はそのまま窓から飛び降りる


視界の端に同じように飛び降りているギルギアの姿が映る


着地時に傷口が開くが飛影には関係ない


目標のリーダーは止まってアサルトライフルを構えていた


しかしそれは二人にとってはどうでもいいことである


「帰れ!!!!」


「は!!?腹撃たれたごみが意気がるではない!粗大ゴミにしてくれよう!!!」


二人して並走しながら殴り合っている


どちらが先に殺すかしか考えていない


「おっと!」


「っち!!」


そんな二人に弾幕が襲う


飛影は立ち止まりギルギアを盾にする


ギルギアは鎧龍


右腕が龍の腕に変化し黒い鱗が銃弾を弾く


「サンキュー!!!」


勝ち誇った顔で飛影は跳躍し立ち止まったギルギアの肩を踏みつけ更に跳躍する


「キ…サマ!!」


地上と空中からリーダーへと接近


「っ」


一瞬迷ったリーダーのアサルトライフルにナイフが突き刺さる


「おら死ねや!!!」


飛影の飛び蹴り


「貴様も死ね!!!!!」


追い付いたギルギアは飛影ごとリーダーに蹴りを放つ


「ぐ!!」


「が!!」


ちょうど怪我の辺りに蹴りが直撃し痛みが襲うが怒りで感じない


そのまま受け身をとり回転を利用しリーダーの男に遠心力がのった蹴りが直撃する


「邪魔じゃ!!!」


その飛影を前蹴りで吹き飛ばすギルギア


「この!!」


飛影は吹き飛びながら態勢を整える


ギルギアは龍の腕でリーダーを引き裂こうと振りかぶる


攻撃が直撃する瞬間ギルギアとリーダーの男の間に手榴弾が投げ込まれる


「お前が邪魔だ死ね!!!」


だがギルギアは手榴弾に臆することなく攻撃を直撃させると同時に爆発する


「はっ!!我が殺したから我の勝ちじゃな」


手榴弾の爆発を直撃したギルギアだが無傷で服だけボロボロになっている

リーダーの男は原形をとどめていない


「どこ見てんだ!!!?完全に俺が殺しただろうが!!!」


二人して自分が殺したと主張する


これはどちらが殺したかを決める戦いである


負けは許されない


「俺だ」


「我じゃ」


譲ることは決してしない


「良いことを考えた」


飛影の笑み


「なんじゃ?」


「あれは0.5ずつにして、今14.5だろ?つまり目の前の奴を殺せば勝ちじゃねえか」


飛影の提案にギルギアも笑う


「賛成じゃ!!」


頷くと同時


二人して殺しあいを続行する


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


特別入学三日目が終了した


飛影に喧嘩を売った4人はめでたく記憶を消され転校


死体掃除は飛影の制限を一時的に解除して《炎舞》で加熱消去


飛影とギルギアの喧嘩はダドマに止められ終了


エリアはダドマとギルギアにお礼をし、飛影と涙無しでは語れない別れをしてメリアに帰還


生徒達の記憶はパパっと操作して消した


「いや~疲れた疲れた」


「人間の力じゃ辛いか」


飛影とダドマ

理事長室で向かい合うように座っている


「んでだ!!」


「なんだ?」


「これをやろうか?」


飛影の提案


一枚の紙を渡される


「やるか!!」


面白いことが好きなダドマは即決断


「詳しいことはこれを見ろ」


10枚程の紙を渡される


「良し、任せろ」


ニヤリと笑い合う飛影とダドマ


二人にとっては面白いことが開催される




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