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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
日常編
21/110

優希の採用

一話完結が…

今飛影達が住んでいる屋敷


その屋敷は一夜にして建った


もともとそこは公園だったが誰も違和感を感じることなくその屋敷は受け入れられた


これは二年前飛影が人間界に住み始めた頃の話である


「調子乗ってでかいの建てたなぁ」


ダドマに作成してもらったとはいえそれを頼んだ自分でもビックリしてしまう飛影


「類は友を呼ぶだね」


無表情な少年が溜め息混じりにボヤく


褐色の肌の少年

Tシャツにジーンズと楽な格好である

名前は黒鋼


16歳程度の少年である


実年齢は興味ないから数えていないらしく


実年齢は不明である


「とりあえずでかいからメリア城みたいに従者の人雇わない?」


三人で住むには広すぎる


そう判断した椿が提案した


「それもそうだな」


実際掃除なら炎舞と風華を使用すれば一瞬で終わる

料理は飛影の腕なら不自由なく生活できる


しかし飛影も面白いやつがいたら雇いたかったのもあり椿の意見に賛成


「んじゃちょっと行ってくる」


飛影は思い立ったら直ぐ行動なタイプなので勢いよく飛び出していった


「ねぇ椿」


「なに?」


「何かアホみたいなことが起こると思うのは僕だけ?」


意思を持ってから70年間一緒にいる黒鋼の予想


「大丈夫!私もそう思ってるから!!」


笑顔で即答する270年程一緒にいる椿


当然ながら二人の予想は当たる


>>>>>>>>


作ってきた


数時間後飛影が戻ってきて求人雑誌を持ってくる


黒鋼が受け取り渡された雑誌を見る

その後ろで椿が覗きこむ


嫌な予感をしつつ椿と黒鋼が赤いインクで囲まれている箇所を見る


従者募集中!!

面白い方大歓迎!!人数制限なし、面白い方は即採用!!

料理、掃除、洗濯できる方

365日住み込み

週休2日制

月給150万円

食事と寝床の心配はいりません

採用試験は明日の朝10時00分から始めます

履歴書ご持参の上お越しください

場所は~


[やりやがったよこいつぅぁぁぁぁぁぁぁあ!!!]


あまりの非常識っぷりに椿と黒鋼はその場で膝を付く


「なに月給150万円って馬鹿じゃないの!!!!?」


「明日って早すぎだろ!普通に一週間後とかにすればいいのに!!」


思い思いにそれぞれ突っ込みを入れる


「まぁ明日の準備しようぜ!!面接なんてメリア城の従者の採用試験でしかやったことないからなぁ!!」


笑いながらウキウキと会議室を面接室に変えていく


採用試験

メリア城の採用試験は当然難しい


その面接に参加していたのだから大丈夫だろうと椿も黒鋼も思ってしまった


>>>>>>


結果的に全て斜め上であった


まずあんなムチャクチャな募集にも関わらず月給150万に釣られて112人集まっていた


屋敷の中には入りきれず庭にも人がいる


面接が始まる前は椿と黒鋼で列を修正や整理券を配っている


主に屋敷内は椿

屋敷外は黒鋼が担当している


混雑を避けるためである


あまりにも人が多かったため飛影はメリア国からコレットを借りて(拉致)手伝いをさせている


こんなに人が来てしまったので急遽面接をグループ面接に変更した


5人づつで行っても23回


一回10分と仮定しても


230分


約4時間はかかると考えている椿


(うわぁ長丁場だなぁ)


頑張ろうと思いつつ

まず最初の1~5番が呼ばれる

面接室には二つ扉があり


入室用と退室用である


コレットが入室用から5人入れる


飛影は椅子に座りながら一瞥


「帰っていいぞ」


僅か二秒


まだ履歴書すら渡してもいないし自己紹介もせずに終了


『は!?』


さすがにキレ気味の者もいる


コレットは苦笑いしながら退室用のドアを開ける


「面白そうじゃない。以上」


「次詰まってるから早よ出ろ」


強大な圧迫感で何も言い返せなくなりそのまま退室


「コレット次」


「はい」


退室用のドアを閉め

次を呼びに行く


入室

二秒で却下

反感

脅して黙らせる

退室


この流れが定着し


コレットがもう入室と同時に退室用のドアに向かうようになり


56から60番目になった


この間

1から開始して11分が経過していた


「ん?」


入室して飛影は違う反応を見せる


「58番以外帰れ」


「へ?」

「は?」

『はぁ!?』


コレットがいつもと違う反応に驚いて思わず声を出してしまい

58番の少女が戸惑いの声を出して


今まで通りに他の者が怒りの声を上げる


「はよ帰れ」


飛影が脅し58番以外を退室させる


58番の少女が椅子に座り履歴書を出し受け取る飛影


「まず自己紹介頼む」


飛影の雰囲気がやんわりとした雰囲気に変化する


「えっと優希です。孤児院出身で名字はないに等しいです」


これが飛影と優希の出会いである


「んじゃ優希志望動機」


「お金です。給料良いですし仕事内容が得意ですし、住み込みなんで」


正直な優希


飛影は一つ頷く


「面白いから採用!!隣の椅子来い。コレット次」


あまりにも即決


戸惑いながらも飛影側

つまり採用する側の席に座る


結局飛影のセンサーに引っかかったのは優希だけであった


112人もいたが一時間も経たず終了した


椿と黒鋼は後処理や昼飯の買い出しにいき


飛影

コレット

優希

の三人が面接室にいる


「さぁ恒例の質問タイムだ」


採用しないやつの質問を聞いてもしょうがないので


飛影はメリアの頃から採用した者を集めて質問タイムを行う


「コレットがいるからどんなことも答えられるぞ」


これも恒例である


「ハードル上げないでください!」


若い者に質問を答えさせて再確認や知識が足りない場合の良い勉強になる


「んじゃ質問でっす」


さっそく手を上げる優希


「名前教えてください」


あぁと一度も名乗ってなかったことに気付く飛影


「飛影だ。名字は市原にするつもりだ」


明日から学校に通う予定の飛影今思い浮かんだ名字にして登録するつもりである


「りょかいです!!飛影さん」


なんだか楽しそうだと予想できて微笑む優希


その予感はあたる


双方にとって良いことに

続きます

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