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ハチャメチャ魔王  作者: 火憐ちゃん
日常編
12/110

魔界と魔王

今回は従者というよりも侍女というよりもメイドとの会話で


飛影がどんな人物か?などの説明ですね



飛影達はメリアにいた


てきとうに解散と飛影が言った瞬間に飛影と火月以外は珍しいものを探しもとめバラバラに散っていく


「じゃあ城行くか!!」


「城?」


「あそこの城…昔200年くらい居候させてもらったとこ」


飛影が指さすのはメリア城


目と鼻の先


というよりも


門の前に既にいる


「飛影さんこんにちは。今日はどうしました?」


飛影がきていることを本当に嬉しそうに笑う門番


「妹案内しにきた」


火月の頭を撫でる飛影


「えへ」


嬉しそうに笑う火月


「あぁ妹ですか…どうぞ」


門からずれる門番


「サンキュー」

「あざます」


悠々と通る飛影と火月


「って妹ぉ!?」


飛影達が城に入ってから門番がようやく現状を理解し叫ぶ






>>>>>


火月からすれば不思議な光景であった


いきなり異世界に連れてきてもらい

城に入りその従者や偉そうな年長者も飛影に頭を下げる


「ようコレット!!元気か?」


「あぁ飛影さん、こんにちは元気ですよ。飛影さんもお変わりないようで」


従者の少女のコレット


メリア城にいる従者の中でも18歳と若い部類に入るが


既に従者を4年もしている


若手から中堅の間である


そしてその隣にも従者はいた


16歳程の少女


何故か飛影を見て石のように固まっている


「ん?もしかして新人か?」


そんな態度に飛影は疑問を覚える


「はい…先月に入ったばかりのレインです」


「へ~ってことはもしかしてコレットが教育係か!?」


話しかける前に一緒に掃除をしていたことを思い出す飛影


「そうですよ」


「アハハ!!」


コレットの肯定に飛影は笑う


「ちょっと前まで新人だったコレットが教育係か!!」


本当に嬉しそうに笑う飛影


その二人の仲の良さに入れない火月と新人のレイン


コレットは普通の人間である


飛影の面白いモノを見つける感覚を総動員してもコレットは普通の人間の域をでない


なのに飛影が異常な者と接する


いや家族のように接する理由はある


「まぁ私も結構続いて成長してます。飛影さんは成長は?」


「言うな!!」


身長の話題が出た瞬間飛影は叫ぶ


コンプレックスは身長である


人間界の普通の人間やギルギアが言ったのであればぶち殺し確実だがコレットは冗談で済んでいる


「あ~相変わらずなんですね」


「…」


コレットの問いに沈黙で返事をする

目が笑っていないがそれはあくまでも冗談の領域である


「あはは!申し訳ないです。気にしてましたね」


「いつの間にか俺と同じくらいになりやがって」


コレットの身長は161cm


飛影よりも僅かに大きい


それを見ただけでわかる飛影だがあくまでも同じくらいとしか認めない


「今日はどうなさったんですか?」


「あぁ妹を案内しにきた」


妹というフレーズにコレットは飛影の隣にいる火月を一瞥する


「兄ちゃんの妹の火月です」


ぺこりと頭を下げる


その動作に反射的にコレットは頭を下げる

レインはあわあわと慌てていた


「…妹…ですか?」


「そうだ」


現状が理解できていないのか頭を抱える



飛影の奇行には馴れていたつもりだがコレットはさすがに溜め息を吐く


「…まぁ飛影さんですからしょうがないですね」


飛影だから


納得する理由としては充分である


「そうだな納得しろ」


「兄ちゃんってどんな人だったんですか?」


二人の仲の良さ


火月としては飛影の妹歴2日なのであまり知らない


だから聞いてしまったのである


「ん~どんなですか?ほぼ4年は一緒でしたが今でもお変わりないですよ」


「…具体的なことを教えてほしいです」


火月の問いに少し思い出して言葉をまとめる


「そうですね…4年前から一緒でしたが、まず名前で呼ばないと無視されましたね。それに敬語も嫌がりますし、最初は魔王に失礼のないようにと思ってましたが次第にその気持ちがなくなりますね。まるで家族のように接してくれて…私にとっては兄のような人物ですね。あまりにも無茶な仕事を任されたり、少し悩んでる際にすぐ気付いてくれて対処してくれます。本当に優しい方ですが…メリアの国民からの人気は高いです。しかし他の国からの評判は悪かったりしますね」


苦笑い


しかし本当に嬉しそうに飛影のことを語る


「レインもとりあえずは早く意識が戻ってほしいですね」


まだ固まっているレインの肩を叩く


「はっ!!ま…魔王様にお会いできて光栄です!!」


「あ~」


やれやれと少し呆れる飛影


「緊張してるな」


「まぁ最初はそうなりますよ」


昔の自分が被るのかコレットは微笑んでいる


「も…もしや魔王様に何か粗相を致しましたか!?」


飛影が呆れ顔なのを見て顔面蒼白にぶるぶると震える


「大丈夫大丈夫。レインのミスはコレットのミスだからコレットが悪いのさ」


「…まぁ教育係は私ですからそうなりますけどね」


「ふゅぇ!?いえ私がいたらないばかりなので!!」


自分のミスで尊敬すべき先輩が責められると思ったレインはすぐさま慌てて否定する


「まぁいいや…少しずつ馴れてくれりゃいいし。セリエはどこいる?」


「セリエ王は謁見の間ですね。って飛影さんなら聞かなくてもわかるじゃないですか!!」


魔力の扱いに長けている者は周辺の魔力を探知できる

魔力は人によって違うのでどこに誰がいるかがわかるのである


「いや試してみた」

「なにをですか!?」


「ちゃんと先輩やってるんだなぁ~と新人の頃は物凄く慌ててたから」


「昔は昔です。いつまでも新人じゃないですよ」


つーんと唇を少しすぼめて拗ねる


「あはは!悪い悪い!!そろそろ俺行くわぁ」


ひとしきり笑うと飛影は火月の手を掴み去っていく


「話し聞かせてくれてありがとうございます」


最後にぺこりと頭を下げる火月


「凄いですコレットさん!!」


飛影達が視界から消えた瞬間にレインがキラキラと尊敬の念が籠もっている瞳でコレットを見つめる


「あの魔王様と家族のように接することができるなんて!」


メリア国の魔王の認識は

格好いい

強い

優しい

と天上の人物なのだ


ただでさえ世界一の国の城で働いている偉大な先輩が


そんな天上の人物と親しく会話しているのだ尊敬メーターがカンストしてしまったレイン


「あ~3ヶ月くらいで飛影さんには馴れるから大丈夫。というよりも強制的に馴れさせられるわ」


昔を思い出すコレット


今のレインくらいだと返事されるが

少し経つと魔王様だと何を聞いても返事が全て


「飛影なんだけど」


に統一される


次の段階は目上に対して扱うような態度だと


全ての返事が


「俺のことをバカって言ってみろ」


に統一される


あの時代は嫌がらせかとも思ってしまったコレット


今は飛影が城に住んでいないので逆に馴れるのに時間がかかりそうだなぁと


憧れの視線を送るレインを見るコレット



PV1200

ユニーク200

超えてました。


びっくりしました

物凄く嬉しいです


携帯の前で発狂しました


次は王様との喋りで

その次が王子との喋り

その次が戦闘の予定です~


そろそろガチ戦闘をさせようかなと思ってます


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