女子アナもねのロックな小説7
〇女子アナ・トークショーに駆り出される の巻
日本の洋楽ファンに「白いものを黒と言わせる」影響力があるマサ斉藤センセイからたのまれてしまった。
「モネタン、ボクのトークショーに出てよ」
「部長に聞いてみます」
「部長」
女子アナ平もねは上司に、
「朝の番組で御いっしょの音楽評論家の先生のトークショー『名勝負数え歌』の出演依頼をされたのですが」
「アナウンス部通してくれないと、闇バイトだよ。トークショーって何話すの?」
「ロックについて」
「モネタン、ロック好きだからな」
「父の影響で」
「ロックファンはセレブ好き と聞く。モネタン、セレブ枠か」
「あたしセレブなのでしょうか?」
「地上波のテレビに出て、一般の人に知られていればセレブ枠だな」
「センセイのトークショー毎年やってて、そういえばお笑いの人とか出てました」
「ロック好きのお笑い芸人か・・・」
「いいえ。トークショーで町中華のこと話していました」
「なんでもOKなのが、ロック、なんじゃないのかな」