亡国の姫と野ざらしの聖剣 〜追放された第一王子は人生をやりなおす〜

辺境の村の狩人兼用心棒として暮らしている訳アリの青年『ルヴィ』。人と違って生まれつき魔法が使えない彼は、他人にはない特別な力を持っていたが、その力によって苦しめられた過去があった。

いつも通り村周辺の森で狩りをしていた彼は、見たことのない不思議な魔物に導かれて気絶していた少女を発見する。
やがて目が覚めた少女『セキ』は自らがとある国の姫であると語り、彼女の国を滅ぼした『翅人』という脅威について語るが――。

セキを追ってきた翅人と対峙するルヴィ。セキの国を滅ぼしたという翅人は、なんとルヴィとまったく同じ力を持っていたのだ。

これは、世界に散らばる召喚獣の宝玉を翅人の手から守り、世界の滅亡を防ぐための旅の物語。もしくは、全てを失った少年が人生をやり直す物語。

※作中で現実の単位を使う場面がありますが、設定の都合上そうなっているだけなので気にせず読んでください。