朝食
三題噺もどき―ごじゅうはち。
お題:朝食・魚・パン
ジリリリリリリ―――!!
頭の上で鳴り響く目覚まし時計の鐘を、反射的に止める。
寝起きは、いい方なので(すぐに目が覚める)、立ち上がり、朝食の準備を始める。
普段は、あまり時間がない(ギリギリまで寝て居たい)から、パンとスープで簡単に済ませてしまう。
しかし、今日は時間があるので、ゆっくりと朝食に向かう。
(久しぶりに和食食べたいな…)
冷蔵庫を開き、昨日安くで買った魚を取り出す。
(後は……)
卵を1個、卵焼きに。(少ししょっぱいぐらいが丁度いい)
魚をフライパンの上で焼いていく。
グリルでもいいが、というかその方がいいのだが、洗い物が面倒なので、フライパンで済ます。
大根と人参をお湯の中に入れ、丁度いい硬さになったら、豆腐とわかめを追加して。
それに、味噌を溶かして、完成。
その間に焼けた魚も、皿にのせておく。
(あと、何か野菜が……)
さして栄養など気にする質ではないが、なんとなく興がのったのだ。
そういえば―と、実家から送られていた、ほうれん草を取り出し、簡単におひたしを作る。
それを小さなお皿に入れて、鰹節をかける。
味噌汁を作った時に少しだけ余った豆腐にも鰹節をかけて、その上に醤油をかける。
出来上がったおかずを食卓の上に並べていく。
最後に、昨日のうちに炊いておいた白ご飯をよそう。
「いただきます。」
久しぶりにちゃんとした和食を食べた気がした。
(私、天才じゃない?)
なんてことを思いながら、ぺろりと、平らげてしまう。
「ご馳走でした。」
食器を片付け、いつものようにスーツに着替える。
玄関で靴を履いて、髪を整え直して。
「行ってきます。」
さて、今日も頑張らなくては。