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人生満了未遂者の現実逃避  作者: 夏風 楓
1/1

知らない世界

初投稿&初執筆作品です。

この前書きを見てくれたというだけで自分はうれしく思います。

出来れば感想等お聞きしたいので是非感想等をお願いいたします。


ではつたない作品ですが、どうぞ。


……世界が回り、世界は変わる。

「……」


 びゅうびゅうと吹く風がフードをはためかせる。しかし目閉じてしまわれないように見開き、探すべきものを探す。


「……うーん。()()はない、かぁ」


 どうやらお目当てのものはなかったようで、少年はその場からいなくなった。その間わずか数舜にも満たない時間であった。

 

 ……そして残ったのは時を止めたように動かなくなった()()()()()草原だったものだった。


 ----------


 いつも通りの日常、いつも通りの生活。代り映えしない日々。俺はそんな生活から逃げた。


 --自殺。


 現実から逃げる為に、俺は自殺という方法(チート)を使った。しかし俺は死ねなかった。


 一度は生死を彷徨った俺であったが、何事もなく生き残った(生き残ってしまった)


 その後、俺は入院し生きることを強いられる。もう同じ手は使えない。あの痛みを味わってしまった以上。もう死ぬことができない。


 そして俺は、またあの代わり映えしない世界に戻された。


 --通学路を進む、これも変わらない。

 --学校に着いて挨拶を交わす、これも変わらない。

 --ホームルームが始まる、これも変わらない。

 --かと思いきや、いきなり視界がくらみ、気づけばファンタジーぽい建物内にいた。これも変わらな……ん?


「……あれ?ここどこ」


 思わず声が出る。辺りを見渡してもなにやら高級そうな家具が置かれている。俺の周りにはクラスメイト達がいるが一部は俺のように意識を取り戻しているが、大半は倒れているがおそらくは気絶しているのだろう。腹の部分が一定間隔で動いている。


「おい!大丈夫か?」


 どうやらこのクラスのカースト上位に位置する奴が起きたようだ。そしてみんなに声をかけているようだ。

 ……しかし俺はちょっとそれどころじゃない。どうにか平然を保っているように見えるかもしれないが、結構パニックだぞ?信じられない?じゃあひそかに隠していた俺の9割の思考を占めるパニックに陥っている俺を見せるとしよう……っ!!





 はぁなんだよこれ!?どうなっているんだよわけわからねぇよ!?何が『ーー気づけば、ファンタジーぽい空間にいた』だよ!わけわかんねぇよ頭いかれてんじゃねぇの!?どうなってんのこれ誘拐したにしては拘束されているわけじゃないしそもそもここどこだよ見たことない壺やら装飾品がいっぱいあるじゃねぇかよわけわかんねぇわかんねぇ……





 ……とまぁこんな感じ。うん、やばいでしょ?

どうでしたでしょうか。

ここまで見ていただきありがとうございました。


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