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コウモリの奇襲

光が収まった後には

虹色の輝きを放つスライムがいた


____________________

エレメントスライム Lv1

称号

アトルの眷属 sランクモンスター

スキル 

分裂Lv3 再生Lv6 変化Lv1 火魔法Lv4 水魔法Lv4 土魔法Lv4 風魔法Lv4  


種族固有スキル 分身Lv1

特性

粘液ボディ 魔力生命体 巨大化 透明化 魔法攻撃半減 異次元胃袋 硬質化


____________________




「おお!成功だ!」

アトルはエレメントスライムを見て喜ぶ


「アトル、これ何?」

アルが尋ねる

「コイツはエレメントスライム、ていうやつで、俺の眷属だな」


「わぁ、かわいい!アトル、名前は?触ってもいい?」

光が眩し過ぎて目を隠していたエルが、エレメントスライムを見てはしゃぐ



「名前か、そうだな……

エレイムだな!」

アトルは閃いた名前を口にする


「マスター…………」

ミステリスの呆れた声が聞こえる


「エレイムかぁ、よろしくね!エレイム」



「触るのは少しだけだぞ!すぐ出発するから」


「うん!」


エルがエレイムをツンツンしたり、プニプニした後、アトル達再度出発し直した


「エレイムはファスと一緒にエルの護衛をやってくれ」

エルに抱きかかえられたエレイムがぷるぷる頷くように震える

「よろしくねエレイム!」



「アル、ここから3回層までの戦いは全部俺に任せろ」


「え?いいんですか?」


「ああ、問題無い! 

俺の能力を把握しときたいからな」

アトルは最後の方をぼそっと小さな声て呟いた



その後、一回層にはスライムしかいないので、ちゃっちゃと通り過ぎて行く


2階層に行くために白く輝く不思議なゲートを通った


ダンジョンの階層は一回層毎に次元が別れているため、穴を掘って下に行こうとしてもある程度掘った所で掘れなくなってしまうようになっていた、そのため、階層の移動には設置されたゲートをくぐらなくてはいけない



2階層のエリアは草原だった

「アトル、ここにはビックラットがいるぞ!」


「ビックラットか、直訳すると大きいネズミなんだが…」


門から少し歩いた所で、アルが何かに気づく


猫人族は耳の良い種族で人間には聞こえないような小さな音も拾うことができる


「アトル、あそこビックラットだ」

アルが指を指す

指の先には、30cm程のネズミがいた



_______________

ビックラット

Lv3

魔鼠種

称号

なし

スキル

噛みつきLv2 繁殖Lv4


_______________


アトルはさっそく鑑定をする

「ただの大きいネズミだな…」


アトルは火魔法を取得したときに覚えた、ファイアボールを掌に作りだす


初めて作ったファイアボールはバチバチと爆ぜて不安定であったが、

「それ!」

アトルはビックラットに向けて放った

ドゴッ!

ビックラットのいたあたりがファイアボールの当たった直後、爆破した


「あちゃー、力こめ過ぎだったか」

ビックラットだったものが霧のように消えていく


ダンジョンで生まれた魔物は死んだときに魔力に分解されて、ダンジョンに吸収される。だが、全てが吸収されるわけではなく、吸収されなかった物はその場に残す、いわゆるドロップ品というやつである


ビックラットが消えた後には何も残ってはいなかった


実際には魔石を落としているのだが、ビックラットの魔石は小さすぎて視認が難しい、見つけることができたとしても魔力の乏しい、いわゆるクズ魔石というやつなので、売ってもお金にならない


一連の流れを見ていたアルとエルは目を丸くしていた



「アトルは魔法使えたのか!」

「アトル凄い!」


アルとエルがワイワイキャイキャイ近寄ってくる


その後、アトルは魔法使いは冒険者には珍しいやら、無詠唱が凄いやらとアルに話しかけられながら進んでいく


「あ、ビックラット発見!」

喋りながらもアルはきちんと見つけた

「よ〜し、任せろ!」

2回目のファイアーボールは先程と比べると少し安定している、

アトルが魔力を抑えたのだ


「それ!」

ファイアボールは真っ直ぐビックラットに飛んでいく


「び!!」

ビックラットはファイアボールに当たり悲鳴を上げるが、すぐに霧となった


「よし、こんなもんだな」


「おぉ〜カッケー!」

「すごーい!」


アルとエルがはしゃぐ



その後は

竜魔法の取得で覚えたドラゴンブレスをビックラットに放ち、跡形もなく消したり、ゴースト固有スキルの吸生のオンオフが可能か実験したり、と能力の把握を進めていく

   ・

   ・

   ・


アトル達は第三層のゲートの前についた

「アトル、今度の階層からは吸血コウモリが出るぞ!アイツらは攻撃力は大したことないけど、群れで襲ってくるからもしもの時は俺も戦うぞ!」


「わかった」


「それじゃ、行くぞー!」

アルは何やら気合が入っていた





ゲートをくぐり抜けた先は一回層と同じ洞窟だった、しかし第3階層の洞窟はほんのり薄暗い

アトルには暗視スキルがあるので大丈夫だが、アルとエルは少しキョロキョロしている


その時、前方からコウモリの群れが現れた


_______________

吸血コウモリ

Lv3

魔鳥種

称号

なし


スキル

集合Lv2 


種族固有スキル 

吸血Lv3



_______________


アトルは目視で、アルは羽音で気づいた

「アトル!」

「おう!わかってる」


アトルは霧化をした、霧となったアトルに吸血コウモリの群れが突っ込むと同時に吸生スキルを発動した


霧の中からコウモリ達が飛び出して来るが、全て墜落していく


「霧化した状態でも吸生スキルは発動できるか」

アトルは万が一成功しなくても、生命強奪スキルでコウモリ達を倒すつもりだった


「きゃあ!」


後ろからエルの悲鳴が聞こえた

見ると後ろにも吸血コウモリの群れが襲いかかっていた、




名前 アトル


種族 ゴーストリッチ


称号

誤転移者 魔素生命体 蝕むモノ 貪るモノ 巨人の心臓を喰らうモノ 暴君を倒せしモノ 大物喰らい 弱者の希望 巨人キラー


スキル 

暗視Lv10 透視Lv10 生命強奪Lv10 物資憑依Lv10 侵食Lv3 暴食Lv3 不屈Lv6 勇者Lv3 鑑定Lv6 生物憑依Lv3 高速演算Lv3 並列思考Lv3 火魔法Lv3 竜魔法Lv1 集中Lv1


種族固有スキル 

吸生Lv10


特殊スキル 

アイテムボックス 眷属作成 限界突破


特性 

ナビゲート 物理無効 物資透過 頑丈 万物是食 状態異常無効 魔法吸収 覇者の威圧 魔法模写 霧化 霊視


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