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8章 キュラ
「えっと、僕達は。」
助けをあの男に求めたが、ケンは、冷や汗をかいていた。
なんだ、この女性と知り合いなんじゃないのか。
嘘をついたのか。
僕は、男を疑った。
それが分かったのかケンは、咳をした。
「え、えっと、ノエル、久しぶりだな。俺だよ俺、ケンだよ!」
しかし、必死の問いかけにも彼女は首を傾げる。
こいつ、本当は、知り合いではないな。
すると、次の瞬間、ノエルが口に手をあてた。
吐きそうな、気持ち悪いと言いたげな表情だった。
「おい! どうした! ノエル!」
すると、ある男が瞬時にしてこの暗闇の部屋へと入ってきたのだ。
そして、赤髪と赤い目を僕達に向ける。
「お前、キュラだな。」
何がなんだか、僕には分からなかった。




