表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風と私  作者: 黒猫
7/27

6章 ノエル

「ったく、なんなんだよあの婆さん。さて、どこから行くか。」




僕は、見透かされたような気がした。




僕は、臆病で弱くて血生臭くて、彼女のような人には会ってはいけない人間だ。




僕の記憶によれば、そんな楽しい高校生活を送れてはいない。




ケンには悪いが地獄だった。





「おい! 涼! 何ぼっーとしてんだよ。あいつを頼ろう。絵で連れてってくれるんだよ。」





絵?





「芸術家ですか?」







「まあ、そうかもな。エナジー一の変わり者。ノエル。あの女は、呼吸で絵を生み出すんだ。」




呼吸?



絵?






「まあ、会ってみれば分かる。面白いぜぇ。」








彼女と会うことになったのだった。














「よお、ノエル! 城に行くための道を作ってくれ、って、いないのか?」





薄汚い家の中には、人一人いない。こんな緑しかない場所に家なんてないだろうと思っていたのだが、あった。





ここは、あまり僕らが生きている地球と変わらないのかもしれない。



心配そうに家中を見ているケンは、走り出した。






「おい! ノエル! 大丈夫か!?」




気が付くと、闇の中に一人の華奢な女性が倒れているのが分かった。





「だ、だ、大丈夫なんですか?」




僕は、気が動転した。




どうも生きているようには見えなかったからだ。






「まずい! 息をしていない!」





「えぇ!?」





死人に出会った瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ