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11章 望んだこと
カイル。
彼は、地球にいるのかどうか。
「涼、俺達、地球に行かないか?」
え?
また、戻るの?
あの世界に。
嫌だよ。
と、もう一人の自分が拒否していた。
「お母さんにも会いたい頃だろ!」
ケンに笑われたが別にそんなことはない。
僕は、風の少女に会いたいんだ。
今更元の世界に帰ったって。
すると、後ろからノエルがやってきた。
先程の狼男は、いない。
『あなた達、カイルに会うの?』
「あぁ、カイルになおしてもらう。キュラになりつつある涼を。」
『じゃあ、これを持っていって。』
彼女は、僕に鳥のキーホルダーがついたお守りをくれた。
『カイルは、もしかしたら、戦ってるかもしれない。だから、これを届けて。』
僕は、誰と戦ってるのか気になった。
でも、口にしなかった。
それは、僕の敵と関係しているからだ。
僕は、孤独だった。
皆から見せ物にされて笑われてでも親には言えなくていつも泣いてた。
でも、僕は人間をやめなかった。
だから、もしかしたらキュラになったのかもしれない。
人間を超えた化物に。
僕は、確かに転生したんだ。




