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Prolog
都会の溢れかえる音はとても騒がしい
機械の音。テレビの音。車の音。人の足音。人の話声。
全部全部当たり前のように聞こえていて、うるさくて仕方ない。
そして世界は、輝いて見えている。
けど、私は、私には、その音が一つも聞こえていない。何も聞こえない。機械の音。テレビの音。車の音。人の足跡。人の話声。全部全部、私の世界は無なんだ。
「______」
大切な人が何かを発している。
だけど、それすらも、大切な、あの人の声すらも、何も聞こえないんだ。
けど、それでもあなたは
私のそばに居てくれる
そんなあなたが私は、好きです。
お久しぶりです。2年ぶりの投稿になりますね。
自分の書く小説で恋愛ものは2.3作しか書いたことありませんが今回は耳が聞こえない女の子との恋愛を書かせてもらいます。
Prologで暗い話かと思われますが、暗くするつもりはございません。
楽しんで読んで貰えたら幸いです。
そして、現在執筆中の続きもこれからゆっくり書かせて頂こうと思います。
緩い投稿ですがどうか宜しく御願いします。