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過去と未来の交錯

ショタなのに暴れます。

「ギンッ!?」


白い光、そしてーー



「だぁらっしゃあああああ死ねジジイ!」

飛び蹴りで目の前の少女に爪先をめり込ませる銀色の流星。


「……ちっさい」

レギオの言葉に少年ーーギン・アシュレイは睨みつける。九歳くらいだろうか、とても可愛らしい。髪は銀色だが、その愛らしい顔はさらに愛くるしさを増していて、後ろの髪は三つ編みにされて、前髪は短めで。


要するに、女の子にしか見えないのだが。


「ぐぅっ…痛いわ、ガキの力で、ぐぼぉっ…ごほ!」

「あん?魔人かよ。つか結界で死なねぇじゃねぇの?…へぇ、あんたアズサっての?俺の成長体が世話になったみたいだな。えーと、効果範囲ここら一帯ーー記録媒体もだ。『クレイドル』!」


結界の内部から魔力が溢れ出す。そして上空から降り注いだ金色の粉が触れた瞬間、全ての人が眠りにつく。


「お、お前一体何者ーー」


「ギン・アシュレイ。お前のことは成長体が教えてくれなかったけどな……嫌な奴。アズサはちょっと下がってろよ」

ギンの言葉に俺は頷く。


「…解」

結界が爆散した。


「んじゃー魔人のお姉ちゃん。悪いけどそこのフェンリルと一緒に、死んで」


そして、見たことのない構えをする。

もしや活水拳?


「『舞姫・紅蓮』。ーーハッ!」


全ては一瞬のうちに終わっていた。



死体となったフェンリルと息も絶え絶えな魔人二人。それをあっけなく終わらせたギンは笑顔で振り向いた。


同時に、魔人二人が自身の体にかけていた魔法を維持出来なくなり、黒い翼をめきり、と出した。

魔法の使用にさえ耐えられないのだろう。


と、ギンが一人の魔人の頭を掴み上げてニヤリと笑った。死んでいたふりをしたオリヴィエだったかが暴れ出す。

その腕を軽々とへし折り、頭を地面へ叩きつける。


「クエスチョン。答えなきゃ拷問」

「いっ…は、はいぃっ!」

「目的、上司、魔獣、行動予定全部話せ」

「……う、」


「焼く?」

パチン、と指が鳴り、もう一人の魔人が火を発しながら転げ回る。


「ああああああああああああ!?あづいいいいいい!!」

火が消える。

その体は焼け焦げて、異臭を放つ。


「ああなりたくなきゃ喋れクズ。お前ごとき右手一本でいつでも殺せるんだよ」

「うぁ、あ……っ!」


「…全部か。さて、じゃあーー」


これで終わるのか。そう思ったであろう魔人の期待をギンが笑顔で断ち切った。

「ありがと」


縦に半分に割かれた死体は、未だ期待に半笑いのままだった。



「ギン、俺が他一人にとどめを刺そう」

「ん。りょーかい」

俺は手を振り上げて、そこに氷を纏わせる。それを心臓目掛けて突き出した。返り血が顔へはねた。


「…はぁ……」



皆が目を覚まし始める。そしてどよめきが走る。

子供が一人、真っ赤な血を浴びて笑っている。そしてその横に控えた俺が目を逸らしつつも、べっとりと血のついた手を握りしめている。


あまりの出来事に観客は理解が追いつかない。


その元凶は俺の方へと向き直り、無邪気に笑みを浮かべた。

「お腹空いたね!」


=========


「はあああああああ!」

打ち出された右手をすんでで体を捻りながら、なんとか避ける。この時間に俺は確か訓練をやっていたからだ。そして相手はーー


「な、なんじゃと!?」

「…あーあ、またややこしいことになったぜ。クロノスとか呼んでんじゃねーよ、クソか」

大仰にため息をついて、相手を睨んだ。


「主ーー敵か、味方か?」

「あー……待ち」


髪の色を落とし、前髪を下ろす。学生服を脱ぎ、脇腹に抉り取られた箇所を見せる。

「味方。んでもって、未来の俺だ。ーークソジジイ」



「そうか。魔人はそんなことをのう…あれがもどって来た時どうすればいいのじゃぁ」

「記憶消しときゃいいだろ」

「おう、じゃがそれは…困るのう。お前さんは妙に聡いから三日分の記憶がないとなると…」


俺は首を傾げる。

「なら、その三日間俺が寝てたことにすりゃいいだろう。大体やり過ぎって言葉をあんたらが知ってるものか」

「それもそうじゃの。なら事務の仕事を手伝ってほs「しつれいっしますっ!!!!」


俺が入室者を睨むと、フーチ(若)がぜえはあしながら立っていた。

「えっと、そちらは?」


「未来のお前さんの上司だ、フーチ・ヤオ」

「はあ!?」

「おいおい言っていいのかよ、こんなの国家機密だぞ?」


ぽかんとしたフーチの顔をためつすがめつしていると、プルプルし始めた。


「国の、お偉い様でしょうか」

「何を隠そう、こやつはギンなのじゃよ!ほっほっほ」


「たしかに…面影はありますね。あはは、可愛いですねぶっ!?」

「おいフーチコラ。俺がそう言われるの嫌いだって言ってたろォーが」

「ぐふっ……大人気ない…ガクッ」


擬音語でもつけるあたり、芸人魂染み付いてるよなこいつ。落とした資料を拾い上げる。



絵日記…。




「ざっっけんじゃねええええええ!フーチテメェ直ぐに起きやがれどアホおおおおおお!!!」


俺の叫びは空しく響いた。

ギ「なあおい、幼い俺がヒャッハーしてるが」

作「あれ?そう書いたつもりだったけど」

ギ「ああ………痛いわあれは……あ、そだ。レオナルドの奴にあん時クリームどら焼き食べられて怒ってたんだよな…懐かしいなぁ(ニヤ)」

作「君も大概だと思うけどね…」

次回、ショタ化利用しまくります。

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