波乱の幕開け!大会間際
またダークな会話ぶち込んでいくぞ!
「夏休みもあと一日となったな」
「うん」
「お前宿題やってたの見てないんだが」
当たり前だよ、アズサ。だって俺宿題最初の三日で合間に終わらせてたから。
「アズは?」
「当然終わっている。それにしてもまぁーーお前は呆れるほど変わらないな」
「まあね。というか変わるほど冷たい人間でもないしね?」
「そうか。じゃあ仕事頑張れよ」
そう、俺たちは合宿を終えてすでにもどっていた。あの後五人組は現れず、ちょいと手持ち無沙汰感は否めなかったが、それでもありがたいものはありがたい。
そしてアズサとは数回ちょっと無理を言って遊んだりした。大したことはしなかったが、遊んだこと自体が楽しかったんだから。
「さて、今日は何が起きたんだ?アリサ」
「はい、報告としては今現在の時点では大陸側の都市に微妙な動きが見られる、そして魔物の大量発生がこの夏の間に発生して、学生が出られなくなったことくらいでしょうか…ああ、全魔権ですよ」
「全魔権……まだ人為的かどうかはわからないが、警戒を強めるべきだというのは変わらないな。だが都市そのものに派遣すればいろいろな所から不満が吹き出るのは確かだな。となれば全魔権に班長クラスを送り込むのがベストだろうな」
「では、大陸側には…」
「フーチ。お前に命令だ。転移魔法で送ってやる、大陸のタヌキの腹の中探ってこい」
「ほわっつ!??」
「愚問だな、お前の便利な魔道具ーーいやアーティファクト、あれはいい代物だな」
ばれていたのかと絶望的な顔つきをするフーチ。
「あれを使って覗きまで、しかも警戒心の強い女性の中でも素通りだったそうじゃないか、ええ?」
アリサがぎぎぎ、と顔をフーチへと向ける。何かすごい音してるって。怖いよアリサ。
「誰が、誰の、ナニを覗いたですって?」
「ひぐあああああああああああああ!?
ま、自業自得さ。
「南無南無」
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「パトリシア、この全魔権で勝てばいいの?ひよっこの集まりじゃない、簡単すぎるわ」
「文句を言わないでくださいなオリヴィエ様。私だってこの全魔権に出なければいけないんです。たかだか人間されど人間、まぁあのレオナルドの後継なんてそうそういませんし、今回は適当に対処して、フェンリルとワイバーンに任せればいいんです」
そう言うと、メイドは主人の前にティーカップを置いた。
******
前日。壮行会で花道を歩くことになる。
頭めがけていろいろ飛んでくるそうだが、俺が歩いた瞬間中身入りのおでん缶とおしるこ缶が飛んできた。あぶねぇなおい。
レギオが歓声に苦笑いして楽しそうだったので、ちょっとムカついて後ろからそっと押したらラッキースケベを起こしていた。数人の女性から詰め寄られ、オロオロしている。数人の女性がいい笑顔でサムズアップ。
「ははは、レギオの奴いい気味だぜ!」
「全くです。顔が良いからと言ってリア充爆発しろ」
ロバート先輩、スー先輩……世の中って世知辛いね!
『なあおい、お前はバーサーカーもやるんだゼ?気合入れとけヨ』
「死にゃあしねぇっての。あ、レギオが……キスされてる」
そりゃあもうしっかりと。二年の美貌を誇る少女、シーファが彼に俗に言うディープキスで、レギオを押し倒しかけていた。
「「「「「「はああああああ!?」」」」」」
全員が絶叫を残し、ある者はレギオに嫉妬しある者は美少女を睨みつける中ーー俺はと言えば、
「そういえばあいつ、いつの間にシーファ先輩とフラグ建ててたんだ?」
「知るか。……というかレギオ回収しなくていいのか?」
「え、アズサ欲しいの?あれ」
「いや、確認してみたまでだ気にするな」
俺たちはギャラリーそっちのけでアホな会話を繰り広げていた。
ギ「お前大丈夫なのか?主に頭。悪すぎるそうじゃないか」
作「うん。大丈夫だと思う」
ギ「本当に、壊すなよ?主に頭」
作「主に頭…大丈夫だし壊れないからね。これ以上そのネタ引っ張ったら、怒るからね!プンプン!」
ギ「キモいんで殴っても?主に頭」
作「だかrぶげらっぱ!?」
ギ「わーすべったー主に頭。あ、息絶えたかな」
次回は多分大会前哨戦します。




