表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/35

海水浴と隠し事

水着回?

アズサがメインに決まってるだろおおお!


「今日はリバ先生とリリーとカトリーナがサボったので、海に行きましょう。というかコズモの水着が見たい!」

とのたまった変態会長がいたので、練習は中止に。というかアバウトすぎる理由だなおい。

「スー先輩は?」

「あの人は新しい武器が手に入ったからって、一人で練習してたよ」

うおう。

「ギン、ここは暑いだろう。パラソル組み立てたから影に…」

「…何でパーカー着用なんだろうな…」

首を傾げるアズサに胡乱な視線を向けると、「ゾンビみたいだぞ」と言われる。

「ギンだって着てるじゃないか」

「これは古傷と異様にムキムキマッチョを隠すためなんだけど…まあいいか。へっへへ、俺は遠泳してくるからちょっと待ってて」


海の水は塩辛い。ゴーグルをして、胸まで浸かると一気に潜る。ひやりとした感触が体を包み込む。

ゴーグル越しに青い世界が広がり、小さな魚が横切る。両足をゆらゆらさせて推進力を得ながら進んでいくと、一匹の魔物の気配がした。

シビレダイ、せいぜいDクラスの魔物だ。だがこいつの厄介なのは、電気攻撃をしてくること。

そして対処するには、

「…」

二構築魔法、『武器生成(ウェポンメイカー)』。手にした槍をぶっ刺して殺す。

一撃で死に、俺は一息つこうと水面へ出て頭を振りーー驚愕した。

その瞬間アズサが溺れるのが見えた。


「アズ!返事して」

来たのは十数分かけたはずなのに、その戻るスピードは数分だった。

陸に引き上げると、意識レベルの確認、呼吸の有無を確認する。

「どうしたんだ!」

「息がない、気道確保」

顎を上げ、魔力を流して状況を確認。心臓マッサージはしといた方が良さそうだ。

右手に左手をかぶせて握りこみ、体重をかけて押す。鼻をつまみ、息を吹き込む。

そしてそれを繰り返す。三回目にして果たしてーー。


「ごふっ…!?」

「アズ、とりあえずいくよ。戻ろうか」

「え、っと…」

こんな大勢の前で問い詰めるわけにもいかない。

「溺れたのわかるよね。はい、よっこらせ」

首の後ろと膝の裏に手を差し込み、軽々とお姫様抱っこする。

「何を、はなせっ…!」

「はい暴れなーい。君の意見は無視無視」


「よいせ。リバ先生、アズが呼吸停止してたんで、蘇生しときました~」

「んなもん軽々と一介の高校生がしてんなよ。人工呼吸もしたんだろ?」

アズサの顔が赤くなる。

「し、したのか!?」

「したね」

「何故…俺は男だぞ!」

俺は滅茶苦茶笑顔になってアズサに通達する。

「アズ、俺って今までアズはかわいいなって思ってたんだよね。肌白いし綺麗な髪だし目も綺麗だし、すっごい自慢の友達だよ」

「急に何を、」


「アズサ・ヤヨイは女なんだろ?」


どこかおかしいと思ったんだ。

着替えのときもそわそわして隅へ行き、お風呂も大浴場には行かない。トイレだっていつも個室にこもる。

「それは…困ったことだな、アズ坊。お前さんの秘密は魔眼で見てた。隠してたんだろうが…」

「……色々と事情が違うんだ……お前と知り合った後に男でいる理由は消えた、だが女に戻ることなんて今更出来なかったんだよ!」

悲痛な叫び。

痛い、痛い、

「アズ、俺は性別はどうでもいいんだけど?」

「………は?」

「うーん…アイルとクーリ見てたらもうどっちでもいいっていう気がね、」

「比較対象がおかしい!?」

「いやアズはこれでいいと思うけどね。もう第三の人種的な感じで行っちゃえばいいと思うけど?」

「人種すら否定!?」

「まあ要するにアズは変わりなくアズサ・ヤヨイだから気にしないでいいよ。俺の態度は風呂トイレとか以外は変わらないしね」

そう、別段気にすることじゃない。男装なんて変人アークじゃ歯牙にもかけられん。そう、オカマやら変態紳士(ロリコン)やら歩く自主規制に比べたら何でもない。

「だから別に気にしないでいいんじゃない?」

俺の言葉にアズサがぽろりと涙を零した。それをぐいぐい拭うと、俺は苦笑した。そのまま部屋まで連れて行き、海水まみれの体をどうにかしないと、と上にきていた服を脱いだ。

「すごい身体だな。お風呂、先に使ってもいいか?」

「ん、どーぞどーぞ」


俺は考える。

あの禁止海域に魔物がいたことを。

襲撃しようとしていた者たちの正体を。

レギオはまずやらない。やるわけがない。そして選抜メンバーだが、いずれにおいても俺たちを潰せば参加できる者はおらず、自身の将来は大事に使いたいと思うだろう。同じ理由で、俺たちより上の学年は却下。となれば、

「他校か一年、かねえ」

やれやれ、とため息をつく。留守番をしていたレムが超絶羨ましかった。

水着回?となりまして、アズサの性別が判明(笑)

ギ「作者お前さんアズサの主人公っぷり半端なすぎる…」

作「実はレギオが裏ではウッハウハな水着回をやっている裏設定までが存在するのだ…どどーん!」

ギ「解せぬ」

次回はいきなりすっ飛んで壮行会からの大会編だよ!もはや秋だよ!

時が流れるのって早いね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ