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テストとバトル

テスト受けてバトルします。


***

文体を変更しました。

「あれ?何か教室静かだね」


「まぁ、テスト期間が近づいて来ているからな。赤点で活動停止になるから、皆必死なんだ」


アズサの言葉に首をひねりつつ、俺は口を開いた。


「ここの生徒って一年は部活動に参加できないんだよね?」

「ああ。大抵一年は暴発の危険があるから、参加させてくれないんだ。魔法を使用するものばかりだしな」


決闘部、冒険者部なんてのもあったが、そういうことか。


「レギオは生徒会のメンバーになったけど、未だノータッチ。それで結構お前の停学期間中騒ぎになっていたんだ」


そんなお祭り騒ぎだったのか。


「そう言えばだが、海だけど、予算オーバーになりそうだ。せっかく行くなら日の出を見たいと思ったんだが…どうもな」


「俺が出したら意味…ないからなぁ。割りのいいバイトでも探して二週間だけ雇ってもらうかにゃー」

「割りのいい…といえば割りのいいモノはあったんだが…。執事喫茶とか…」


「午前10時から午後三時で日給指名料全額プラス基本給。うん、いいっちゃいいんじゃない?」


渡された紙を見てニコッと笑うと、アズサがうぅと唸る。

「はずっ、恥ずかしい…」


「そっか。仕方がないなぁ、学校行ってると思って行けば何とかなるなる。バイトは自由だしね」

「が!頑張る…」


「よし、じゃあ赤点回避だ!」

俺たちは勉強を始めた。(俺はしてない)



「ギン、悪いけど魔法生物学問題集の問い一の⑶解説してくれ」

「ああこれね。グリフォンの生態は大体知られてるんだけど、その中でフィーチェ説が有力としか言えない予想がある。その予想を立てた根拠を求めるのがこれは必要なんだよね。そいで……」



「…なるほど!そうか、だからか。卵から出ることができなくなればそれは非常に困ることだ。だとすれば…ふむ」


と、レギオが寄って来て、「この問題がわからないんだ」と言った。それを皮切りに、人が押し寄せるのなんの、恨むぞレギオ。


「…って訳だ…あーつっかれた。もう聞きたいとこない?」

「三日で質問対応とかパネェ…」


一人が驚くが大したことじゃない。新人教育のときは、中等教育さえ受けていない人すらいるのだ。これくらいで動じていてはなにも出来ない。


「ギン、何と言うか…怒涛、破竹の勢いだな」

アズサがぽつっと呟いた。




中間テスト 結果発表

1 ギン・アシュレイ

2 レギオ・ブラッドレイ

3 アズサ・ヤヨイ


「割に合わない…」

「うん。まぁ簡単だったかな」

「やるな。頭本当に良かったんだ」


レギオの失礼な言葉にちょっと憤慨はすれど、どうでもいい。問題はアズサだ。


「アズ、なにがダメだったと思う?」

「薬学の基本知識をおろそかにしたことだ。あとは魔物生態学を復習している余裕がなかったこと…かな」


「よし、なら反省を活かしましょう。薬学も魔物生態学も、冒険者必須技術だからねー」

「ならテストで間違えたことを記憶する」

「よーしさっそくいってみよー」


テストを終えて1位と3位の人間が交わす会話には到底思えないほど勉強意欲溢れる会話だったようだ。



「失礼しまーす!生徒会副会長、コズモです!」

「コズモさんだ」「コズモ様!」「prprhshs」


何か一つ方向性を間違えてる気がする。

とにもかくにも、このロリ少女、俺の目の前に立っているんだが。


「えっと、ギン・アシュレイくん。生徒会に入らない?」


「生徒会には要らないだってさ。これで夏休み遊べるねアズ」

「言葉遊びの問題じゃないよ!?」


「え?そうだなあ、ビキニもいいけどワンピースタイプも捨てがたいよね」


「遊ぶ気まんまんじゃん!話くらい聞いて!?」


「今は俺とアズの方の話してるの。ちょっとくらい待てないの?お子様」


むうっとしてコズモは金髪をクルクルする。


「ところで次の日曜日なんだけど、」

「まだなんですか?」

「フッ…俺のターン!」

「ファッ!?」


「和菓子本舗花の城で限定販売されるあんこせんべいとスペシャルDXどら焼き、箱買いしよう!」

「限定販売から完売すればメニューにしてもいいと言っていたしな!」


「ってかなんですかその突っ込みどころ満載の名前!?」


「スーパーミラクルハイパー超絶エリクサー饅頭も」

「長い!?その上微妙な名前!?」


「さてコズモ先輩であそぶのもこれくらいにして」

「遊んでたんですか!?」

「一体何の用?」


俺の滑らかな会話シフト術についてはこられなかったようで、コズモは目を白黒させるが、自分の本来の役目を思い出したようできちんと座り直す。


「あのですね。お二人をレギオさんが生徒会メンバーに推す動きがありまして。生徒会メンバーになれば相応の部屋も用意しますし、お茶やお菓子の時間もあります。役員生徒は校内の学食でお昼を買うとき1割引になったり、お得なこと満載なんです。やりませんか?」


「確かに旨味のある話ではあるな」「俺もそう思う」


「そうでしょう!」

ここで俺とアズサは声を合わせて言う。

「「だが断る」」


「え!?そんなぁ何でですか!!」

「俺はアークでも働いている就労学生、そしてアズは「ランクアップに精一杯だ」


「つまるところ大人しく帰ってくれって話」

「いやいやいやいや!生徒会長に怒られる!」


駄々をこねるコズモを一言で爆撃ーー「子供だな」。


「うぅ、くぅぅ…諦めません!諦めませんよぉ!?」

「あ、生徒会長さんに伝えといて。給料がアークより上なら一時間だけ使われてあげてもいいよって」

「給料なんか出ません!」




その後、コズモファンクラブという方々に密集して囲まれて、みっちりと悪態と罵詈雑言の嵐を受け、アークに帰還。


「もうやだ」


「まあまあそう言わず。頑張ってください」

アリサはそう言ってくれるが、あんなに理不尽な言葉の暴力はひどいと思う。コズモさんはあんなのにつきまとわれているが…。


「今日はモンスターペアレントでも出たんですか?」

「いいや?ロリコンの集団がな」

「…ロリに手を伸ばしたと」


「誤解だ。生徒会に来ないかって勧誘だ。で、アークよりいい給料払ってくれるなら一時間だけ労働してやるって答えた。あのちびっこなかなかツッコミの才能はありそうだったしな、頭でっかちって訳じゃあなさそうだ」


「何らかの措置を?」

「いいや?断るだけさ。生徒会なんぞに縛られることで、失う仲間は見たくないしな」


と、慌ただしいノックの音が聞こえた。


「ギン班長!只今西地区レイヴンにて、魔物の大群が押し寄せたとの報告です!」


ギルドで配られる警告装置が同時にいくつも潰れたという。


「わかった。レイヴンの砦から約三キロ地点は?」

「現速度から考えまして、…二キロ地点の方が安全かと」


「そうか。では」

俺は転移魔法を構築し、アリサを掴む。


「え!?い、良いんですか!?」

「グラムの使用も許可。殲滅を命じる」

「はい!」


俺たちは襲い来る魔物の眼前へ転移していた。

「目標までの距離は約500、敵数2300…全員俺の後ろまで退避!!」


蜘蛛の子を散らすように全員が粘着質の液体を生成する魔法を用いて敵を足止めしつつ後退する。

数人の仲間をアリサがその中から魔法を使用して上へ飛ばすと、味方の陣へとポイする。その間約数十秒、全員の撤退を俺が確認する。生存者はなし、残るのは死体。

俺の陣は描き終わる。


「出でよ、『倶利伽羅竜王(くりからりゅうおう)』…魔を滅せよ!!」


業火に焼かれながら、その刀は出現する。魔物を蹴散らし、切れ味の落ちることのない刀。


「『灰燼滅却(かいじんめっきゃく)滅魔炎(めつまえん)』!!」


薙ぎ払われた魔物は消滅しながら燃え、その炎は延焼しながら別の魔物を焼き尽くす。わずかな獲物をも逃すまいと赤い舌が舐める様に伸びる。


地平を多い尽くしていた魔物の群れは、焼却した。

「こりゃ魔石は拾えても、肉は無理だな。人間の死体は焼かれてねぇはずだ、この後のデカブツ一匹倒してくる。戦後処理頼む」


「あ!班長!?」

俺は倶利伽羅竜王を還す。一撃だけにとどめなければ竜王は機嫌を損ねる。俺は走り出した。


そして、焦げた魔物の群れの中、のっそりとそれは姿を現した。


「ダークドラゴン…こりゃ後ろの連中に当てたら死ぬぜ。悪いがアズ、お前の期待に添えねぇが仕事なんでな!」


黒いドラゴン。あらゆる魔力属性に高い耐久力を持ち、物理攻撃も生半なものは通らない。


「はぁ…一匹で良かったぜ、にしても他の属性持ちのドラゴン数体のがまだ倒しやすいんだがな。仕方ねぇな、手加減する方法を探るためにも使うか」


俺は左手を握り、腰の後ろに回す。腰を低く落として、右手を肩の辺りまで上げ、手のひらをドラゴンに向ける。


「一撃で死んでくれちゃ困るんだよ…!」

右腕に集中した魔力をもって拳を加速、衝撃波を生み出す。


「死ぬんじゃねぇぞ?」

万掌(ばんしょう)、『(あけぼの)』。


空気の波動がドラゴンを襲い、次いで吹っ飛ぶ。

それを忌々しげに睨みつつ、咆哮する。魔法効果、ハウリング。出血停止、魔力増大の効果がある。


「よぅし、死んでねぇな?どうやら手加減が上手く行ったみてぇだな。次はどうだ!!」

魔物はスタッフが美味しくいただきました。

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