夏、花火、一瞬の瞬き。
どーんと咲いた。
音は届かなかった。
聞こえなかった。
遠かったからかな。
風が吹いてなかったんだ。
汗ばむ季節に、屋上に登って。
そこから僕は見たんだ。
大きな光を。
一輪の華を。
一瞬の瞬きを。
小さな光を君にも見せてみたんだ。
見えたかな。
うまく、届いたかな。
一瞬の瞬きだった。
そんな時間だった。
あっという間で、一瞬の時間。
他愛ない事を話しながら。
何気ない事を話しながら。
一瞬の瞬きと大きな光を見ながら。
話せたんだ。
夏、八月。
あとひと月だね。
なんて思いながらまた来年だねって
君と笑いあって。
僕は少し変われたんだ。
ちっぽけな、だけど大きな。
一瞬で、消える光の中に見つけたんだよ。
生きたいって思い。
これからも、こんな風に。
過ごせたらな、なんて思いと一緒に。
これがきっと今の僕の素直な思いと
僕の未来への光。
思い、見つけたよ。
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