8/36
査定の裏側で、私の想いを重ねて。ただ、彼を守りたいだけ
別作品のスピンオフ
彼は魔王討伐を終わらせ、私のもとに戻ってきた。
「お疲れ、あのさアンケート書いといてくれる」
私は彼にアンケート用紙を手渡してきた。
「査定にかかわるから、ちゃんと書いといてよ」
彼が転生してからの査定のアンケート。今後にかかわる大事なもの
「できたかしら、どれどれ」
彼の書いた内容を見た。私は素敵だと思う。でも、本部の評価基準と違っていた。
「な、何よこれ。評価が下がるじゃないの」
このままだと彼の評価が下がる。何とかしないと・・・
「このままだとあんたと私と監査員の3人で話し合うようになるけど良いの?」
監査員との面談だけは避けないと・・・
「やり直しね。私の言う通りに書きなさい」
あなたの事は私が守ってあげるから・・・
ブラック女神と転生リーマン ~世界を救うもまた怒られる~ 第10話とリンクしています