この剣の秘密。女神の愛情は不器用です。照れ隠しは全力投球!
別作品のスピンオフ
私は彼を守ると決意した。無事に私のもとに帰って来れるように。私のエナジーを彼に送り続けることにした。
私は微笑みながら彼に話しかけた。
「いい知らせよ!」
彼は警戒しながら、私に伺ってきた
「誰にとって、いい知らせなのでしょうか?」
なんでよ・・もう、あなたの事を思っているの、警戒しないでお願いだから・・
「なによ。警戒してるわけ、ひどくない!いい知らせって言ってるでしょ!」
彼は手を広げながらアピールしようとしている。
「警戒なんてしていません。内容を聞いても宜しいでしょうか?」
何て言えばいいのかしら・・私のエナジー入りの剣よ・・だめドン引きされる・・
「これ使いなさいよ」
と言いながら私は視線を合わせられない。ただ、彼に剣を手渡すことしかできなかった。
「すごい」彼は剣を凝視して感心していた。
その剣を使って、私のエナジーをあなたに送り続けるから・・
「頑張ってるしボーナスよ、これからも働いてもらうんだから」
強がってみたけど、彼が私を見つめている、恥ずかしくて死にそうだった。
ブラック女神と転生リーマン ~世界を救うもまた怒られる~ 第6話とリンクしています