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MEGEofLUVORATORY  作者: はーるんぱ
京都防衛戦

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第4章第17話〜進む者、留まる者〜

第4章最終回です

「文乃様、坂田です、失礼しても宜しいでしょうか?」

「大丈夫ですよ〜入ってくださいな〜」

 ドアの向こうから落ち着いた、何とも呑気な声が返ってきたため俺は部屋の襖を開けて室内へ入る。

「この度はご両親についてはご冥福をお祈りします。そして守りきれず申し訳ございませんでした。」

 俺は室内に入り文乃様の目の前まで行くと土下座をした、あの時俺が一刻でも早く戻っていれば、一刻でも早くあの魔人を撤退させるか首を落としていれば、充や奥方様は助かっていたのかもしれない。その意を込めた上での土下座だ。

「充様、面を上げてくださいな〜?」

 文乃様の言葉を聞き俺は顔を上げる、文乃様の目はゆっくりと目を閉じ思い出すかのように語りだす。

「父上は恐らくですが分かっていたんだと思います、バイケルが自分のいる本陣に直接赴き討ち取られる事を、父上は未来視の能力者でしたから…」

 語る表情は普段のようなおっとりで緩やかな印象の少女ではなく、悲しげに憂うような表情で寂しさな印象を与える。

「ところで充様、御用件は?」

「…文乃様に当主代理をお願いしたく参った次第です…。」

 文乃様は目を少しばかり伏せ、答える。

「…私が当主代理をやるよりはお姉様を正式に当主に迎えれば良い話なのではないのですか?」

 真っ当な返答だ、当然文乃様はそう答えるのは分かっていた。

「確かに長女であられる美香様が正式に当主となられるのが普通なのは私も分かっております、ですが美香様は現在部屋に閉じこもっており対話を成せるであろう我が弟子勝斗も自室にて閉じこもっております故話が進まないのです…」

「姉様…」

 文乃様は不安気な表情をし、顔を僅かに下に下げる。

「…わかりました、ですが姉様が立ち上がった時は私は大人しく引き下がるので覚えておいてくださいな」

「それは元より承知の上です、ですがご決断ありがとうございます。」

 その後俺は文乃様に光一と奥方様そして清岡颯太の葬式をすることを話し合い、日程や葬式場を何処にするかなどを決め部屋を後にした。

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ー京都・中京区の葬式場・視点渡辺勝斗ー

 あの戦いと惨劇から早くも2週間が経った。俺はあの報告を受けた後1人自室に籠り、情けないことを言うようだが泣いていた。それから2日後だったかな?颯太とヒナが部屋に入ってきて美香が現在部屋に籠っておるため文乃様が当主代理をする事になったのを聞いた。 そんなことがあり今日が大将と奥方様そして清岡の葬式だ。先ずは大将と奥方様からであった、棺桶に入れられている大将と奥方様は綺麗に化粧をされており、大将に関しては銃槍すらも綺麗に縫合などされており本当に戦ったのかすら疑問を持ってしまうほどであった。

「お父様、お母様…こんなマイペースで気儘な私を残して逝かれるのはとても寂しいです…お姉様も今も部屋で泣いておられます…」

 文乃様が最初に棺桶に近寄り、もう2度と開かれることはない2人の目を見つめて話しかける。涙こそ流してはいないが声に震えが感じ取れた。

「なぁ光一、お前とは随分と長い付き合いになったよなぁ…偶々同じ年で同じ月日に入隊試験して2人で合格して、2人で任務や現地討伐やらしてったらいつの間にかレジェンドハンターになったよな」

 師匠が大将の棺桶に近づき思い出話を語る、とても軽くまるですぐそこに座っている大将に話しかけているかのような風に話している。

「俺もすぐにそっちに行く、だから待ってろよ」

 最後に一言、力強く真剣な表情で大将に言葉をかけて師匠は離れていった。

「大将…仇は必ずこの俺が取りますから…ゆっくりお休みくださいませ…」

 俺は大将に最後の言葉をかけて離れる、皆んな一言一言大将や奥方様に話しかけて離れると、2人の棺桶が火葬するために火葬室へ入れられていった。

「清岡、お前はよく頑張ってくれた…それに最期も俺やヒナ、樋口を守りやがって…」

 清岡が入られている棺桶に林くんが近寄り涙を流しながら語りかける。

「清岡…俺は他の皆んなと違って短い間しか一緒に入れなかったが、3人を守ってくれてありがとう…お前の分まで戦ってやる。」

 俺は清岡に近付き言葉を投げかける、爆発しボロボロになった肌は縫合やら化粧で綺麗にしてくれた方には感謝しかない。

 そうして俺たちの部隊全員の別れの言葉が終わると清岡を見送った。

 外に出ると俺を含めた皆んな堪えていたであろう涙を流し始めた、驚いたのはあの師匠ですら声を上げはしなかったが涙を流していたのだ、それほど今回の件は重かったのだ。

「…ん…?」

 一足早く涙が引っ込んだ俺は一瞬、ほんの一瞬だが何か見つめられているような視線を感じ取ったのだが…

「…気のせいか…?」

 だがこの視線は気のせいではなかったのだと俺は…否、俺達は数ヶ月後知る事になる。

ー???ー

「向こうのお上さん死んで向こうはかなり意気消沈している感じだったよ」

「お、そうか…まぁそんなことは俺達には関係無いけどな」

「そうだね、それでそろそろ私達も動き出そうよ」

「そうだね、だけどひとまず向こうの最高戦力を調べようか」

「となると…渡辺勝斗を狙うってことね」

「そうだ、そいつの戦闘力によっては同時に叩く」

 とある某所にて2人の少年少女が密談をしているがこの事を耳にした者はいなかった。


 遅くなってしまい誠に申し訳ございません!!!

内容が内容でどうしようかと試行錯誤してみたりしてたので遅くなりました、ごめんなさい。次は完結したので戦力表をと思っているのですが、書ける人物がいないので豆設定やらを書こうかなって思ってます!!

それでは皆様ここまでのご愛読ありがとうございました

第5章をお楽しみにしててください!!

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